独白
私は彼と一番仲が良い。
だから、あの子には「大好き」と書いたチョコレートを贈った。
「ありがとうございました」
卓球台の向こう側へ頭を下げる。
校舎裏で足を痛めた。
猿真似をした。
母は怯えて泣いていた。
私は見知らぬ人にとっての被害者となった。
ずっと勉強をしていた。
いつも何かしらの係や委員会を引き受けていた。
いつのまにかどこででも眠るようになった。
高校を辞めた。
また嘯いた。
だから私は同じ話をする後輩に同情できない。
電車が好きだった。
知らない駅のホームで猫のキャラクターが掠れたお弁当箱を空けていた。
もっとどうでも良い人の話はもう聞き飽きたでしょう?
もういい。
幼い頃、夢を問われて
「大学に行くこと」
だと語った。
大学がどんなところかも知らなかった。
大学に行かなかった。
節目には贈り物をしている。
私はまだ変われそうにない。




