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妄想から始まる異世界無双  作者: ニューピー(初心者)
8/8

第四章 剣の国後篇 マスターフロンティア1

「おーい龍!!早くしないと受付間に合わないぞぉー」

「師匠、せめて自分の刀くらいは持ちましょうって」

「えぇー龍のケチ、空間魔法使えば荷物は入れれるのにぃ」

「あれは容量が決まってて、もう春のつくってくれた弁当と自分の

荷物で入りませんよ」

「ちぇー分かったよ、でもそのかばんは持っててね?」

「はいはい、分かりましたよ」

「じゃあ、走るぞぉー」


今俺に師匠は、剣の国の首都・ソルンにマスターフロンティアに参加するために徒歩

で30キロくらいの道のりを歩いていた…

マスターフロンティアは武闘家で誰が最強かを決める大会で、一応剣の国外の者でも

参加できる大会だ。

ちなみに去年の優勝は師匠で、そのため門下になりたいという者がたくさん来た見たい

だが1週間もしない内に皆修業について行けずやめたという

そんな師匠の下に弟子になり、修業を終えた俺は、神月家の人たちからなぜか祝福

されたのだ…

「そういや、師匠は去年の優勝者だから、参加義務があるのは当然として、

それまでの元優勝者はどうなるんだ?」

「それは、別に参加はしなくてもいいけど、大体のやつは参加してるよ」

「じゃあ今回俺はそいつらと当たる可能性もあるわけだ…」

「心配?」

「いや、むしろそっちの方がラッキーだよ」

「そうか、それは良かったよ、それと参加者に黒いマントに6尺の刀を持った人には

気をつけてね?その人が去年参加してたら、間違いなく優勝者はそいつだから…」

「そんなに強いの?」

「そりゃあ強いよぉ、だってTypeスサノオ・タケチミカヅチだよ…

剣の神様二人もの先祖だよ?」

「そりゃあ凄いけど、その人とやれたら楽しいんだろうな」

「まったく、龍はいつから戦闘狂になったのかなぁー?」

「基本剣士は戦闘狂だっていったの師匠なんだけどな」

「そうだったけ?まぁーいいや…おっ!!着いたよぉーソルンの入口にぃ」

「ふーやっとか」

「春に青はもう居るはずで冬もどこかに、」

「ノノお嬢さまぁーーー!!!」

「あぁー冬ー」

「冬さん?どこに居るんだ?」

「ここですよ、ここ」

と俺のちょうどあごの下に

「おわ!!冬さん、いつのまに俺のそばに!?」

「最初っから居たじゃん、ねぇ冬?」

「はいぃ、私、龍様の体がとても好きなので、

ずっとくっついて居たいですよぉー」

「俺の体って、おいおい冬さんそんな事道中で言ってたら、

変な奴らに、」

「へいへい、ねえちゃんよーそんなひょろい奴より俺らと遊ぼうぜー」

「言ったそばからこれだよなー…おい」

「んあ?何だテメぇーはよ?テメぇーはお呼びじゃないんだよ

野郎は失せろ!!」

カッチーン

「ありゃりゃ、龍怒っちゃった」

「失せろ…このゴミが」

その瞬間リュウは男3人を背負い投げしていた

「どわー!!?、痛てて…なにすん、ぎゃふん!!」

そのまま男達を放りなげ重ねるようにしていた…

「さ、早く行こうか?師匠、冬さん」


「ここで受け付けしててね?私はちょっと冬連れて本部に行ってくるから」

