第三章 魔の国 後篇 魔法大会
ついに魔の国編完結!!
「ただいまよりグレシア、ハームル、ズーベによる魔法大会を開催する」
魔法大会…魔の国の大学のトーナメント式のバトルで勝利条件は相手全員を気絶または死なない程度に戦闘不能状態にすること
ちなみにここの競技場には天然の死なない結果がもともと張ってあり、そこにこの競技場を建てた形だ
始まったかついに…
「どうしましたリュウ?緊張ですか」
「お前らしくもないな、ほれ緊張する暇あんならリーダーのあいさつしたらどうだ?」
ここは俺らのグループのつまりノクト、フェルン、アーサー、俺の控室だ
「えーと…とりあえず優勝しようぜ」
「うむ、リュウよ俺は最初っからそのつもりだ!!」
「あぁ、絶対に優勝な?」
「そうですね、私たちに敗北という言葉はあり得ません」
こいつら、相当ハードルあげやがるな!もうやけくそだ
「あぁ、絶対優勝すんぞ!!!」
「グレーシア01番準備をお願いします」
もう出番か…
「よし行く前に、青、観客席に行ってろ」
「ふわ~っ…ム二ァ~、わか、った…」
おいおい大丈夫かよ!?
「よし、行くぞ!」
「これよりグレーシア01対ハームル04の決闘を始めます」
「3・2・1…」
「G,」
『わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!』
観客の声うるさいな
「アーサー、ノクト、前衛は頼んだ」
「おう」
「行くぞ?」
「フェルン二人の援護を!!」
「わかりました」
念には念をと
「【2重結界】」
俺らのまわりに威力を軽減する結界を付与
「ちっ、結界か!?前衛火力で押しきれ」
「そう簡単にはいかせん!!」
「血よ刃となれ 【ブラッディーソード】」
「風よ防ぎたまえ 【ウインドカーテン】」
アーサーは大丈夫そうだな…ノクトはっと
「散れ 【ダークパレット】」
「集束せ、ガッ!!!」
もう一人倒したのかさすがだな
「じゃあ俺も、【アイシルク・ゼロ】」
「皆、火で溶かして対応しろ!!!【ファイ】」
「おせぇよ、【アイス・クラッシュ】」
「ぐぁぁぁ!」
二人沈んだな…
後は
「地よ 押しつぶせ 【アースプレス】」
「きゃぁあ」
フェルンが終わらせたか…
「そこまで!勝者、グレーシア01」
「まず一勝だな」
「あっけなかったな?」
「油断大敵ですよ」
「一人もたおせんとは!!?」
「すまん、俺のが強すぎたな…」
「良い、まだチャンスはある、そこで倒せばよい」
「次は、俺は壁兼ヒーラーでフェルンは後方支援を頼む、二人は変更なしだ」
『了解』
「第一ラウンドすべて終わりましたので、第二ラウンドのオーダーを発表します…
第一トーナメント、グレーシア01対グレーシア02、ハームル01対ズーベ04、ズーベ01対ハームル03です
休憩を10分はさみ開始いたします」
「おっ!次は会長のとことか」
「会長たち頑張ってたからな」
「同じクラスの者でも容赦はせん!!」
「そうですね、ここで手を抜けば向こうに失礼ですからね」
「そういうこった、加減はしないぜ?アウルにスー…」
アウル・モス、ガンビス・スーはグレーシアの生徒会長に副会長であり、俺らのクラスメイトだ、
あいつらはこの大会のためにいつも夜遅くまで練習をしていたし、俺らも付き合っていた
だからこそ、全力で戦う
「10分経ちましたのでグレーシア01会場に移動してください」
「じゃあ行こうか?」
「えぇ、行きましょう」
「ふぅー…ウシッ、行くか」
「参る」
「ただ今より、グレーシア01対グレーシア02の決闘を始めます」
「リュウ君よろしく頼むよ」
「あぁ、こっちもなアウル」
「1…Go!!!!」
「最初から行くぜ!!!
