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初めてのお客さん

 おはようございます…異世界転生二日目の朝です…

寒いですねぇ…雪は降ってないのに…めちゃくちゃ寒い…

今日から出勤…異世界転生先でも社畜なのか私は・・・


レオン「おはよう、月波よく眠れたかい?」

月波「おはよう、うんよく眠れたよ何日ぶりだろう…こんなによく眠れたのは…」

エルナ「おはようございます、本日から一緒に出勤ですね!楽しみです!」


そうだねぇ…まぁゆったりとした仕事だろうし…気楽にやろう

ん?誰か来た


レオン「いらっしゃいませ、あぁマイケルさん、おはようございます」

マイケル「おはよう、マスター、おや?そちらのの方は新人さんかな?」

月波「はい!本日から、バリスタをやらさせていただきます!南島月波です!よろしくお願いします」

マイケル「ここらへんじゃ聞かない名前だね、多分フローレンシアの方から来たのだろう、そっちの方には君のような名前の人がたくさんいた気がするよ、まぁ治安が悪いから行かないことをお勧めするよ」


うん、こういうたわいない会話…よき…心が温まる…


マイケル「じゃぁ早速いつものを頂こうかな」

レオン「すみません、この新人を育てたくてよかったら、月波のものを飲んでいただけないでしょうか?お安くしますので」

マイケル「もちろんかまわないよ、値段も味に応じて相談だ、美味かったらちゃんと払おう、月波期待しているぞ」


きたー!私の出番!…まてまて、私マイケルさんのいつもの知らないぞ…

予想してやれってか?


月波「あの、申し訳ございませんが、いつものというのは、なんなのでしょうか?」

マイケル「あぁ!すまない、そうか君は今日からだったね、失敬失敬…朝目を覚ますためのエスプレッソだ、濃いのを頼む」


はい!エスプレッソならいけるぜ!

昨日作ったばっかりだし!昨日から学んだものは、豆を挽いたらすぐに入れることが大切!レオンに教えてもらった


豆を挽いて、すぐに淹れる!よし、今回はうまくできたんじゃないか?


月波「お待たせしました、エスプレッソです、どうぞ召し上がれ」

マイケル「あぁ、いただくよ」


どうだろう…どきどきする…


マイケル「うん、悪くないマスターには及ばないが、全くお客さんに出せる味だ、マスターはレベルが違いすぎるからな…だが、君もいずれはマスターのようになれるさ」

月波「ありがとうございます!はい、いつか私もレオンを越せるように頑張ります」

レオン「言ってくれるじゃねぇか、俺もまだまだだぞ」


このカフェは朝から深夜までやっている、正確にはお昼の時間はやっていないのだが、ランチタイムがないのは珍しい…


マイケル「ありがとう、おいしかったよ、それじゃぁまた明日」


いい人だったな…カフェに来る人たちが全員いい人だといいな

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