「はーいよ」

………………………………

「受付完了っと…確か予選はバトルロワイヤルで大体100人くらいで

やってそこから、本戦に行けるのは3人で、それを3グループやるから

9人、それに師匠を入れて10人か…」

「リュウ?」

「ん?あっ!!フェルン!!」

「やっぱり、リュウでしたね!!1年ぶりですね」

「あぁ、そっちは元気にしてた?」

「はい、でもリュウは大変でしたね…またNOTDATERと会うなんて」

「あぁ、またあいつに勝てなかったや」

「元気出して下さい。それでも、無事でいて何よりです」

「まぁ、そうだな」

「そういえば、あちらの方はもしかして?」

「あぁ、おれの師匠だよ」

「やっぱり、あの時お礼をしそびれてたので、」

「あー!!龍が浮気してるー」

「いやいや、おれの仲間だからな?」

「あぁ、あの時のぉー」

「アテナ・フェルンです。あの時はありがとうございました」

「フェルンちゃんかぁ、私は神月ノノだよ」

「ノノさんですね」

「そういえば、お嬢さま早くしないと遅れますよぉ」

「あっ、二人とも早くしないと開会式出られなくなるよ!!」

「皆集まってるのここからでも、見えるな…【テレポート・座標ドーム中央】」

その瞬間三人でドームの中央に、

「ここに、開会の言葉を!!?」

「あー、すみません。俺らも参加者です」

「うほん、ここに開会の言葉を、ノノ殿、お願いします」

「はーい、ではここにマスターフロンティアの開催を宣言する」


『一回戦の予選を始めたいので、1~101のかたは準備を…』

「良かった、フェルンは180か、俺は58だからもう行かないとか…」

「えぇ、行ってらっしゃい。青ちゃんと一緒に見ようと思うんですが

何処に?」

「青なら特別観客席で見てるよ」

「分かりました、そこには、」

「私が連れて行ってあげるよ、私もそこで見るからね」

「ではノノさんお願いします」

「はーい」

「じゃあ、行ってくる」


「結局ノクトとコナタはどこに居るんだろうな…」

「見つけたわよ!!」

そこには、スラーとした銀髪ロングの女が居た

「ん?俺?」

「そうよ、私も一回戦だから歩きながら話しましょう?

我らが七大罪の王」

「あんたもか?」

「えぇ、嫉妬の罪のルノア・夜よ」

「俺は八雲 龍」

「知ってるわ、それよりあなたもハイヒューマンなんでしょう?」

「そうだけど、ルノアも?」

「そうよ、それより七大罪は皆ハイヒューマンなんだけどね」

「じゃあコナタもか」

「あぁ、あの英雄被れか…」

「それ、どういう、」

「それより、気をつけなさい…ここにNOTDATERの手先がいるわ」

「だろうな、さっきからつけられてるし…」

「あれは私に任せて欲しんだけど?」

「良いのか?」

「任せて龍」

「わかった…じゃあそれよりも、このバトルロワイヤルで俺が

注目集めるからその間に」

「わかったわ」


『ただ今より予選第一回戦を始めます…3・2・1…0』

誰もが武器を構えるよりも先に、

「【暴龍】」黒い龍がリュウの拳から放たれる

「無念…ガっ」

「グッ」

一気に10人減ったか…

ルノアの方はやってくれたか

「じゃあ、遠慮なく…神月流居合太刀 七の型【神閃】」

これで残るは俺にルノアと二人も居るな?