「我が契約に従い纏われ 【Skoura Lepida】(闇刃)」
ノクトの両手に巨大な闇の刃が纏わりつく…
アウル…さぁどうする
「スー、ノクト君に全火力放て、他のものはスーのサポートに」
アウル、そう来たか…なら
「フェルン、ノクトにフルでエンチャット、アーサー、突っ込め」
「了解です、全精霊に告げる そして汝にこの者達の加護を 【エレメント・アップ】」
とりあえずノクトには属性耐のアップの魔法で固めといて、俺で守ればいいと
「光よ爆発しろ 【ライトボム】剣よ舞え 【ソードダンス・ライト】」
「土よ我らを守る盾となれ 【アースウォール】」
「雷よ走れ 【エレクトリック】」
アウルの魔法がフェルンにか…
「遮り 返せ 【ワームホール】」
「ぐあぁぁぁ!!?」
アウルに返したけどおちなかったか…
「癒しの精よ 【ヒール】」
ぬぬぬ…まぁ、さすがに回復するわな…ショックなんかじゃないからな?
「行きます アウル下がって下さい、【エクスプロージョン・フルバースト】」
おおおお!!!!結構やばいかも…でも、
「つつんで 消える【バニッシュ・フィールド】」
『・・・・・・・・・!!!!?』
「すきあり、光よ今集え そして放て 【エクスカリバー・スラッシュ】」
「ぐっ!!」
一人ダウン
「行くぞ? 喰らい尽くせ 【Skouda Lepida Typou】(闇刃解放)」
闇の刃が一瞬でアウルともう一人の壁をダウンさせた…
「轟雷よ 轟け 【雷神降雷】」
「きゃぁぁぁ…」
最後にスー、ダウン
「そこまで、勝者グレーシア01」
『うぉおおおおお!!!!!』
「なんだ今の魔法が消えたぞ!?」
「光を集束させて本物になったのか!?」
「いやいやお前らそれより、あの少年、手に剣を纏ったぞ?ほんとに人間か?」
「あの雷、黄金に輝いてたぞ!?」
「アウル、立てるか?」
「無理そうだな、手伝ってくれるかリュウ君?」
「せーの、っと」
「ありがとう…それにしても凄かったな」
「アウル達のおかげでこっちはへとへとだよ…」
「おいおい大丈夫かい?次は決勝リーグだろ?」
「勝つさ、もちろん」
「ならいいんだが、ここでいいよ…」
「じゃあ、おろすぞ」
「あぁ、絶対勝てよ?」
「あぁ、絶対勝つ」
アウル達の分まで頑張んねーとな
―決勝リーグ― グレーシア01対ハームル01対ズーベ01
そう最後は三グループの代表が競技場に入り戦うバトルロワイヤルでこれを4回やり2対2対0など勝敗がかぶった場合
はグループリーダーによる一騎打ちだ
今ノクトは魔法式の最終チェックに、アーサーはなんか瞑想している…フェルンは青を控室に連れてきている、
俺はというと、なんか暇している…ホントにこれでいいのかって位にくつろいでいる
ちなみに今の俺のステを確認しておこう…
レベルC Lv50 階位1000/1500000
称号 古代魔術師 黒式強化術師 魔神の婿 魔神の主 神殺し(神王・死の神) 異世界トラベラー
古代魔法 空間魔法Ⅴ
魔法 火魔法Ⅴ 水魔法Ⅴ 風魔法Ⅴ 土魔法Ⅴ 雷魔法Ⅵ 闇魔法Ⅳ 光魔法Ⅳ 治癒魔法Ⅳ
体術 無手流Ⅱ
剣術 刀Ⅱ
鑑定眼Ⅴ 状態自動回復Ⅹ スキル混合Ⅹ
【固有スキル】七大罪・憤怒 魔神化 黒式強化
MP5500
ATK5000 VIT4700
AGI4600 LUC38%
POW5600
なぜか知らんが階位が1000という上位に入り、ステもCの上限5000に対して越してるのも二つある…
これはいい事なのだろうが、素直に喜べないな…
ホントにこんなんでいいのだろうか?
