第四章 剣の国編前編 剣の国の神月
どうもお久しぶりです♪
ニューピーです。
色々と悩んでその結果このようになりました。
遂に剣が出てきます!
どうぞお楽しみください
魔の国から旅立ちもう1ヶ月は経った。
俺らの次の目的地は剣の国で剣の修行だ
俺らは現在その剣の国から数キロは離れた森で迷子になっている…
「フェルン、今俺らどの辺?」
「おそらくですが、剣の国の反対方向に進んでいます」
剣の国の反対は狩りの国か…早くここを抜け出さないとか
「リュウとりあへず今日の食糧確保しないか?」
「んーそうだな、今日は何が食えるか」
「先ほどから、魔物の死体がいくつもあるのを見て、近くにいるぞ」
「コナタ敵の場所分かるか?」
「うむ、なんとなくだが、方向はあっちだ」
その方向から確かに何かとてつもない気配がする…
「でも、行かないと強くなれないか…」
「うし、行くぞ!!」
「いた、とゆより何こいつ?」
「リュウ、撤退だ…こいつはやばい」
「あぁ、確かに今まで森で見た魔物の中で一番だなこりゃ」
「そうじゃない、こいつはこの森の長だ、こいつは常に霧を纏っていて姿が見えないんだよ」
「おい、それより気付かれる前に、」
ズンッ「グラァァァァ!!!!!!」
気付かれた!?
「戦闘態勢!!こうなったらやるしかねぇ!!」
「フェルン、支援頼む!」
「了解、彼の者らに強化を【ビルド・アップ】」
「三人で一気にやるぞ!!」
「あぁ!闇の刃よ【闇刃】」
「承知【エクスカリバー】」
「刀よ今交われ【黒刃】」
そして、一斉に斬りかかった、はずだった
「あれ、なんで俺倒れてるんだ?他の皆は、
ッ!!あいつ何した?」
他の皆も倒れていた…しかも気絶している。
「あーあ、こいつら私の獲物を勝手に取ろうとしたな?」
ん?「誰だ!!?」
「んっ?私?私はただの通りすがりの剣士だよ」
「あいつは?あの霧のやつどこに、」
「あんた等じゃ勝てんよ、しかも下っ端の奴にこうもやられてるんじゃね」
「下っ端?あいつはここの長じゃ…」
「あの猿が?あははははは、くく、」
「何笑ってやがる」
「くく…あーごめんごめん。あれは違うよ、ここの長は霧竜だよ
あんた等ここ初めてだね?その様子じゃ迷ったか?」
「霧竜?」
「あーそうさ、そいつも一応霧纏ってるから間違えるのも仕方ないか…
後質問に答えなよ」
「あーすまん、俺らは剣の国に行く途中で迷っちまったんだ
あそこにいるのが俺の仲間だよ」
「んー…あー、あれかー?」
「そういえば自己紹介してないな?おれは八雲龍だ」
「んんっ!?君日本人?」
「なんでそのことを!??」
「それより、わたしは神月ノノ、先祖が異世界出身なんだよ」
「そうなのか!?俺以外にもいたんだな…」
「そうだねー、私の知っている限り万はいるよ
全員が全員違う国だけどね」
「そうなのか!?だから、」
「おっと、話は後でね?戻って来たよ、猿が」
「嘘だろ…あいつ等起こさないと、」
「その必要はないよ、私の獲物だから勝手に手出さないでね?」
「一人じゃ危ないぞ!!」
「大丈夫だよ、私こう見えても凄い強いから」
なっ!!!1匹じゃないのか!?1,2、…20匹はいるぞ
「神月流師範、剣の国序列1位神月ノノ…いざ参る!!」
『グラァァァァァ!!!』
彼女の戦い方は凄かった…とにかく凄かった
俺はこの世界で初めて剣に惚れた
「神月流 居合太刀一の型【一閃】」
「ガッ」
「神月流 刀術炎刀【カグヅチ】」
「ルアッ」
一方的だった…刀が振られる度に敵が絶命いしていく…
しかも3匹ずつだったり4匹ずつだったりだ…
「ふぅー終わったー!!」
「ノノ、あんたさっき剣の、」
「うん、私は剣の国最強の剣士で剣の国唯一の神月流だよ」
「あんた、一人なのか?」
「あー、勘違いしないでね?皆が修業についてこれなくて
だれも免許皆伝までならないだけなんだ」
「じゃあ!!俺に修業つけてくれ!!」
「龍が?別にいいけど…ホントにきついよ、良いの?」
「覚悟のうえだ、それにこんなとこで楽してたら俺は強くなれない」
「ふーん…OK、良いよ龍、君は今日から神月流見習いだ」
「じゃあ早速、」
「まぁまぁ、龍、仲間の事忘れてるよ」
「あっ、ヤベ…おい!!お前ら起きろ!」
「む、ここは、どこだ?」
「いたた、私確か、霧の」
「くっ、おいリュウいったい何が、?」
「説明は後だ、俺は青を呼んでくる。お前らはここにいろ」
「おい、待てってリュ、…行きやがったか」
「君たちも災難だったね…」
「だれだ?」
「命の恩人それはないいんじゃないかな?」
「恩人?あなたは一体…?」
「そうだね、龍が戻ってくるまでにその辺の説明しとこうか♪」
「ん…リュ、ウ?」
「おう、青おはよう」
「うん、おはようリュウ」
「とりあへず、この森抜け出せそうだから行こうか?」
「出ら、れるの?」
「おう、とりあへず行きながら説明する」
