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026 スイカン割りサード

本日2話目

後半の方がスイカンかな

SIDEアル


 「なっ!?今何か魔法を感じたような気が!!」


あ・・・・なんか面倒ごとの予感。


 みると、ミアンとかいう人がこちらの方向に目隠しをした状態で見ていた。


 ここは逃亡を図るべし。


 そう思い、俺はその場からダッシュで逃げた。


 野次馬が他にもいたけど、俺の行動に気が付いたのはいなかったようだが・・・・。







「ここまで来れば大丈夫かな?」


 ああいう事をいう人がいる場合、十中八九面倒ごとの可能性があると俺の勘が告げたからな。モンスターの本能的なものかもしれん。


 なので、スイカン割りが行われていた場所からダッシュして別の場所にまで来ていた。


 よくよく考えれば「転移魔法(テレポート)」で逃げてもよかったような。


 面倒ごとには絶対に関わりたくはないしな。そういうのはライトノベルの主人公とかが巻き込まれるようなものだって。


 例えば転生者とか、人間ではありえないとか、チート持ちとか、最強だとか・・・・・・って。




 アルはその瞬間がっくりと手を地面につけて、何かものすごいでかいフラグを立ててしまったような気がしたのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

SIDEミラン


 先ほど、何かしらの魔法が発動したのを感じた。


 魔法を詠唱する際、発動までの間に少しはその気配を感じるのだが、今のはほんの一瞬だけでほとんど感じなかったのだ。


 無詠唱とでもいうのだろうか・・・・。


『おーっと!?ミランの動きが止まったぁぁぁ!』


 司会うるさい。今人が考えこんでいるから黙ってほしい。


 もうその魔法を発動させた本人はこの場にいないようだけど、まだそう遠くは離れていないはず。


 目隠ししているから姿とかは見ていないけど、魔法を発動さえさせてくれればわかるだろう。


 ここは、この試合を早く終わらせてその人物を探すのが得策なはずだ。素早く魔法を発動させられる人物であれば、あの(、、)問題に対して大きな手助けとなるはずだ!!



「とっておきだったけど・・。さっさと済ませる!!」

『何か仕掛ける気かぁぁぁぁぁ!?』



「揺らげ大地~~~~~~~~~~~~」



 超早口で詠唱を終わらせて・・・・・・・!!


「『マグニチュード5』!」


 土属性の魔法「マグニチュード」。魔力によって威力や起きることが変わり、最大は今のところ8が記録されている。


 そして、今のは「4」だから・・・・髄面が揺れるだけだが!!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



 地面が揺れると同時にスイカンもその場で揺れる。


 そしてその場から転がり、音が鳴る。


 スイカン自体が動く音を耳で確認して・・・・・・・


「~~~~~『石礫(ストーンパレット)』!!」


 狙いを定めて魔法を発動。


 ちょっとした大きさの石が生み出され、的確にスイカンに命中しそのまま貫いて木っ端みじんにした。


『なぁんとぅ!!ミランの勝利だァァァァァァぁぁ!!』


 わぁぁぁぁぁと歓声が鳴り響くが、今は先ほどなにかしらの魔法を使用した者を素早く追いかけようとミランは考えるのであった・・・・・。






 



 

この世界、人の魔力量を感じることができる人は限られているのだが、魔法使いは魔法の発動ぐらいなら感じることができるのである。

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