大会1日目 開幕
[開幕]
広島市では昨年から、夏の高校野球県大会で早期に敗退した高校から6校を選んでリーグ戦を行う新たな試みを始めた。
平和公園近くにある広島県立安芸工業高校は、今年の6校に選ばれた学校のひとつだ。3年生の犬鷲銀次は、少し複雑な想いでこの大会を迎えようとしていた。同校野球部は昨年この大会で優勝している。ディフェンディングチャンピオンといえば聞こえは良いが、所詮は敗者の集まりだ。
そう考えると、銀次はこの大会に参加する意味を見出せなくなっていた。こんなことで勝てるだろうか、と一抹の不安を残し、今日の第1打席に立った。
[試合結果]
・安芸工業高校 対 本馬高校
本馬/000 021 010/4
安芸/121 001 10x/6
効率的に得点した安芸工業の勝利。
・西日本大附属高校 対 基督ガウディ高校
基督/110 012 502/12
附属/001 113 112/10
西日本大附属は7回の継投が裏目に出た。
・似島学園高校 対 平成広島高校
平成/010 100 341/10
似島/000 217 01x/11
地の利を生かして逃げ切った似島学園が勝利した。
[順位表]
1/安芸/1/1-0-0/1.000/-
1/似島/1/1-0-0/1.000/-
1/基督/1/1-0-0/1.000/-
4/本馬/1/0-0-1/.000/1.0
4/平成/1/0-0-1/.000/1.0
4/附属/1/0-0-1/.000/1.0
[次回予告]
大会2日目
・安芸工業高校 対 本馬高校
・西日本大附属高校 対 基督ガウディ高校
・似島学園高校 対 平成広島高校
特集:Sの病/野球で病気は治せない