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001 転生

しばらく主人公だけ

「ファイヤァァァァァァ!!」


ゴォォォォォォッツ!!


「・・・うわ、地面が溶けた。俺の口は火傷しないのにどうなっているんだろうこれ」



 目の前で、高温で溶解した地面を見て俺は内心引いた。


 これが魔法とかならまだいい。チートな魔法使いとしてあの神様とやらは俺を転生させたということになるからな。


 だけど、人間でもなくモンスターとしてどうやら俺は転生させられたようである。


 先ほどの火炎のブレスがその証拠だ。


 どうやら、俺は・・・ドラゴンになったようであった。





 最初起きたときにさ、回り真っ暗だったんだよ!!


 で、ガンガンやってみたら割れて、どうやらタマゴから生まれたようなんだけど・・・・


 この時点で人間でないのは確定しちゃったわけよ。


 で、なんなのか思っていたら、なんか頭の中に思い浮かんだのがあったんで、これが神様が何か与えてくれたのかなと思って従ってみたんよ。


「『鑑定』」


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種族名:『神龍帝』

名前:アル

性別:オス

HP:ERROR

MP:ERROR


スキル:「セブンズブレス」「創造魔法」「神龍帝の威圧」「言語翻訳」「人化の術」「コピー」「亜空間収納」「鑑定」

称号:「すべての龍族の頂点に立ちし者」「転生者」




「神龍帝」・・・龍族の頂点。最強クラスの正真正銘の化け物。


「セブンズブレス」・・・・炎、水、木、雷、土、聖、闇の全属性のブレスを吐ける。ただし、一度に1属性までのブレスしかはけないため、組み合わせたブレスを吐くことは不可能。


「創造魔法」・・・炎、水、木、雷、土、聖、闇の全属性を組み合わせた魔法を想像して使えるようになる。無詠唱も可能だが、名前を言った方が分かりやすい。


「神龍帝の威圧」・・・半径5キロ圏内の生物に対して発動可能。自身が認めた者以外をひるませることができる。


「言語翻訳」・・・言語を翻訳し、聞き取れたり話せたり書けたりできる。


「人化の術」・・・人の姿に化けることができる特殊スキル。一度使用すると、それ以降ずっと同じ姿となる。どんな姿になるかは神次第。性別は固定のままなので、逆転した姿になる心配はない。また、服装なども人化を解けばどこかに収納されて、人化すればまた勝手に着ているという謎の使用。


「コピー」・・他者の持っているスキルをコピーして自分のモノにできる。何度も使用可能であるが、コピーしたスキルは完全ではなく劣化版なので注意。


「亜空間収納」・・・謎の空間に物を収納できる。その空間内では時間が止まっているため、腐る心配などはない。容量制限はないが、慌てると目的の物を出しにくくなるので注意。


「鑑定」・・・対象に対して、どのようなモノか確認することが可能。制限をかけて見たい情報だけを見ることも可能であり、何度も繰り返し使用することによって精度も向上する。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「うん、我ながらこれはチート過ぎるよな・・・・いつの間にか名前が『アル』で決定しているけど、これは神様の仕業か?」


 試しに炎属性のブレスはいたら地面が溶解したもん。


 というか、闇は確実にやばいものになるんだろうけど、木はどんなのになるんだ?


 まさか・・・・そのブレスを浴びた相手の全身がカビとか藻に覆われてしまうとか?


 どこぞやの白い戦車の「まみむめもー」かよ。



 なんにせよ、とりあえず試し打ちして見てよかったかもしれない。



「にしても、これからどうするかが問題だよな・・・・」



 ここは湖の一角のようだし、景色も別に悪くはない。


 ほぼチートじみた体だから、野生動物とかも怖くないし、食料に出来る。


「・・・・よし、ここに住むか」


 人化の術で人の姿になって、ログハウスなんかを創造魔法で作ってしまって、畑なんかも魔法でどうにかなるだろう!!


 普通の人とかだったら、冒険者になって目立ってやるぜヒャッハ―――!!だろうけど、マイペースに安全に暮らしている方が楽だしね!!


 目指せ!!マイペースライフ!!



・・・と、人化する前に先にこの辺の後片付けをしておくか。地面が焼けただれた光景はさすがにひどいもんね・・・・。



 どこかで、神様が呆れたような気がしたが、気にしないで俺は土属性や木属性を組み合わせた創造魔法で環境再生を行うのであった。


 あ、身体の感じは真っ白で綺麗な感じで良かったよ。これで毒々しい色はマジ勘弁。

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