「よーし、おいお前?」

「ん、だれだこのタイミングで話しかけるは?」

「俺だよ俺」

この声はもしかして…

「ノクトか?」

ローブを着ていてフードで隠された先に

「そうだぜ、ようやく気付いたかリュウ」

「積もる話は後にして…」

「おい、若造はよ要件を言わんか」

「そうだったな、あんたに俺と1対1の勝負を挑む」

「ふん、威勢のよい若造じゃ」

「じゃあ、やろうか?」

「後悔させてやろう…【一の太刀】」

「闇よ【一の舞・堕天剣】」

両者が交差した、そして

「やりおるな…グフッ」

『そこまで、勝者は58、79、100です』


「おい、ノクト!久しぶりだな、元気にしてたか?」

「あぁ、リュウお前こそ、それよりも今どこに向かってるんだ?」

「ん?あぁ、今からフェルンの予選があるから、特等席で見ようと思ってな」

「それならそれでいいが…誰なんだその女は」

「あぁ、こいつはルノア・夜、七大罪の一人だよ」

「ルノアだ、よろしく」

「俺はノクト、ルシフェル・ノクトだ、こっちこそよろしく」

自己紹介も終わったところだしさっさと行こう…

とリュウは足を速めながら思っていた


「師匠仲間を連れてきましたよ」

「おぉ、お疲れぇー、青ちゃんは龍の試合終わったから、寝ちゃった…」

ついでに二人に自己紹介までしている

「さぁ、そろそろ始まるぞ」


「リュウは無事に勝ち進みましたか…なら私も」

今フェルンは槍じゃなくて、棒、大体4尺くらいのを持っている

『ただ今より2回戦を行います、3,2,1、0』

「神槍流 【柳】」

その瞬間に雷を纏った棒が20人くらいのミゾや頭などを突き

ダウンした…

「次、【梅】」

周囲に色んな属性の闘気の塊が突きと同時にその場にとどまり、

「爆ぜなさい」

おー…残ったのは、5人だけだ、そしてフェルンに襲いかかって、

「終いの槍術【神槍】」

その瞬間にその二人は気絶していた…


「おつかれぇー、フェルンちゃん」

「お疲れフェルン」

と残りのノクトだけがいって、

「あのー、そちらの女性は、」

「【テレポート】」

「きゃ!!」

ここは入口か…きゃ、ってフェルンも可愛いな

「フェルン、彼女は七大罪だ」

「コホン、そうでしたか…すみません取り乱しました」

「いや、急に悪かったな」

「いえ、それよりコナタが出てるかもですから、もう戻りましょう」

「おう、そうだな」


「おかえりぃー、龍、急に何処行ってたの?」

「ちょっと、フェルンに飲み物を買っていました」

「そう?まぁ良いか」

『ただ今より3回戦を始めます…3,2,1…0』

「始まったか」

「そうだな、コナタはこの中に居んのか?」

「あの、英雄被れなら居るさ…」

「ルノアさんが言うなら居ますね」


「よーし、お前ら歯食いしばる方が良いぞ?」

「なんだとぉ、」

「奥義 【エクスカリバー・サンプレッド】」

その瞬間に仮面の男の手から強い光の大剣が現れそれが、

幾重にも分かれてたくさんの細い剣が参加者達を襲う

「残るは10人だな…【武闘術 祭】」

その瞬間に仮面の男はその場から消えて残りの近くに居た7人を

拳に光を纏ってダウンさせていた…

『しょ、勝者…』


『本戦出場者は抽選を行いますので、本部までお願いします』


「えーいまから、抽選を行いますので、順番にお願いします。」

結果からいえば、

1回戦 1リュウVSタケル 2ルノアVSアーサー 3ノノVSノーブ 4フェルンVSマノ 5ノクトVSイオ

この場合1の勝者と2の勝者 3の勝者と4の勝者 5はシード

二回戦の勝者がやって、ラストにシードと二回戦の勝者がやり合い勝ったらここの国

の王、剣神イッサイとやれる

「今から少し休憩をとった後に同時開始です」


「おい、仮面の!!コナタだろ?」

「なぬ!?なぜばれた?」

「いやいや、おいコナタ、そのエクスカリバーはお前の

武器だし、話かたや口調でバレバレだ」

「ぬぅー、そうか、では仮面は取ろう…」

「なぜ仮面をしていたのですか?」

「我が師がな『お前はまだ英雄ではない!!よって仮面をし、正体を隠して戦え!!』とな…」

「それはまた御苦労なこった」

「コナタ、ドンマイ」

「だから、英雄被れで、大罪も中途半端なのよ!!」

アーサーがルノアを睨みつける

「貴様は誰だ?」

「嫉妬のルノア・夜よ…あんたの次の対戦相手」

「そうか、貴様は我を中途半端と言ったな?なら次で中途半端じゃない事を

証明して見せよう」

「出来ると良いわね」


『ただ今から本戦を始めさせていただきます』

一回戦では全てのリーグが同時進行で、

今回は早く終われば次の相手も見に行ける

「よぉ、あんたが俺の最初の相手の剣神の子孫か?」

その視線の先には30歳くらいのがっしりしたおじさんがいた

「なんだ、おめぇは?」

「俺は神月流の八雲 龍だ」

「神月かい、わしゃあ、天欺 タケルじゃ」

「この大会で俺はあんたと一番戦いたかったんだ」