ノクト達のスキルは今このようになっている
ノクトのは
レベルC Lv15 階位1000000/1500000
魔法 火魔法Ⅳ 水魔法Ⅳ 風魔法Ⅳ 土魔法Ⅳ 雷魔法Ⅳ 闇魔法Ⅴ 光魔法Ⅴ 治癒魔法Ⅲ
剣術 片手剣Ⅲ
体術 柔の型Ⅱ
自動回復Ⅳ 全属性耐性Ⅳ スキル混合Ⅹ
フェルンのは
レベルC Lv13 階位 950000/1500000
魔法 火魔法Ⅵ 水魔法Ⅵ 風魔法Ⅵ 土魔法Ⅵ 地魔法Ⅹ 雷魔法Ⅵ 雷魔法(神)Ⅹ 闇魔法Ⅲ 光魔法Ⅲ 治癒魔法Ⅵ
槍術 槍Ⅱ
体術 剛の型Ⅱ
交渉術Ⅴ 魔力強化Ⅴ スキル混合Ⅹ
アーサーのは
レベルC Lv20 階位 1500/1500000
魔法 火魔法Ⅳ 水魔法Ⅳ 風魔法Ⅳ 土魔法Ⅲ 雷魔法Ⅵ 闇魔法Ⅴ 光魔法Ⅶ 血魔法Ⅵ
剣術 王宮大剣術Ⅵ
大剣Ⅳ
体術 王宮体術Ⅳ
剛の型Ⅴ
自動回復Ⅹ 状態無効Ⅹ 魔力身体強化Ⅹ
【固有スキル】 七大罪 英雄王の一撃
保持武器???
ノクトとフェルンは強くなったと俺も思っている、現にスキル混合はⅩだし
ノクトの闇刃は混合で出来た魔法だ、フェルンの黄金の雷はゼウスから継いだ魔法だ…
しかしアーサーはどうだ、正直ビビった!!!!!
四人の中では一番弱いと思っていたのだが実は俺の次に強い…
しかも固有スキル持ちで大罪に英雄?
しかもスキルⅩが三つもある…予想外だし、まじでやばい…
そうこうしているうちに…
「決勝リーグを始めたいと思いますので、各グループ代表01は中央へ」
「俺の出番か…」
「リュウ、ガンバ」
「あぁ、青すぐに終わらせてくるから待ってろ」
「う、ん」
「じゃあ、行ってくる」
「さて、こいつらが俺の相手か…」
右のハームルは後衛タイプ、ズーベは壁に前衛をこなすタイプだな、
「よし、やるか」
「おい、ズーベの、我と手を組んでグレーシアを先にやらんか?」
「いいな、それ。あいつなんかむかつくな…」
「なんだなんだ?共闘か?別にいいがな、お前らすぐに終わらせるし」
「ほざけ!」
「なんだと!!?」
「では、ただ今より第一試合を行います…」
「3・2・1…」
「Go!!!!」
「すべてを移し 惑わせ 【テレポート・ダンス】」
あいつらをとりあえず引き離して、しかも相手が動かないとテレポートをランダムにし続けるから
広範囲の魔法でいいか…しかも上から、
「よっと、このくらいの高さで十分かな
黒く混ざり すべてを終焉に 【ゴッドイ―タ・フェンリル】」
黒い狼たちが地面とぶつかり爆発した、しかも競技場の結界が張られているので
観客には無害だ…
「そこまで、えっと…しょ、勝者グレーシア代表01」
「んっ???おい審判、そこの二人連れて離れろ!!結界が壊れているぞ!!」
「えっ?」
「いそげ!!!」
「はっ、はい!!」
「おい、フェルン、ノクト、アーサー戦闘態勢、何か来るぞ!?」
『了解』
「んっ…リュウ、遠くに、黒いの、飛んでる…ん~ドラゴンかな?」
「ドラゴンだと?こんなところに結界を一時的に壊せるのだとランクはAか」
「とりあえず、フェルンは後方支援でノクトとアーサーは遊撃、俺が前に出る」
「リュウよ、我も出るぞ」
「そうか、じゃあ頼むぞ、アーサー」
「コナタだ、我をコナタと呼べ、リュウよ」
「あぁ、分かった…コナタ、前衛を共に頼む」
「うむ、了解した」
黒いドラゴンが俺らを見下ろしている…そして、
「グォォォォォ!!!!!!」
いきなりブレスかよ!?
「空間よ 消える空間よ 広まれ 【バニッシュ・スペース】」
「とりあえず降りてこいよ、トカゲ野郎」
ノクトが飛んでからの、
「混沌よ 敵を屠れ 【Chaos Sword】(混沌剣)」
ドラゴンの翼が切断された、でも
「グルルルル!!」
生えてきた!?
