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俺に身長をくれっ!  作者: 968
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路上会議

パソコンがある部屋が寒くて、パソコンから離れていたら…(言い訳)

「ニュースじゃバレていなかったけど、時間の問題ね。対策をしてたなら視認できないようにとかしなさいよね、全く」

家を出て最初に発した言葉がこれだ、宗谷さんのことになると一気に口がきつくなるよな。

小鳥が文句を言っているのは先のニュースの件だ。

宗谷さんは恐らく脳を含め何らかの記録媒体に保存する際に俺たちの姿を霞んで見えさせたのだろう。それか貰ったブレスレットに何らかの仕組みがあったか…。

双方共に姿を霞ませることが可能なら視認できないようにすることも可能な気がするが、それをしていないということは宗谷さんにはそこまでの技術力がない(姿かたちを霞ませるだけでも凄いが…)か、また別の操作でそうしたかだろう。

そういえば傍にいたサラリーマンが起きて見られてたとか宗谷さん宅に移動中に小鳥が言ってたが、もしかしたらある程度の距離内だと霞むことなく鮮明に見えるのだろうか。

よし、この件に関しては小鳥のいないうちに宗谷さんに聞いておくとしよう。

「あと、この件のこと一人で聞きに行こうとかしないでね」

「さ、さすがに一人で聞くのは危ないって」

…小鳥は思考を察知することができるのか?考えた瞬間言われたんだけど。

「念のため、貰った電話番号を書いた紙私に預けなさい」

「渡したらお前破り捨てるよな!?」

「Yes!!」

即答。

現在あの紙は自室に置いているため今獲られることはないが、もしもの時の為に別紙にメモしておこう。

彼女はこの件に関して重要な人物である。そう簡単に連絡手段を断たれるわけにはいかない。

断たれたとしても彼女の住居に行けば会話することは可能。しかし彼女に俺一人で会いに行くというのは十二分すぎる危険行為だ。能力である程度の防衛はできるだろうが、その能力が剣である。流血沙汰になりかねない。

能力は使えそうにないので別手段として小鳥を同行させた場合、彼女の家にたどり着くこと自体が難かしくなってしまう。

彼女の家に行くことは連絡手段が断たれなければ考えなくていいので、何としてでもあの電話番号を失ってはならない。

「電話番号は後で貰うとして…」

「あげるって言ってないぞ」

「公園に着く前に私たちの能力の根源を考えてみない?何かしら思いつくことがあるかもしれない」

「無視かい?……………でもそれはいい考えだな」

小鳥にしては珍しい、いや今の小鳥ならば考えて当然なことなのだろうか。

その提案により俺たちは自身の能力の根源について考えることとなった。

俺の能力は剣を出すこと、その根源を考えるなら…。

『切断』『片手剣』『片刃』『近接』『武器』『攻撃』『物理』『長剣』『叩く(斬る)』

小鳥曰く、『聖剣』ってのはどう?と言われたが、色合いからして『魔剣』なんだよな…。

これらの中で無いだろうと思うものは『武器』と『攻撃』

まず、範囲が広すぎる。

周囲に人がいないことを確認して小型のハンマーを生成できるか試してみたところ、何も生まれなかった。

あとは公園で、ということで次は小鳥。

今朝、そして戦闘中とかで小鳥は大きな手袋…というよりガントレットに近いかな…。防具として用いるそれを敵を殴る武器として転用していると考えられる。

実際にそれがガントレットだった場合、能力の根源は『防具』か『防御』。

しかしそれにしては攻撃威力が高いように思われる。能力が防御系だったからと言って攻撃性能に変化が現れないわけではないということなのだろうか。

他に考えられることは、『至近距離攻撃』『打撃』『手』『物理』……。

考えてはみたがそこまで候補は上がらない。殴るといえばこんなもんだろ、と思えるようなものしか思いつかなかった。

「真樹の能力と比べて起源の種類がパッとしないね」

「そんな起源が数種類あるみたいな言い方…。そっちだって候補の種類が少ないんだからすぐ見つかったりするんじゃない?」

「見つからなかったら候補を考え直さないといけないんだから見つかってほしいよ」

そんな能力の起源について会話をしている間に公園の入り口が視界に写り込んでいた。



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