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俺に身長をくれっ!  作者: 968
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家にて 2

腹に飯を詰め込み、内側から圧迫される毎日のように味わう微々たる幸福感が体に浸透すると先の会話も忘れ、緋香里と仲良く昔上映されていたとあるアニメの劇場版の放送をテレビの前で気楽に観ている。

まぁ、このアニメの名前は「仮面ダイバー」というもので、あらすじはというと親戚の研究者が開発したネット上にダイブすることが出来る機械の最初の被検体として主人公の青年(高校生)が選ばれ、ネット内の撮影も兼ねてネットにダイブすることとなった。

一応何らかの事態の為にナイフや銃といった武器(使えるかどうかは不明)をその青年の仮面を被せたアバターに装備していたのが幸いしたのか、彼をダイブさせていた研究所のネットの情報を抜き取ろうとしたウイルスを撃退。

第一部は研究所を襲うウイルスの撃退及びウイルスの発信元を叩くというものだった。

第二部は研究者たちはネットにダイブする機械を用いてウイルスの撃退、という動画をたまたま撮っていた研究材料用の動画を編集して公開。

それはネット上を稲妻の如く駆け巡り、ネットの(ウイルス)と戦うヒーローが現れた!と瞬く間に世界中に広がった。

勿論主人公の名と顔は安全のために伏せられていたが……。

あ、これ以上あらすじを頭の中で思い返しているとアニメ観賞に集中出来ないのでアニメの話を思い返すのはやめよう。

で、この劇場版は謎のウイルスによって幾度も(ウイルス)から護ってきた青年のアバターが奪われてしまうのがこの物語の始まりだ。

そして親戚の研究者に今までのデータを元に作られた新しいアバターを使って奪われ、改造された初代アバターとの戦闘……んで、あとはお約束道理にウイルスの無力化及び発信元を匿名して叩く。

というものだったはず。

なぜ俺がそんなに知っているのかというと、確か上映された去年だったかな、緋香里と見に行ったんだよな。こんなちびっ子とかに大人気のアニメに緋香里もハマっているから胸が成長しな

「お兄ちゃん、今私の胸のこと考えてた?」

「ん?え?あ、いや、全然」

……こいつ思考を読めるのか…?

全く、恐ろしい限りです。

「…ならいいんだけどさ、このあとどうやって初代の元に行くんだっけ?」

と、緋香里が言ってきたところは親戚の(以下略)によって新しいアバターを作ってもらったあとの場面だった。

確かこのあとはど派手にウイルスたちを撃退してわざと初代を自分の元に呼び寄せるんだったけな…。

まぁ、説明するのも面倒だし。

「忘れたなら忘れたでいいじゃないか。また楽しめると思えば得じゃないか」

「あー、なるほど!そうだね!それなら別に思い出さなくてもいいか。おにーちゃんなんか知ってたけど説明するのも面倒そうな顔をしてたけど。」

疑いなく納得してくれると思いきや、俺の思考は顔に出てるのか。

と、軽く冷や汗を掻きながら緋香里と楽しく最後までアニメを鑑賞したのだった。

じっくりとアニメを観たあとは風呂に浸かり、その後に宿題を少々…。

あとは適当になにかやって睡魔がきたら寝るだけ。

そう思った俺は本棚から漫画を一冊取り出して読むことにした。

気付けば一冊を読み終わり二冊目を読もうと本棚に移動しているときだった。

丁度その時に睡魔に襲われ、二冊目を読むことを諦めた。

睡魔が消えないうちに別途に潜り込み、アニメの最後に流れた劇場版の次回作の内容がどのようなものになるのかを想像しながら夢の世界へと意識が引きずり込まれていった。



そして深夜の間に何が起きたのかは分からないが、朝目が覚めるととある異常事態が発生していたのであった。

いやぁ、前話でここまで行こうと思っていたのにまさかの跨いでしまうとは(;・ω・)

さぁって、やっと物語が進む♪


あ、「仮面ダイバー」はその場思いつきの作品ですのでもしかしたら似たような作品があるかもしれませんが一切関係のございません。



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