「リュウ今のうちに!」
「一気にやるぞコナタ」
「うむ、【剣よ】」
「龍を喰らうは黒き龍 黒き龍は我のもとに集い暴れる すべてを喰らい無に帰すは
終焉を呼びし黒龍なり その一撃はすべてを消し去る 今放て【エンド・ロアー】」
「とどめだ、行け 【Excalibur】(エクスカリバー)」
「グルァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
「まだ足りてませんね…
では、私も、 雷よ神の名において命ずる 敵を穿て 【オケアドゥウノ】」
俺が以前見たのとは威力は低いがそれでも、
「グルッ…グガァァァァァァァァアァ…」
やったのか?
「おい、お前らどうした?」
三人ともぶっ倒れてるな…MP切れたのか、
「リュウ、まだだよ?」
「えっ?なにいっ」
「ヤルナ、ニンゲンヨ」
「リュウ、こいつドラゴンじゃないよ?人も混ざってる…」
「まて、人が混ざってる?」
煙が晴れてそこには
人の形に頭はドラゴン、手は太く、翼あり、尻尾まである…
「なんだ?こいつは、」
「リュウ、危な、」
「がっ!!?」
「モロイナ…コンナモノカ?ニンゲン」
「青、こいつ強いな…しかもあの時のゼウスと同じくらいの圧力を感じるな…
やるか?青」
「うん、いいよ、準備出来てる」
「じゃあ、よろしくな青」
「ニンゲン、ナニヤル?」
無視してとりあえずやるか
「憤怒の罪よ 契約に基づき 我に力を
【禁忌武装 カラクリ刀】」
「オォ、ニンゲンソレナンダ、サッキヨリツヨク」
「うるせぇな、お前そろそろ死ね…
青き炎よ 敵を消し去れ【青獄の太刀 Ⅰの型 マタタキ】」
俺が刀を抜いて、納める数秒の事、競技場の半分が消えて、ドラゴンは何とか原型を留めていた…
「グオオオ!!!」
「まだ、生きていたか?次で、」
「あれっれ~、まだ生きてたの?試作品君?というより、そこの少年誰だよ?」
そこには、黒いコートに仮面に10の番号がついた奴がいた…
「うんうん…君同類か?まぁ、とりあえず自己紹介かな?
僕はNOT DATERの10だよ」
「10?名前か…?しかもNOT DATER?」
「うん、悪の組織的な?」
「悪か?じゃあ敵だな?
【青炎の、】」
「君、し・に・い・そ・ぐなよ?」
「なッ…」体が動かな、
「こちとら、目的は達したから、ここにはもう用はないいんだよね?
だから、そいつ回収してドロンしますわ、じゃね」
…ここまでか、
んっ…ここは?俺寝てるのか…?妙に重いな
?青か?
「青?」
「リュウ、おは、よう」
「俺一体…?」
あぁ、思い出した…
あの仮面に負けたんだ、しかも声だけで…
「くそっ、くそくそくそくそ、…」
「リュウ、大丈夫だよ、私がいるから、」
「あぁ、そうだな…俺もっと強くならなきゃな」
「頑張れ!!」
「頑張る!」
回復した後に聞いた話じゃ、死者は各校長が暗殺されそれ以外は軽傷がほとんどで、今大学の運営は
副校長がやっている…
そんなこんなであれから三年経ち卒業式だ!!
「ここに、ヤクモ リュウの卒業を認める 担任ルミー・マミア
おめでとう、リュウ これでお別れだな…」
「世話になったな、あんたは俺の知る限りじゃもっとも生徒想いの先生だったよ
じゃあな」
「あぁ、さよならだ」
「次は剣の国に行くんだが、コナタも来るのか?」
「あぁ、おぬし等と行くと退屈しなさそうだし、一応七大罪は集まっとたんがよかろう?」
「まぁ、そうだな…」
「じゃあ行くか剣の国」
「おう、次は剣術か、楽しみだな」
「私は槍なんですけどね…」
「その辺は安心するが良い、剣の国は名が剣なだけで、接近用武器ならOKだ」
「問題はなしって事で、さらば魔の国、そして、行くぜ剣の国!!」
魔の国編 End
ども、ニューピです!!
魔の国はお楽しみいただけたでしょうか?
次は剣の国です♪
どうぞこれからもニューピをよろしくお願いします