095 職人ゴーレム計画1
本日2話目
プロジェ○ト○みたいな番組作れそうだな。
ちょっと今回は長そうである。
「『雲固め』」
雲が固まり、程よい硬さの地面となる。
以前使用した創造魔法によって創り出した魔法「雲固め」。この魔法は雲を程よい感じに固めたのを創り出すことができるのである。
「・・・重量による制限はありそうだけど、これでいいかもしれない」
空の上に現在俺はいるのである。
地上に職人ゴーレムを置きにくいのであれば、空の上に作ってしまえばいい。
そう、まるで天空のし・・・・・あ、異世界だけど言ったらまずいような気がする。
とにもかくにも、まずは空に土台を作ってみることにしたのである。
まあ、これの欠点としては空に大きな雲がひっろがってしまう事だけど・・・・ここで創造魔法がまたいい役目を果たす。
光をちょいちょいいい感じに屈折させて、下からは何もない青空が広がるように見せかける「光学迷彩・改」を作製し、この雲の全体に施したのだ!!
案外、これがうまくいってしたからだと本当に何もないように見えるからな・・・・・アリス姫にも、ついでになんか遊びに来ていたラン王女にも確認してもらい、ついでなので・・
「・・・これが雲の上ですか!?」
「すごい!!雪上みたいだ!!」
二人とも驚いてました。
しかし、雪上ときたか。雪合戦ならぬ雲合戦やって見たくなるじゃん。
「ここに、職人ゴーレムを配置していけばいいかなと思うんだけど・・・・・どこにも邪魔にはならないかな?」
「ならないですよ!!というか、これもう雲の上に国ができてしまいますって!!」
「天空の国になるよ!!」
そこは国ではなく、城と言ってほしかったかも。バ○スとかちょっと叫んでみたいじゃん。
とにもかくにも、土地(?)ができたので、ここに目的ごとの職人ゴーレムたちを配置してみるか。
まてよ?カートリッジ方式にしなくても、ここならわけてまとまりを作ってみたほうがいかもしれない。
案外同じまとまりは同じまとまりで区別していたほうが発展するかもしれないしな。
と言うわけで、土地開発ならぬ雲上開発である。
一応大地が土ではなく雲なのでふわふわしたところをしっかりと固めていく。
ずぼっと足元が抜けて落下するのは避けたいからな。・・・案外、某大佐が見つけたロボットとかもそれが原因で落ちて来たんじゃないか?
「『セブンズブレス(土)』!!」
お次は農家系統のスキルを持った職人ゴーレムのための畑づくり。
でも、このブレスって「石化」させるような物みたいなんだよね・・・まあ、土の始まりを考えれば石になるのは正しいんだろうけど。これ人に向けて撃ったらダメな奴だ。ゴルゴンとかメデューサとかバジリスク、コカトリスみたいな感じがするけど、これ本気で復活蘇生不可能なやつと鑑定に出たから怖すぎる。
・・・他のモンスターたちのはどうやら可能らしいけどね。これって上位互換なのか、下位互換なのかよくわからんな。
自身には影響がなく、周囲のみに莫大な影響を与える・・・・これ、ブレスの中でも最強じゃなくて最凶なやつだな。
風化させて削ってけば自然と土として還っていくからね。一応地上に影響が出ないように調整しつつ、雲の表面だけを石化させていく。
あとはここを削ったり、環境循環に身を任せることによって、雲の上だけど豊かな大地を作れるのである。まあ、ここは少々ずるをしまして速攻で作成したけど。
ついでに、ドランにも転移魔法で来てもらって手伝ってもらってます。
大仕事なので張り切っているけど、あの様子なら物凄いことになるでしょう。
「ぐぉぉぅ♪」
「って、流石にそのサイズの巨木を育てるのはだめじゃん!!やりすぎだし雲から突き抜けて一気に下に落ちるって!!」
張り切りすぎでしょ!!流石にシャレにならんサイズの巨木を育てるな!!
危うく、地上に巨大すぎる大木が突き抜けて落ちるところでした・・・・・雲を移動させて、人的被害が出ないところに行くか。
・・・神龍帝の影響をばっちり受けてるドランであった。
前途多難だなぁ・・・・