表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/260

029 こういうのも日帰りって言うのかな?

本日2話目

「改めて見ると本当にでかいな・・・・・」


 自宅に「転移魔法(テレポート)」で戻った後、留守番をしてくれた冒険者たちにお礼を言って報酬を渡して、その後俺は改めて先ほどギガントオクトパスから頂戴した足を見てしみじみ思った。


 いや、本当にでかいなこれ。ビル1軒分は有るよね。


 これで巨大タコ焼きでもと思ったが、肝心のソースがないことに気が付いた。


 紅ショウガ?俺はあんまり好きじゃないからなぁ・・・・。


 一応だし汁などは海藻などを買っているので取れることは採れるんだけど・・・・ソースってどうやって作るんだっけ?


 仕方がないのでソースの作り方、もしくは販売していないか判明するまでたこ足はしばらく亜空間収納にお蔵入りとなった。新鮮なまま保存できるけど、できるだけ早く食べたくはなる。




 とりあえず気を取り直して、今度は畑の方に取り掛かる。


 南国で得た果物や野菜をここで育てるつもりだが、気候や温度が違うので工夫が必要だ。


 ビニールハウスのようなものを作ればいいのだが、骨組みなどは木を代用できるが、肝心のビニールがない。


 だが、なければ作ればいい話だ。「創造魔法」はこういう時に便利。



 高熱でガラス化する現象は見ているので、砂などで代用してまずはガラスを作製する。


 次に、そのガラスを思いっきり薄くして、何層にも重ねては薄くして・・・・


「こんなものかな?」


 ビニール製じゃなくてガラス製だが、そこそこ代用品になりそうな透明な膜ができた。


 念のために「炎壁(ファイヤーウォール)」という魔法も作成し、それを恐ろしく弱めて薄くして重ねているので保温効果はばっちりだ。なんか魔法の使い方を間違っているような気がするけど。


 そのせいか、少し薄い赤が混じっているが・・・・・まぁ大丈夫かな?




 そんなこんなで、畑の一角にビニール・・・もとい温室を建設。


 そしてその中に南国産の果物や野菜の種を植えて、成長促進させる魔法をかけておく。


 しかし・・・結構暖かいけどこれ冬場には最適じゃないかな?冬になったら同様のもので自宅を覆えば寒さ対策は完璧であろう。





 翌日。


「・・・・あれ?」


 温室が崩壊していた・・・・というか、中にあった植物がものすごく急成長して突き破りまくって、果物なんかもなってはいたが恐ろしく巨大化している。


 原因・・・・成長促進が効き過ぎたのと、温室内の条件が怖ろしく快適だったせいだろう。


 味はまずくなってなく、むしろうまくなっているけど・・・・・こりゃ改良の余地ありだな。


 いやー、失敗失敗。

まあ、改良した結果、温室の大きさをもう少し大きくして、魔法を使用しないで自然な成長に任せることにしました。どうも南国の植物は魔法が効き過ぎる傾向にあるようで・・・・はぁ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