081 勢いの後は何かと来る
今回は恐ろしく短い
080と合わせたほうが良いかな。
「できたー!!」
アルはそう叫んだあと、改めてその完成作品を見た。
迷宮での閃きから構想し設計を練るのに2時間。
材料の調達のために抜けた鱗を砕き合金を作製しつつ、他の材料を入手するのに3時間。
全てを組み合わせて、しっくり来た後に細部まで細かく仕上げるのに25時間。
計30時間もかけてようやく目的の物を作り上げたのである!!
これを利用すれば、万が一があってもアリス姫を安全な状態にでき、また亜空間収納では収納できない生きた生物を捕獲して連れてくることが可能になるのである!!
・・・あ、盗賊とかも捕らえたときに利用できるか。うん、その用途もあるな。
とはいっても、完成したのは良いのだが、肝心のアリス姫が来た時に見せたほうが良いであろう。
城に押しかけて見せるっていうのはなんか違うし。
なので、その完成した作品は亜空間収納にしまった。
今度アリス姫が来たら披露しようか。はっきり言って画期的なものでもあるからね。
それを収納後、ふと疲れを感じた。
まあ、30時間も作業をしていたらそうなるか。でも勢いに乗ってやりたかったんだよね。
ん?でも・・・
「体力的なというよりも、精神的な疲れだなこれ・・・」
集中力が切れている感じだな。
この神龍帝の身体っていろいろチート性能だけど、中身は人間の心だしな・・・それも男子高校生。
精神的にはまだまだ俺は未熟って言う事だろう。やっぱり中途半端な部分があるよなぁ・・・
とりあえず、ちょっと寝るか・・・・たまには人化解除して寝ようかな。
人化をしてベッドにもぐるのもいいけど、現在時刻は朝だし、神龍帝の姿で日光を浴びながら寝たほうが良いかもね。
とはいえ、ここはさっきまで作業をしていたから散らかっているし、どこか別の場所にでも寝てみようかな。
クリスマス特別編?
この物語だと書きやすそうで書きにくい。
他の作品は賭けるんだけどなぁ・・・あっちはこの作品よりも以前から書いている分、結構人の状態が分かるんだけど、この作品はつかみ切っていないからです。




