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暖炉の前の暖かさ

 今朝思いっきりカップを粉砕してしまったので、陶器屋さんに行かないと


月波「ここらへんで、いい陶器屋さんはある?ていうかいつもカップどこで買ってたの?」

エルナ「分からないわ、いつもカップとか食器を買うときは、レオン様直々にお買い物に行ってたからね」

月波「そうなんだ…うーん…この街のことは全然わかんないからなぁ…町の人に聞いてみるしかないか…」


この街は寒いけど、人の心はきっと温かい、だってお店に来る人はみんな温かい人ばっかりだから


月波「すみません、ここらへんで陶器屋さんはありませんか?」

???「うん?陶器屋さんか…食器だろう?だったらシンディさんのところがいいんじゃねぇかな、食器やというよりは雑貨やだけどよ」

月波「ありがとうございます!」

???「おう、今夜店行くぜ」


お客さんだったのか!どうりで見たことあるような気がしたわけだ


月波「はい!お待ちしております」


それにしてもシンディさんは雑貨屋さんだったのか…なんだかお店の人との付き合いが多いなぁ

こういうアットホームな町、いいなぁ…



月波「エルナ、シンディさんのお店の場所知ってる?」

エルナ「もちろん、私はアンドロイドだからマップくらい簡単に見れるわ」


まだ…その設定やってたのか…かわいいなぁもう!


エルナ「ちょっ!なにすんのよ!」

月波「いや?かわいいなぁって思って」

エルナ「子供扱いしないでもらえるかしら、私は50年前に作られたアンドロイドなのよ」


50年前…そんなに昔に作られたの…


月波「あのさ、どうやってあなたは動いてるの?それにアンドロイドにしては出来すぎてるわ」

エルナ「そうね、私は最新型AI搭載のプロトタイプだった、でも私の他の個体が暴走し始めて、町一つを破壊した、私は何とか逃げ出したけど結局廃棄されてしまった、それはレオン様に助けてもらったの」


急に話がぶっ飛ぶな…でもなるほど、この世界に時代がなんとなく、わかった

スマホがなかったから、異世界あるあるの中世ヨーロッパといったところかなと、思っていたけど未来だったんだ、だからスマホがなかったつまりより進化したものがあると…


エルナ「ここよ、この話はまたゆっくりしましょ、こんな話聞いてくれるの貴方かレオン様だけだもの」

シンディ「いらっしゃいませ…あれ?月波さんとエルナさん!」

月波「こんにちわ、お店のカップを割ってしまって…在庫在りますか?」

シンディ「はい、こちらですよね?特注品なんですよ」

月波「えっ…てことは結構高い?」

シンディ「えぇまぁ…それなりには…」

月波「おいくらくらいですか?」

シンディ「2500Rポイントです」

月波「エルナ、足りる?」

エルナ「ぎりぎり、よかったねおおく予算もらって」

月波「じゃぁ、その可愛い猫ちゃんのカップを一つ」

シンディ「はい、わかりました2500Rポイントです」


本当にかわいい…こんなものを私は割ってしまったのか…


シンディ「このカップは私の故郷の街のシュヴァルツェ・カッツェで製造しているものでして、本来だったら、現地でしか購入はできなのですが、私の家族が送ってくれて、それをみてレオンさんがこれ譲ってくれないかって、たまにレオンさん、私の街に来てくれているらしいです、本当に良い方ですよね」

月波「私もいつか行ってみたいです…」

シンディ「本当ですか?でも一人で行くのは危ないので、レオンさんとエルナさんt一緒に行くといいですよ、月波さんは知らないかもしれませんが、カッツェは治安があまりよくないので」


やっぱり、貧困の格差というのはいつの時代もあるのだな…

でも、こんなカップがお土産とかで売れば景気が良くなって治安が良くなると思うんだけどなぁ…

今調べたらカッツェは貧困層の人々が住んでいるそうだからね

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