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075 久しぶりにやらかします

サブタイトルがネタバレ感を放ってます

変えたほうが良いかな

「冷えてきたなぁ・・・・・」


 秋も深まり、間もなく冬の訪れを感じさせるような風をアルは感じた。


 アリス姫も城に戻ってきており、あのジューメンダス獣人国から出てすでに2週間は経とうとしている。


 季節を考えるのであれば、間もなく雪も降ってきそうだ。



 こたつは先日すでに用意してあるし、あとは冬の備えとしたら・・・・・雪かき用の道具か?


 屋根の上に積もったやつを落とすのが一苦労しそうだしね。


 人化を解いて、尻尾で一気に落とすことも考えたが下手すると家がつぶれそう。いや、つぶれるな。


 こういう時ってこの身体は不便だよなぁ。チートスペックでも、そのあたりは苦労しろと言っているような気がする。




とにもかくにも、雪がどのくらいかはわからないけど用心に越したことはない。



「雪かき用だとシャベルか?」


 スコップというのが正しいのかシャベルというのが正しいのか・・・・たまに悩む。


 まあ、シャベルでいいか。



 というわけで、さっそく作成。


 今回はちょっといつもの鱗丸ごとというのはやめて、鱗を粉上にして溶かした金属に混ぜ込む合金タイプにしてみました。思いつきです。


 金属を溶かす?迷宮(ダンジョン)でとってきた鉱石を製鉄したのを利用しただけです。


 さすがにこのあたりは「創造魔法」で手を加えて混ぜ込んだのだけど・・・・なんか金属が変質したような気もする。


 とりあえず、形は思い浮かぶとおりのものにして、せっかくスキル「魔法鍛冶師」・・・・あれ?


 改めて鑑定で見てみたら、なんか変わっているんですが。


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「進化の鍛冶師」

自ら持ち主になじむようになる道具を作製できるようになる。

魔法付与が1つから3つまで付与可能になった。

現時点で所持しているのは世界に20人ほどいる。

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 ・・・スキルが成長していたよ。この成長速度もチートだな。というか、20人って意外にいる・・のかな?この世界の人口がどれだけかわからないし、鍛治師もどれだけいるのやら?




 でも、他のスキルには変化がない・・・・あ、そういえば最近このスキルを多用していたからか。


 屋根の修理に、風呂場の改良、その他もろもろ一気に改善したのが原因だな。使いまくって、その結果スキルがそう成長したという感じかもね。



 とりあえず今の仕事にはぴったりかな。創り出したシャベルに魔法を付与できるし、ここは「創造魔法」で創り出したものを付与してしまえ。


 ある意味世界最強のシャベルができるかな。



 



「・・・・やりすぎたかな?」


 ついつい楽しくなってやり過ぎました。


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「真シャベル」

星5クラス・・・超えそうな代物。

神龍帝がつい調子に乗って作ったものであり、シャベルの究極とも、極限ともいえる。

神龍帝が思いつきで自身の鱗を金属に混ぜ、新たな合金『ドラゴメタル』とした物を使用されているため、性能がもはやシャベルかよと「鑑定」のスキルもツッコミを入れてしまった。


追加付与:

「最適化」「軽力」「快適温度」


「最適化」:付与された道具によって効果は異なる。このシャベルの場合、持ち主が扱いやすく疲れにくい重量へと変化する。


「軽力」:込めた力に対し、実行する力が大きくなる。このシャベルだとほんのちょっとの力でどんな頑丈なところでも豆腐のように柔らかく掘れてしまう。やりすぎには注意。


「快適温度」;所持者の周囲の温度を自動調節してくれる。寒いなら暖かく、暑いなら涼しくと、もはやシャベルの域を超えているだろう。


『ドラゴメタル』

神龍帝の鱗が混じった鉄との合金。さびることはなく、その輝きは不滅となる。一応、強度はこの世界で最も硬い金属「オリハルコン」以下。

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 ・・・スキルがツッコミを入れるとは思わなかった。


 この「鑑定」のスキルって、もしかして誰かが表示しているのか?


 考えられるとしたら神とかそう言った存在だろうけど、それにツッコミを入れられるこのシャベルって・・・・・。


 まあ、気にしないでおこう。


 たかが雪かき程度のために作って、どう考えてもやりすぎな代物を作ったが、武器とかにするわけでもないし、深く考えない方が幸せかもしれない。


 とにもかくにも、少し自重をしようと心に決めるのであった。


なんだろう。アル製の道具がどこぞやの青い型ロボットが使う道具を超えた存在になってきた気がする。

そういえば、ラン王女どこ行った?アルのところを目指していそうだが・・・・・・。


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