015 主人公以外の人視点2
正直なところ、サブタイトル変えたほうが良いかなと考えている。
SIDEアル
「あー・・・たまには人化を解いて日向ぼっこというのもいいな・・・」
「ピヨ・・」
「ピピ・・・」
ヒヨコたちと共に、俺達は日向ぼっこを楽しんでいた。
とは言っても、人化を解いて神龍帝の姿での日向ぼっこなので周りの木々を押し倒したが。
うん、人化した状態で風呂入ったり体洗ったりしてもいいんだけど、こうして鱗全体に太陽光がほんのりと当たるってのはなんか気持ちがいいな・・・・。
よくペットショップとかでカメが日光浴していたりするけど、今なら物凄く共感できるわ・・・・ドラゴンは変温動物とは違うけど。立派にモンスターだけどね。
ちなみに、ヒヨコ2羽は押しつぶさないようにしてそのわきにいます。
この子たちも日光浴が好きなのかな?だんだん成鳥になってきているのか、少しずつ丸っこいヒヨコの体型から鶏っぽくなってきたけど。どっちにせよ可愛いからいいや。
ほわほわと日光浴を俺たちは楽しんでいる時であった。
「ん?」
誰か近づいてきてないか?
なんとなく、そう感じ取ったので俺はふとその方向を見ると、腰を抜かした二人の男性がいたのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーSIDEゲバルト&ラスラン
「この森の奥の湖の方に神龍帝とやらがいるらしいけど・・・」
「ゲバルトっち、モンスターがいなくなってきているっすよ」
開けぬ森の中で、ゲバルトとラスランは進んでいた。
冒険者で問題児であるレバータカが攻撃してくるかもしれないと公認モンスター・・・・神龍帝に伝えるためである。
「となると、神龍帝の住処に近づいてきているという事なのかな・・・」
「強いモンスターの周囲には、よほどのモンスターでない限り近寄らなくなるって聞くっすからね」
モンスターとしての本能かは知らないけど、自分より強い相手とかがよくわかるそうな。
力がものをいう社会・・・・そういう物なのだという。
だんだん奥深くへ入っていくにつれ、二人も何かを感じ始めた。
「なんかこう、畏怖感を感じて来たかのような・・・」
「近いっすよ・・・」
威圧というか、絶対にまともに戦っては勝てないだろうなそんな気配がしてきた。
ランクが低いとはいえ、それなりに逃げ足が速い二人なのでこういう事には敏感なのである。
がさっつ
「ん・・・・?あそこに何か白い山が見えるっす」
「神龍帝は純白なドラゴンで、人化もするらしいけど・・・・今は人化を解いた状態ってところか・・・」
というか、この距離で二人はは物凄い畏怖感を感じた。
生物としての本能なのか、圧倒的な格差を感じのである。
「ん?」
と、どうやら神龍帝は二人の存在に気が付いたようで彼らのいる方向を見た。
その瞬間、つい土下座したくなるレベルで二人は腰を抜かしたのであった。
生物として、確実に上の存在にはこういう恐怖が付くのだから・・・・
ヒヨコたちがなぜ平気かって?
そりゃ・・・いくら威圧感とかそういう物があったとしても、慣れてし待っているし、アルの魔力をエサとして食べていたらねぇ・・・ただのヒヨコじゃなくなりますよ