表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
171/260

167 面倒ごとフラグが経つ前に処理しておこう

花粉がそろそろ来そうで警戒し始める今日この頃である。

・・・アリス姫たちとのしんみりとした話をしちゃった翌日、アルは再び王国の方からはるか西の方にある、この間訪れた旧砂漠、現森に来ていた。


 なお、この森の正式名称は存在が確認されているのだが議論中らしい。


 一応、ここに元々あった国の名前を取って『デルべランの森』と言うことになるそうだが・・・・



「面倒ごとになるかもしれないけど、やっぱこういうことはさっさとやったほうがいいしね」



 エルフが住み着いている可能性が高く、一応交流をして置こうかと思ってね。


 9割はその考え、1割は好奇心だけどな。やっぱそういう種族とかには会ってみたいもんだよ。


 ついでなので、資料がギルドの方にあったようなのでザップリンさんに話しておいてあらかじめ目を通しておいた。


 サイトウの話だけだとやっぱ不十分だしな。種族の説明とかは鑑定でもわかるけど、事前に予習が大事なのはどこの世界でも変わらない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「エルフ」

人間に比べるとやや華奢な体つきで、美形な人が多い。耳がとがり気味。

他種族に比べて魔法と弓の扱いに長けてはいるが、たまにドワーフ並みの怪力を持つ者がいたりする。

極端な性格が多く、表面上は常人でも内面がドS、ドMと言ったような物が分かりやすい。正しいこういう分け方ができるのは数が少なく、大抵の分け方としてはフレンドリーか冷淡と言いう二つである。

寿命は人よりも長いらしいが、個人差が大きく120年という者から記録上1200年という者もいる。

その長期記録は、エルフと交流があった公認モンスターたちからギルドに情報提供されたものである。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・・・寿命に個人差って言うけど、10倍ほどあるよね。


 そして、一応サイトウの説明は間違っていなかったようだけど、のせて良い性格なのかこれ。性癖暴露みたいなことになっとるよ。


 この森にいるであろうエルフの性格は、出来るだけフレンドリーであってほしい。というか、冷淡でもいいからそのド○って感じにつくのがいなければいいなぁ・・・・。



 うん、事前情報なんてなかった。いいね?







 適当に森の奥の方へとアルは進む。一応注意を周囲10メートル以内まで向けることにして気配をより正確につかめるように探る。


 その際、この間来た時には見かけなかったようなものとかも採取し、後でタウンで栽培を試すことを覚えておく。


 

・・・にしても、森の中だというのにサボテンがしっかりと生えているよ。


 砂漠だった時の名残なのだろうけど、違和感がものすごいな。


 まあ、砂漠じゃなくても鉢植えとかで育てるのもあるしおかしな話ではないかな。



「・・・っと、この間と同じだな」


 注意深くしていると、背後の方から気配を感じた。


 この間森から帰る際に感じた視線と同じような物をしっかりと確認する。



 人数としては・・・・6人ぐらいかな。



 ここで下手に動いてもダメだし、少々様子を見ていたほうがいいだろう。


 そう思い、その視線の方へとアルは顔を向けるのであった・・・・

さてと、どう対処していくかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