「ほう、それはありがたいのぉ、こうしてまだ

挑戦者がいるのわ、嬉しいのぉ」

「ただし、勝つのは俺だよ」

「言うの若造が」

『3,2』

「覚悟」

『1,0』

「神月流 居合太刀五の型【真斬】」

約200Mは離れてる位置から闘気が刃となって襲いかかる

「ほう、やるの…じゃがもろいぞ?」

「な!!鞘のまま斬りやがった!!?」

「わしの番じゃ、【黄龍】」

雷がそのまま龍の形をした状態でリュウに襲いかかる

「遅い…居合太刀三の型【陽炎】」

「なに!いつのまに後ろに!!」

「あんたの負けだ」

「(にぃ)どうかのう?」

その瞬間タケルは雷を、纏ってリュウにストレートを放った

「ぐっ!!それは…闘気解放!!?」

「そうじゃ…わしの闘気解放は雷を自在に操る事じゃ

じゃから纏える、剣の形にも出来る…まぁ要するにわし

が雷と同化したみたいなもんじゃ」

「だから…最初に言ったろ?俺が勝つって」

「いや、お前さんの負けじゃよ、【タケチミカヅチ】」

雷の剣が具現化された

「なんだ?剣を具現化したくらいじゃ何にもならんよ」

「【招雷天龍】」

何本も空から雷が龍の形をして降ってくる

「はぁ…無駄なのにな、八雲流居合い術 一の型【閃電 黒式強化】」

その瞬間、タケルの纏っていた雷は消え、空にあった雷の剣は斬られていた

そして「やるのぉ…まさかわしの雷の闘気のさらに上の闘気で消し去るとは敵ながら天晴れ…」

「だから最初に言っただろ?俺が勝つって」

「そうじゃったの…」

そのまま、タケルは立ったまま気絶していた…

ミゾにはリュウの刀の柄の持つ部分の下が食い込んでいた

『勝者、リュウ』


―同時刻― 第2大会場・アーサーVSルノア

「やっぱり弱いのね」

「グッ…貴様なにをした!?」

「なにって、ただレイピアの鞘の先で突いただけだけど?」

「クソ!!負けてたまるか!!【エクスカリバー・スフィア】」

球が出現してその球がルノアのまわりで爆発した

「この程度?こんなのただの目隠しにすらならないわ」

煙が晴れるとその場には

「無傷だと!!?」

「あんたの攻撃じゃ私の闘気の壁は壊せないわよ」

「なら、聖剣解放【コールドブランド】」

「やっと、本気を出すのね?じゃあ少しだけ、本気だしてあげるわね」

「【コールドブランド・リミット+ブラスト】」

「【霜氷柱】」

光の塊と氷柱がぶつかり

「霜氷柱、【ダイヤモンドダスト】」

全てがはじけて、アーサーは地面に倒れていた

『勝者 ルノア』

「少しだけ認めてあげるわ」

その瞬間にルノアの頬から血が流れていた


第3大会場

「師匠の試合間に合ったか?」

『勝者 ノーブ』

「なっ師匠が負けた!!?相手は…!!」

そこにはノノを見下ろす仮面の男?がいたしかも8の番号の入った

「NOTDATER…なのか?」


『一回戦の結果を発表します

第1勝者リュウ

第2勝者ルノア

第3勝者ノーブ

第4勝者フェルン

第5勝者ノクト

次はリュウ対ルノア、ノーブ対フェルン…ノクトはシードです。

開始はこれより10分後にします』

「フェルン…気をつけろよ、相手はNOTDATERかもしれんからな」

「はい…ノノさん、相手はどんな感じでしたか?」

「むぅー、あいつ強かったよ…手も足も出なかった

気付いてたら、倒れてたもん!!それまではなんか戦うの楽しんでる感

だしてたよ」

「わかりました…」

『報告します…えー先ほどルノア選手が辞退いたしましたので

ノクト選手とフェルン選手、リュウ選手とノーブ選手でやりたい

と思います』

「頑張りなさい、龍?」

「おいおい、ルノア…ナイスだ」

「って、それでいいのかよリュウ?」

「あぁ、これであいつを倒せる」

「私はなんにも問題はありません」

「フェルンがそういうなら俺もなんも言わん」

「では、先に行きますね」

「頑張れよ、リュウ」

「あぁ、行ってくる」 


ついに、この時が来た

俺が神月流の修行を終えて6カ月たった

あれから俺は強くなったはずだ…

「リュウ?大丈夫だよ」

「青、一応ここ俺の控え室で目の前がフィールドだから

ここが一応特等席だな」

「ここで、見てるから」

「あぁ、次は絶対に勝つ!!」


『ただ今より、リュウ選手対ノーブ選手の試合を、』

「あんた、何者だ?」

「あぁ、お主が10の言ってた少年じゃな?」

「やっぱNOTDATERだな?」

「うむ、ノーブは仮の名でな、8じゃ」

「お前らは名前が無いのか?」

「無いというより、失ったんだよ」

「お前らは一体」

「お主が勝ったら教えてやろう」

『1,0』

「ほれ、やろうかの?」

「あぁ、絶対に勝つ!!」

「【影縫い】」

影が糸のような細さで8の体を纏っていく

「とりあえず喰らえ【黒龍】に【雷拳鎚】」

「魔法を使うのかい」

リュウの刀から魔法が発動した、それと同時に

雷の闘気を纏った拳が8の上から振ってくる

「この大会、武器からなら何でもありだよな?