「わか、った」
とりあへずなんだかんだあったが、森は無事に抜け出せてもう剣の国の目の前
まで来ていた…
そしてこれから1,2年、年数はさっぱりだが、アーサーは大剣のどこか流派に弟子入り
フェルンは槍は槍でも日本の槍に近いのを得物にしているので、それを扱ってる流派に、
ノクトは片手剣、即ちロングソードを使ってるのでその流派に、それぞれがノノの紹介で
弟子入りだ…これから俺らはどのように強くなっていくだろうか…
「よっし着いたぁ!!ようこそ龍、私の道場へ」
「わーお、すっげぇ広い!!これ東京ドーム2個分はあるぞ」
「どう?これ全部私の家だよ、今は祖父母に両親、執事に侍女、それに妹と孤児だけだからざっと30人
位かな?」
「30!!多いな…そういえばノ、」
「龍、ここでは私たちは師弟の関係だから、私の事は師匠よ」
「む、そうだなわかったよ、師匠」
「それで良し」
「とりあへず、龍は弟子、青ちゃんは客でいいよね?」
「いいよ、それで。むしろ青も一緒に居ていいなんて、ありがとう師匠」
「でも働かざる者食うべからずよ」
「了解、青ちゃんとお手伝いするんだぞ」
「あい、わか、った」
師匠の家は外からだと煉瓦造りや木も使ってるとこがあったから
分かんなかったけど、中は完全に和風だ、畳に畳に畳、床は全部畳
壁は杉の木の様な木だし、中庭ある、池付きだ。
「おかえりなさいませ、お嬢様」
「えぇ、ただいま春」
「お嬢様そちらの方は新しい門下の方でしょうか?」
「そうよ、春、こいつは八雲 龍
で龍こっちは、!!何泣いてんのよ!?」
「だってよぉ、なんか久しぶりに日本に戻ったて感じで懐かしくってよ…」
「あんたホントに大丈夫なの?」
「おう、むしろ無理に緊張しなくてよさそうだ」
「ふふっ、あっ!すみません、おかしくってつい…」
「で、龍そこで顔真っ赤にしてるのが私の侍女の春よ」
「あ、あのよろしくお願いします。龍様」
「俺、今人生初めて様で呼ばれたよ…」
「春、龍は今ほっといていいから、でこの子が
青よ。青ちゃんは客扱いでお願いね」
「かしこまりました。よろしくおねがいします、青様」
「う、んよろしく、ね」
「とりあえず、二人をあいつ等に見つかんないように部屋に」
「かしこまりました、お嬢様」
「ここがお二人のお部屋になります。ちゃんと襖で部屋は仕切れるので、ご安心ください」
「ありがとう、えーと」
「春とお呼びください、龍様」
「分かった、ありがとう春」
「そういえば、龍様は日本からいらしたのですよね?」
「そうだけど、」
「では今度日本のことについてお話を聞かせてもらえますか?」
「うん、いいよ、でも俺もそこまで詳しくはないからなー、」
「十分です、では部屋の中に袴がありますので着替えてきてもらえますか?」
「了解、後袴の着方がわっかんないだけど…」
「大丈夫ですよ、私も手伝いますから」
「えっ、いやそれは、」
「て・つ・だ・い・ま・す・か・ら」
「あっ、では、その…お願いします」
「来たわね、龍」
「師匠、なんで手に真剣を?」
「まぁ、見てなさい…」
「(ゴクリ)」
「まずは、神月流 居合い太刀一の型【一閃】」
その瞬間師匠の前にあった丸太は真っ二つに…
「まず、神月流とは師匠から弟子へと剣を受け継がせはしない、
師匠の役目は弟子に居合いを自分の形にする修業をさせるだけ
つまり、型や名前が一緒でもどこか必ず違うところがあると
いうことよ」
「じゃあ俺は今から居合いの修行をつければいいんだな?」
「えぇ、その前に龍、準備運動としてそこの庭10周ね♪」
ん?…「まじで?」
「うん、大丈夫大丈夫♪20キロ走った位じゃ死なないわよ」
すげー笑顔だ…でも魔力
「あっ、魔力強化はなしでね♪」
「まじ、」
「じゃあゴー♪」
「はぁはぁっ、くはっ…水が、水くれぇーーーー」
「体力はある程度あるのね…じゃあ次は、滝打ち行ってみよー」
「1時間もったね、はいそこまで」
「ぶはーっ、寒い本気で寒い何か熱いものを、」
「集中力は中の上か…
じゃあ次は、次は私が木刀で龍を斬りかかりに行くから、避けてね?」
「ドスっ!」
「グッ、痛ってぇ」
「次」
「ヒュッ」
「危ないな」
「ヒュン」
「二つ同時か」
「よしっ、OK、龍は一応素の状態では身体能力は中の上に居るよ」
「中の上か、それはいい事なのか?」
「全然、だってそれだと、この国の子供には負けるくらいだよ」
「子供に、負ける?嘘だろ」
「いや、嘘じゃないよ、実際に平均を下げてんのは、魔法使いとかだし
この国だと龍は、最下位に近いね」
「じゃあどうやったらそんな強く、」
「焦ったら負けだよ、時間はたっぷりあるんだ
私がしごいてやるんだから、絶対に強くなるよ龍は」
「これからお願いします師匠」
こうして俺の修行生活が始まった
次回は修業です。
龍はどのくらいつよくなれるのか!!