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080 そうか。その手が・・・

アルだって考えますよ

 龍籠のようなものを作ろうとしていたアルだが、いまいちしっくりと納得がいくものができないため、今日も気分転換という名のうさ晴らしのために迷宮(ダンジョン)に訪れていた。


 以前も来たことのあるベースタックの迷宮(ダンジョン)だけど、現在42階層である。



 40階層のボスモンスター?でっかい巨人だった。というか40階層だけ天井が以上に高かったけど、納得はできたかな。


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「サイクロプス・コング」

サイクロプスの亜種であるこの迷宮(ダンジョン)限定のボスモンスター。

巨体を生かし、ドラミングの音で冒険者たちを恐怖させ、一気に攻めかかってくるこのベースタックの現段階最後のボスモンスター。

コングとついているのは、サイクロプスのような見た目だがゴリラのように毛が怖ろしく深く、鋼鉄のような硬度を持っているからである。


倒した際に出る宝箱からは、「サイクロプス・コングの眼球」「サイクロプス・コングの毛皮」などがあり、レアとして「超怪力」の付与が付いた「コングガントレット」がある。


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まあ、倒した後に出てきた中身は眼球だったけどね。


 どう使えと思って鑑定で調べたところ、これは薬の材料になるらしくて目が見えない人でも目が見えるようになる目薬になるんだとか。


 ・・・・結構意外な使い道かな。


 しかしまあ、あんまり割に合わないような気がするボスモンスターである。強かったことは強かったけど、相手が俺で悪すぎたようだ。


 そこそこ魔法が効きにくかったので、「セブンズブレス(炎)」で上半身消し飛ばしたんだよね。やらかしてダンジョンの壁を突き破ったが・・・・どこに飛び出たのかは聞きたくない。


 このことは秘密にしておこう。いずれバレるかもだけど。




 とにもかくにも、40階層より下を出歩くとぶっちゃけボスモンスターよりも強いのが多い気がする。


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「ポイズングレードスライム」

超・猛毒をもち、触るだけでもありとあらゆる金属を腐食する毒を分泌しているスライム。

彼らが通った後は、3時間は進んではいけない。その地面自体が猛毒になってしまっているのだ。


「ゴールデンスコーピオン」

サソリ型のモンスター。全身が黄金で出来ているのだが、その硬度は鋼鉄以上。毒の尻尾かと思いきや、毒はなく、突き刺してくるだけのようである。しかし、頑丈な盾でも貫く鋭さがあり、非常に危険。


「アダマンタイトゴーレム」

名前の通り、アダマンタイトという金属で全身ができているゴーレム型のモンスター。非常に重く、殴るだけでもその重量が凶器である。あまりの重さゆえに、足が半分地面にめり込んでいるのだが、以外と素早い動きをして翻弄してくる。


「ライジングホース」

雷を纏って走る馬のモンスター。突進攻撃だけでも強烈なのに、雷撃もおまけで着いてくる。

常に放電しており、何処にいるのかは結構わかりやすい。


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 そのほかにも結構いたけど・・・・もうここまで来ると正直言って20階層あたりまでの者とは格が違う。


 魔道具(マジックアイテム)などがないとここまで来るのは本当に難しいんだろうな。


 けど、こういう時は自身の強さには感謝である。


 魔法で薙ぎ払い、ブレスで薙ぎ払い・・・もうやりたい放題。


 とれる素材などは一応使えそうなものを回収していく。


「お、また発見」


 前方にまたもやモンスターが現れた。


「『鑑定』」


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「トランス・ゴーレム」

人型の形態と、大きな拳になる形態に分かれているゴーレム型モンスター。人型の時は格闘術、拳型の時は鉄拳のように飛んできての体当たりが主である。

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「へー、そういうやつか」


 というか、大きな拳って・・・どこの黒鉄の城だよ。確かリメイク版のやつでその技やっていたよね?




 みてみると、あっという間に拳型とやらに変形してこちらに向かって飛んできた。


 結構な速度があり、破壊力も・・・・・ん?


「そうか!!変形という手があったか!!」


 人化を解除して、尻尾で叩き潰した後、俺は思いついた。


 わざわざ首からぶら下げて飛ぶという手段にこだわっていたからいけないのである。


 アイディアを閃かせてくれた今は亡き・・・というかさっき潰したゴーレムにお礼を言って、俺は思いついたことに取り掛かるために自宅へ戻るのであった。




何も、首からぶら下げてというものにこだわるからいけなかったのである。

手に持っても、自立で移動できてもいいような感じにすれば・・・・

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