別にルール違反じゃないぜ」

「ふむ、じゃあわしも使うかの

【テレポート】」

なっ!!空間魔法だと?

「あんた古代魔法使えんのか!!?」

「別に古代魔法くらいで何を驚く

こんなの文献が残ってるのじゃから

解読すればだれでも使えるぞ」

「【テレポート】お生憎こっちも使えんだよ【神月】」

また纏ってる影が攻撃を防ぐか、堅いな

「む、お主も使うのか?これは驚いた」

「あんたが何に驚いてるか知らんが、

隙ありすぎだスキル混合技【ワープ・スラッシュ】」

リュウが至るところから現れ、居合いを放つ

「ほう、やるのぉ……けどまだまだじゃ【影踏み】」

俺の影を8が踏んだ途端に俺の魔法が途絶えた

「なに!?」

「次【影斬り】」

影が剣となり振り下ろされる

「【水鏡】」

リュウが斬られるとそれが弾けて水となり8の後ろにリュウが構えていた

「なんと!?こっちは囮じゃったか」

「【神刀 黒式強化】」

そのまま神の属性が黒くなり8を斬る

「ぐう!!影縫いが破られたか…」

「あんたの負けだよ」

「ふむ…確かにこのままじゃ、じゃあ少し本気を出そうかの?」

「なに?」

「闘気解放【影之皇神】」

8の手には黒く黒く漆黒の剣が、そして奴の服が影に包まれて

神と同じくらいの威圧感を放っていた

「なんだその姿は?」

「これかい?これはわしの本気の一部じゃよ」

「それが本気の一部だと」

じゃあ本気はどんだけ強いんだよ

駄目だ…こっちもやらないと負ける

それだけは嫌だ!

「仕方ないか…闘気解放【獄王無双】」

リュウのまわりには黒い炎や青い炎、真っ赤に、黄色、銀色など色々な炎が浮いていた

そして、「来い青炎」

リュウが言うと青い炎以外は消え代わりに青い炎がリュウを包んでいた

「今のは地獄に存在する、全ての炎の精霊だ…」

「地獄じゃと?」

「あぁ、そうだ…俺は10の奴に負けた後、精神だけを青に地獄に

連れて行ってもらって、契約を結ぶために精霊に会いに行ってたんだよ」

「その炎はまずいの…悪いがここで負けてもらうぞ?」

「それは、こっちのセリフだよ【青炎・カウントスタート】」

「ちい!!【影刃無槍】」

「【青炎麟封】」

影の槍がいくつも、青炎に燃やされる

「悪いな俺の勝ちだ、青炎カウント15解除

奥義【青獄炎塵】」

爆発が起きた、青い炎が8のまわりだけ爆発して

その場に8は倒れていた

『勝者リュウ!!』


歓声が響く中、会場の端には、

「おいおい、8負けてんじゃん」

そこに、3人の人影がいた

どれも仮面をしていて男かも女かも分からない・・・

しいて言えば番号がそれぞれ10、9、7と印されていた

「まぁ、仕方ないよ・・・彼、ああ見えて成長というのには甘いからね」

「だけど、あの子にうちらの事しゃべっちゃうよ?」

「まぁ、目的くらいならいいんじゃない」

「そうだね」


「ぬう・・・お主強くなったの」

「あぁ、10の奴に負けてばっかりだったからな」

「それだけで、お主は強くなろうとするのか?」

「あぁ、俺はこの世界の王にならんといけねぇからな」

「ほー、世界の王かい・・・それは結構なことじゃの」

8はこっちを見て、仮面を外そうとして

「外す前に聞かせてくれ・・・あんた達はなんで仮面なんかしてるんだ?」

「それは見れば分かる」

そして8は仮面を外して

「なん、だ・・・これは?」

そこには、竜の顔があった・・・

「これは、神々に実験された時の結果じゃ」

「実験だと!なんの、」

「魔物と人間の遺伝子を組ませて新たな種、しかもどの種も超越した兵器を作ろう

としたのじゃ」

「なんでそんなことを」

「この実験が完成する前に神は精神魔法で操りそれを兵とする、これで完成なんじゃが

ある方が助けてくれての、それが今わしの頭領じゃよ」

「あんたらの狙いはまさか」

「うむ神々の破滅じゃの」


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