表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シン・ヨロズブ  作者: 有氏ゆず
第八話 九条家の隠し子?謎の弟登場!
68/153

8-1




「ん……んん……?」


目が覚めると、あたしは知らない場所に居た。


「え……ここ、何処なの……?」


そもそもあたしは何故ここにいるのだろう。

というか、いつ眠ったのだろうか。確か常磐先輩とデートして、 "会長" の奉日本さんと出会って、彼についていって……そこからの記憶がない。




「やあ、お目覚めかな」

「……!?誰……!?」


背後から聞こえてきた声に身構える。


「私さ。奉日本晴臣だよ」

「あ……」


味方がいると知って、緊張が解ける。それでもまだ自分の状況は全く理解出来ていないのだが。


「あ、あの……ここって何処か分かりますか……?あたし、何でこんなことになってるかさっぱり分からなくて。というか、奉日本についていってからの記憶が全く無いんですが……」

「ああ、それについては心配しなくてもいいよ。少し君を気絶させて、私の隠れ家に連れてきただけだから」




……前言撤回。


どうやらこの人は頼れる味方ではなく、敵かもしれないらしい。

思わず再度身構えたあたしを見て、彼はクスクスと笑った。


「あたしを、どうするつもりですか」

「……ごめんね。本当はこういうことはしたくなかったんだけど……仕方ないんだ」


話が読めないし、どうするつもりだと言う質問に答えていない。内心恐怖を感じながらもあたしはもう一度問いかけることにする。


「あたしを……どうするつもりなんですか」

「うーん……こうするつもりかな」




そう言って彼が取り出したのは……銀色の、刃物だった。




「……!!」


咄嗟に逃げ出そうとするが、立ち上がれない。


「無駄だよ。薬が効いていて動けないだろう」

「そ、そんな……!!」

「本当は君が気絶している間に済ませたかったんだけど、起きてしまったから仕方ないよね。本当にごめん。出来るだけ、君を傷つけるような真似はしたくなかったんだけど……これは仕方のないことなんだ」

「し、仕方ないって……!仕方ないって何ですか!」

「そのままの意味だよ。ごめんね、出来るだけ痛くないようにするから……」

「ま、待って……!いや、嫌です!!」










「いやああああああーーーーっ!!!!」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