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010 姫と会話1

こういうふうに○○1とかついているのは後で2や3が出る予定。

今回はこういったモンスターがいる世界ならではの説明かな。

都合上一部セリフを変更いたしました。

「ふーん、そういうふうな話になっているんだ」

「ええ、さすがにちょっとした話題になっていますのよ」


 今日は畑の方で成長促進魔法を改良できないかなと試行錯誤していた時に、アリス姫が遊びに来た。


 時間があるときにここにきてくれるみたいで、話し相手がヒヨコ2羽の俺にとってはうれしいかな。


 結構きれいでかわいい人だし。


 そんでもって、最近欲しいなと思っていた調味料を持ってきてくれたしよかったよ。


 トマトに似た『トメェイトゥ』という無理やり英語っぽく発音したかのような野菜ももらえたし。


 これで栽培すれば、ケチャップができそうだ。


 マヨネーズは・・・ピヨ美が育つまでまだできないかな。



 とりあえず、せっかく来てくれたのでここ最近の話題を話してもらうことにした。


 そこで話題に出たのが、この森。



 どうやら首都近くまでこの森が広がっているそうだが、最近やけにモンスターが森から出てくるそうだ。


 何やら恐れているかのようで、奥から出てくるものばかりらしい・・・


「・・・って、それって俺のせいかな?」

「可能性としては十分あり得ますのよ」


 モンスターは、基本的に力によって従う生き物だ。


 そして、この森の奥深くに何やらとんでもないやつがでて、それで恐れて森の外に逃げているのではないかっていわれているけど・・・確実に俺だよね。


 神龍帝ってあるし、能力もチートじみているし・・・・ほぼ確定だろう。


 まあ、そこまで悪い効果もないらしく、おびえているおかげで攻撃が弱くなって対処しやすいのだとか。


 しかも、他からモンスターが来ることもなくなって、結果としては良いようである。


・・・・俺は蚊取り線香か?蚊じゃなくてモンスターに対してだけど。


「ただ、強いモンスターが現れたのならそれはそれで大変な事ですから、近々ギルドが動くそうです」


 ギルドというのは、各国にある完全独立機関で、商業、冒険者業、魔道の3つに分かれているらしい。


 で、そのうちモンスターに対して動くのが冒険者業ギルドだという。


 やっぱモンスターとかがいるならそういう機関は有るよね。


 モンスターを討伐して、その体内にある魔石やモンスターから取れる皮や肉などの素材を集めて、他のギルドに売り渡したり、災害なんかでの復旧工事を助けたり、戦争が起きた際の兵士として冒険者を出したりするんだそうだ。


 まあ、ここ10年ぐらいは戦争は起きていないらしいけど。・・・平和な時代に生まれてよかったなー。


「それで、ギルドがすることなんですが・・・」


 モンスターの中には、知性があるものもいるから、話し合って共存できるならよし。できなければ討伐を必死でやらなければいけないのだとか。


「なるほどね、つまりそういう方向で来るってことか」


 てっきり見かけたら討伐するとかそういう物かと思ったけど、共存することもできるのか。


「共存できたモンスター例で言うと、ゴーレム、ガーゴイルと言った種族がいるそうです。ただ、ごく一部のアンデッドモンスターやクラーケンと言った者たちは共存成功例がなくて犠牲を出して討伐したそうです」


 ・・・クラーケンも知性があったのか。・・・・まあ、ここの常識はいまいちわからんからいいか。



「となると、ここまで来る冒険者たちが出る可能性があるってことか・・」

「今のところ、アルが・・・神龍帝というモンスターがここで暮らしているのを知っているのは、国の上層部だけです」

「あれ?そういうのって民間にも伝わるんじゃ・・・」

「それがですね・・・」



・・・・前例のないようなモンスターであるため、力がものすごいらしいということがわかっているので、うかつに手を出して機嫌を損ねて襲われてはたまらないからという理由らしい。


 冒険者の中には、なりたての新人や、何年もそこから上に行けないうだつの上がらないようなやつらが面白半分なのと、自身の名を上げるために攻撃しに行って、それで一番最悪なパターンは機嫌を超損ねて国一つ無くなったということがあったらしい。ちなみにその原因となったやつもろともだったそうだ。


触らぬ神に祟りなしってか・・・この場合モンスターだけど。


というか、今の状況だと俺がそのモンスターか。神龍帝の名だけに、「神」が入っているから間違ってもないし。


「ん?でも・・・そういう事ならもしかして俺に会うたびにひやひやしてないか?」


 全く襲う気とかはないけど、内心びくびくしていたらなんか申し訳ないような。


「少しありますね・・・あの無詠唱魔法のすごさなど特に。でも、こうして話をしているとわかりますけど、心優しい感じがしますよね」


 微笑まれて不覚にもドキッとした。


 まあ、でもできるだけ自重したほうが良いのかな・・・・無理か。


「しかし、ギルドが出てくるとなるとちょっとめんどくさいな・・・・アリス姫、聞いていいか?」

「何でしょう?」

「ギルドの一番偉い人って?」

「ギルドマスターと言われる人ですよ。この国の首都にあるギルドマスターは確かザップリンという方です」

「だったら、その人と話せないかな?一応俺は特に干渉しないモンスターだと言いたいし」

「王族というのは飾りに近いですが、一応話せるようにはできますよ」


 おお、一応その権限などはあるのか。


「ただ・・・直接首都のギルドに来ていただく必要があるんです。ギルドマスターはほとんどギルドから出て動けませんから」

「となると・・・首都に直接行く必要があるのか」


 ヒヨコおいていくのはちょっとな・・・・・あ、そうだ。


「『転移魔法(テレポート)』・・・作れないかな?」


 もしくは瞬間移動ともいえるような、そんな魔法を作ればいいのか。創造魔法で作れるかはわからないけど・・・何とか挑戦してみよう。

ぶっちゃけ主人公チート。でも、制限とか一応あるからな・・・・

こういった系統のはどういう制限がかかるかな?

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