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このカフェには風呂があることを忘れていませんか?

時間も深夜を過ぎて、仕事もひと段落して落ち着いてきた


レオン「あとはかたづけだけだから、俺やっておくよ、お風呂どうぞ」

月波「いやまだお客さんが入ってるから、私も手伝うよ」

レオン「そうか、ありがとう」


カフェは飲み物を作ったり、提供したりするのも大変だが洗い物を片付けるのもかなり大変だ…

レオンはいつも俺に任せろ言ってくれるけど、手伝わないわけにはいかないから


月波「あっ、そうだ今日カップ買ってきたよ私の給料から引いておいて」

レオン「えっ?いやぁよかったのに…ありがとうな月波」


うへへへへ、なでてもいいんだぜぇ


レオン「どうした?変な顔してるぞ?」

月波「なによ、元からこんな顔ですけど…失礼な!」

レオン「すまんすまん…そんなに怒るなよ…」

月波「もう、お風呂入ってきちゃうからね!」


デリカシーというものがない…

まったく…


エルナ「おぉ、片付け終わったのか?」

月波「いや、おわってないけど、レオンが失礼なこと言ったから、いじけて逃げてきちゃった」

エルナ「おいおい、レオン様可哀そうだろ…」

月波「あっ!そうだ、エルナ本当にアンドロイドなのか確かめさせてもらうぞぉ…」

エルナ「ちょっ…やめろー!」

???「おうおう、いちゃいちゃしてんじゃねぇよ…まったく…尊すぎて死んじまうだろうが…」

月波「あっごめんなさい…お客様当店のご利用はお風呂のみですか?先ほどまでホールにいたのですが見かけなかったので」

???「あぁ、まだな私はここの風呂が好きだからな風呂上りにゆっくりしたいのさ、ほかの客が帰ってからな」


なるほど…このお店にお風呂目的で来る人もいるのか…


エルナ「クローブさんすみません、この子新人でしてまだ常連様のことをよく知らないようですから…」

クローブ「おっそうなのか…まさか店員だったのかあたしは、クローブだよろしくな、お前さんは何をしてるんだい?」

月波「いちおう、バリスタを…月波と申します」

クローブ「つまり、修行か、ははは!頑張ってレオンを超すバリスタになってくれよ、んじゃそろそろ上がるわ、お客さんもういないだろ?」

月波「はい、私たちもそろそろ上がろうか」

エルナ「そうね」



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