美味しいお肉
この小説には欠損、食人等の残酷な描写があります。耐性のない方は閲覧をお控えください。特に何も考えず書いてしまったので話の内容に意味はありません。
あるところに、仲のいい二人の女の子がいました。
二人はお互いのことが大好きで、相手のためならば何でもしたいと思っていました。
ある日、髪が短い方の子がこう言いました。
「あなたを食べたら、きっと美味しいわ」
もう一人の髪の長い子は言います。
「いいえ、私は性格がひねくれているもの。きっと美味しくないわ」
「あら、それを言うなら私だってそうよ。そうだわ! 私たちのお肉を混ぜ合わせればいいのよ! そうすればきっと美味しくなるわ!」
「名案ね!」
二人はさっそく、町へ肉挽き機を買いに行きました。
「そういえば、いったいどこのお肉を挽き肉にするの?」
帰り道、髪の長い子が尋ねました。
「考えてなかったわ」
二人はうーんと唸ります。
髪の長い子はひらめきました。
「そうだ! 私は足が遅いから、足を切り落とすわ」
「じゃあ私は力がないから腕を切り落とすわ!」
家についた二人はさっそく、お互いの肉を切り落としました。
作業はとても大変でした。相手が痛まないように鉈を勢いよく振り下ろしますが、なかなかうまくいきませんでした。たくさん時間をかけて、ようやく終わりました。
傷口を焼くと血が止まりました。
「これで大丈夫ね」
町で買ってきた肉挽き機を使って、二人のお肉を混ぜ合わせました。
そのお肉を使って二人はハンバーグを作りました。
それは、とてもとても美味しいごちそうでした。
量が多くて食べきれなかったので、残りは冷凍することにしました。
二人が朝目を覚ますと、信じられないものを目にしました。
切り落としたはずの手足が、新たに生えてきたのです。生まれたての赤子のように小さな手足です。
二人はこれを見て困惑しました。
「こんなに小さな手足じゃあ、何の役にも立たないわ」
二人はまた、切り落としました。髪の短い子は腕がなかったため、手足は髪の長い子が切り落としました。文字通り手になったのです。
しっかり血抜きをして冷凍しました。傷口も抜かりなく焼きました。
「ねえ、朝から働いたからお腹が空いちゃったわ。何か町へ買いに行かない?」
「いいわね、そうしましょう」
髪の長い子は足がなかったため、髪の短い子が運びました。文字通り足になったのです。
それからというもの、二人はどこへ行くにも、何をするにも一緒でした。
相変わらずあの小さな手足は生えてきましたが、そのたびに切り落として冷凍しました。
そのおかげで、大飢饉で大勢が食糧難に見舞われた時も、二人は切り落としてきた手足を食べて、いつまでも幸せに暮らしました。
前回の投稿からなんと2年半以上経ってしまいました。気まぐれにもほどがあるというツッコミが方々から飛んできそうですね。というわけでお久しぶりです。
この小説の元ネタは僕と友人との会話です。そこから僕が勝手に、勢いで書いてしまいました(もちろん了承は得ています)。前書きにも書きましたが何も考えず書いてしまったので話の内容に意味はありません。この少女たちがナチュラルに狂っていることだけは明確ですが。童話のような文体である理由は「そういえばグリム童話の元ネタって結構生々しいものが多いなー。そんな感じで書いてみよう」と思い立ったためです。ここまで狂気を帯びてくるのは予想外でした。なんというカオス。
こういう童話っぽいものもいいですね。気が乗ったらまた書こうと思います。ここまで読んでくださってありがとうございました!