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妄想から始まる異世界無双  作者: ニューピー(初心者)
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 第1章 死の国

少年は知る

日常の裏には必ずしも絶望があると

そして少年は闘う

未知の存在に殺された彼女のために

―俺はこの世界で必ず君を守ってみせるー


第一章 神の国


「出席をとるぞ」賑やかに騒いでいた生徒達は先生が入る途端に静かになってしまった。

今までなら挨拶をするやつが居ただろう。先生が来ただけで静かにはならないだろう。だがそんな事にならず静かになった…

原因は俺にある。その原因は俺が起こした喧嘩だ…殴りあった!それも先生とだ。そして今日俺は学校を退学になる。今日俺がここに来たのは皆と最後の学校を楽しみに来たのだ。

そして楽しい時間は過ぎていった。今は放課後だ。ここを校門を出たらここには一生涯戻って来ることはないだろう。そんな事を考えてると「リュウ君」

やっぱり来たか…後ろに居るのは幼馴染みだ。黒い髪をポニーテールにして顔つきはまだ幼い感じの俗に言うロリだ。右眼の下には小さいホクロ。同級生の野郎共はそれが良いと中々の好評判の彼女の名は、

「何か用か?サツキ」

「あのっ…リュウ君。ゴメッ」 「謝んな。あれは俺が1人で勝手にやったことだ。だからサツキは悪くない。」「でも」

「でもじゃねぇ」つい声を荒げてしまった。サツキを見てみると今にでも泣きそうな顔だ…やってしまった。「これ以上話てても無駄だな。じゃあなサツキ」

「バカっ…もうリュウ君なんて知らない」サツキはその場から逃げるように走って行く

これで良いんだ。俺は今まで小説やマンガ、ゲーム等に出てくるヒーローキャラに憧れていたし何度も俺もって妄想もしていた…

今回の件だって、サツキにセクハラを先生がしていた。俺は最初にこれを止めたらカッコいいとか、ゲスな事を考えて行動に出た…

いつの間にか殴ってた。

俺に取って人生史上初の事だし緊張もしていた…殴った後にやっちまったって思ったね。そう考えてたら先生フルボッコにしてた…

それでももし最後にチャンスがあるんならサツキを助けたい。

今のあいつの状態を俺は知っている。

昔の俺の顔だ…今にでも死にたいって顔だ…

責任に押し潰されそうな顔だ…あぁ神様。もし俺にチャンスをくれるんならあいつを助けてくれよ…俺のせいであいつは今苦しんでる。俺はどうなっても良いだから

「キャアーー」前を見たらサツキが

考える暇すら無かった

いつの間にか俺はサツキのもとに行ってダイブしてたトラックがもう目の前に…あぁ死んだ。サツキも俺も死んだ…

んっ?

「これは…?」

「リュ…ウ君?」一体なにが…時間が止まってる?

「リュウ君これはどうなってるの?私確か…」

「あぁ確かに轢かれる寸前だな…ほれ」呆れ半分焦り半分の声ででも頭は冷静だ…

「えっと…なにこれ?」

「サツキ。お前思ったより冷静だな…」

「何?リュウ君。私は叫んだ方が良かったの?リュウ君の好きなヒーローみたいにリュウ君がどうにかしてくれるのかな?それとも…」

「すみませんでしたぁー(汗)俺が悪かったです。これ以上は俺の心がもちません…」全力の土下座だ…

今までにサツキに言葉の言い争いで勝った事はない。「よし。許そうぞ。まぁ善きかな(笑)」

これだ…サツキは機嫌が良くなると何故か上から目線になる。

「おふざけはここまでにしてとりあえず状況を整理しよう。ついでに移動しよういつまでもトラックの前で話してるのは危ないからな」

「そうだね…とにかく私も早くここから逃げたいわ」歩くこと数分―とりあえず目の前にある公園のベンチに座っていた。

「ここまでの状況を整理しよう」

「一応この時間の止まった世界をXと呼ぶ。Xには人どころか生物が俺達以外いない。風はふいていない。それどころか気温も存在しているかどうかだな。サツキはどう思う?」

「そうだね~リュウ君が言ったのに付け加えるとしたら以前にはない建物があるよほらあそこ」サツキの指さす方向を見てみる…

「サツキ…今はふざけてる場合じゃないぞ…」そう…サツキの言った方向にはなにもない

「リュウ君何言ってるの?あそこに黒い塔があるじゃない!?」

「いや何も無いぞ…」

「じゃあ行って見ようよ。口論するより行動するべきだよ」どうするべきなんだ?何か嫌な予感しかしないんだか…とりあえず

「行ってみるか」


「結構距離あったな?」何kmあった…マラソンの距離あったな?10kmはあったな…

「本当に長かったね…とりあえず疲れたよ」

「で、塔ってのはどこにある?」

「ほら目の前にあるじゃない」サツキが指をさした方向にはなにもないけど、何か嫌な予感がする。そこを見てるだけでこの場から逃げたくなる。

「どうしたのリュウ君!?顔色が悪いよ?」

「あっ…あぁ大丈夫だ」

ウゥゥゥゥ―ン

「何の音だ?」

「リュウ君…逃げよう(汗)何かたくさんの黒い影がたくさん来てるよ…」

「見えないけど何か来てるくらいなら分かる…逃げるぞ」

結構走ったそれでも無理なのか?もうすぐそこまで来てるのが分かる…

「リュウ君…いいよ。もう降ろして…あの影は私を狙っているんだ…だからっ」

「ハァ、馬鹿ハァ言うな…ハァ、ッ」もう結構追いつかれたな…

ガッ、クソ…こいつら噛むのか…

「ハァ…ハァ、ヤバいもうキツイかも…でも、サツキお前だけは守ってみせる!」

「もういいよ…もうやめてよ」またかまたサツキを泣かせてしまうのか…

「俺は絶対に諦めない…ハァハァハァ…クッ絶対にだ」

「あれっハァハァ足が…ガッ」なっサツキ、お前何してるんだ…なんで俺をこかしたんだ…

「ゴメンね…リュウ君元気でね…」

「サツキ、やめろよ…サツキィィ―!!」影に飲まれた…

「なんでだよ…なんでなんだよ!!クソォォ―!!」

影がなんだ!?      「貴様はなんだ?我死の神は女を望んだのだが貴様はなんでここに居る?」

「ナッ!?」なんだこいつは?今死の神っち言ったか?というより今女?サツキのことか?どういうことだ?「あぁ成る程…貴様も女と死んだのか」

んっ今死んだって言ったか…こいつは何を

「せっかく女だけを死の世界に連れこれたと思ったのだが…何の為我自身で死の運命を創ったと思っておるのだ人間よ?」

「おい、今運命を創ったて?」

「そうじゃ、女に男をすりよらせたのは我、死なせたのも我だ…」

なんだと?アイツがサツキを殺した?なんで、殺した?アイツのせいでサツキが?

「おい…お前…俺はお前を殺すぞ!その前にサツキの場所を教えてもらうしここから出れる方法も教えてもらう」

「貴様今なんと言った?我を殺すじゃと…ハハハハ!!愉快じゃ人間よ!!なら、殺してみろ…」

そう言った瞬間に影が迫って来る…

なんだ影が触れたところが腐敗している?

「そっかこれが神か…でもな俺は今怒ってんだよ…サツキが死んだだと。ふざけんな!!許さねぇ!!」

「人間よ、貴様はまだ生きておる、すなわちここで死ねば貴様は地獄に我が送ってやる。安らかに眠るが良い。人間よ」

「テメェを俺は絶対に許さない!!」

なんだろう、今すげぇ力が湧いてくる…でもこの力じゃこいつには敵わない。でも抵抗くらいはしてやる。「フンッ!!」あれっなんでこいつは俺の目の前に…

「なっ貴様いつの間に!?」「とりあえず喰らっとけ!!」なんとなくな右フック

「ガァ!?何故人間如きが我に触れられる!?」

知らねぇがなんか殴れた!「貴様、この我を殴ったな触れたな!!消してやる!!」なんか嫌な予感が

「腐敗して消えろ!!腐毒の槍」

神が叫んだと同時に野郎の周りには帯びただしいかずの紫に灰色が混ざった槍が出てきた

「なんだこりゃ?魔法みたいだな…」とりあえず避けるしかないか

「よっと、なんだろう槍が遅く見える…なんでだ?さっきから槍に触れてもなんにもおきないし、俺の体どうなってんだ?」

「何故我の魔法が効かんのじゃ!?」あぁなんか魔法って魔力を使うんだよな?魔力ってこの不思議に湧いてくる力のことか?魔法使ってみたいな♪…やってみるか!!失敗してもただ痛い奴って思われるだけだろうし。

「右手に力を集中させてっと。とりあえず神、一発喰らっとけ!!破壊抱【デトロイトキャノン】」

「なんだこの禍々しい魔力は?防ぐしかないのう。腐盾」

今俺のパンチと神の盾らしきものが接触したその瞬間神を巻き込んで盾は割れた神は砕けた、その瞬間に俺も「おいこら神…言った通りお前を、」ドスン

倒れた…俺はどうやら知識上で精神疲労を起こしたみたいだ…

―死の国 神殿の宮―

「一体死の国で何が?デスは何しているのですか?」シルバーの髪を自分の髪で纏めている少女だ…見た目では幼そうな顔だが落ち着きが見れる。もし通りですれ違った人が男でも女でも誰もがキレイだと言うだろう

「アテナ様この神殿の前に倒れて居たところを見つけました」

「何ですか?その少年は、何故まだ生きているのですか?ここは死の国。死んだ者でなければ来れない世界です。なのに何故少年は生きているのですか?」

「アテナ様どうやらこの少年は巻き込まれてしまったようです。あのデスの死の運命に」

「それについてはまた後で考えましょう。今とりあえずデスについてです。デスは何処に居るのでしょうか?」

「大変申し訳ないのですがデスはこの少年に殺されたようです。証拠にその少年の右腕にデスの槍の後がそして少年に今魔力は感じませんが私共が見つけた時には神を越える魔力を纏っておりました。」

「にわかに信じられないのですが、この少年をとりあえず神の国に連れ行きましょう。もちろん神殺しの罪でです」

【神殺しの罪】 正式な決闘場での決闘でしか神を殺すことは許されない。


「もしこの少年がデスを殺したのなら、この少年は神殺しの烙印を押され神の奴隷となり一生自由はないでしょう」

「ではアテナ様少年はそのまま連れて帰りますが、デスはどうしますか?そこらを探せば骨くらいは見つかるでしょう?」

「デスは放っておきなさい。今はこの少年が第一優先です。さぁ帰りましょう!!我等神々が住みし神の国へ」

「ハッ!!承知致しました!!」


これはある少年と少女の運命の物語

まだこれは序章に過ぎず、少年は知らない

今から放り注ぐ禍を



第1章 神の国

end


次話は神の国編です。

次で設定の説明があるので分かりずらかった人

は次読めば納得できるでしょう

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