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転生したら幼稚園児    作者: リスワラー
9/16

年長さんだから修学旅行に行きます(初日前半)

体調が良くなり完全復活を果たしました。

「「いってらっしゃい」」


「いってきまーす」


修学旅行当日、バスに乗りながら両親に手をふる。

朝6時ということもあって萌ちゃん(我が妹)はまだ寝ている。


他のみんなは、お母さんに抱きついたり半分寝てたりと大変そうだ。


それで僕がバスの中で待ってること5分、ようやくみんながバスに乗ってきた。バスの席はペアの人のとなりになっている。


ふふん、世の男子共羨ましいだろう?


バスが出発する。


雫ちゃんは、まだおねむなので今のうちに今日の予定をおさらいすることにした。


(今日の予定は、9時に宿到着、その後荷物を置いたら、山登りをする。頂上で昼食を取りその後写真を取ったら下山。宿に帰ったら軽くおやつと食べてお昼寝をする。起きたら宿の人たちと遊んでその後夕食となる。食べ終わったら肝試しに行って帰ったらお風呂、その後はもう、就寝時間になる)


よかった、全部覚えてた。

正直、記憶力には自身があったので1日の予定を覚えるくらいは楽勝だ。


やることもなくて暇なので…なにしよう。


その時ちょうどよく雫ちゃんが起きてくれたのでたくさんおしゃべりしてすごした。


2時間もあると話す内容もなくなってくるので、早くついてくれと祈るばかりである。


そうこうしているうちに、宿に到着した。

荷物はすでに宿に届いているので自分たちは、小さいリュックサックだけ持って運転手さんにお礼を言ったあとバスを降りる。


宿の部屋に荷物を置いたら少しだけ、宿の人の話を聞いて、登山に出発する。


「まっ、まってよ〜みんな〜」


最初の脱落者は雫ちゃんちゃん、正直予想通りだ。


「ゆっくりでいいよ、一緒に行こう」


そう言いながら、雫ちゃんにてを差し出す。

正直ドキドキする。


他のみんなは…、太陽くんと小春ちゃんは全力疾走、先生と陽太くんと桜ちゃんはそれを必死になって追いかけるという感じになってる。


先生なんで一人なんだよ…

前世の修学旅行では先生は最低二人いた。

これは、最後まで付き添う先生と、怪我や体調不良で途中リタイアの子につく先生が必要だからだ。


なのでこの状況では、僕は実質先生ということになる。


まぁ、僕とて前世では偏差値62、体力テスト学年9位でバイトの経験もあり、進路は教育大学を希望していたため、指導だって多少はできる。

ちなみにバイトは家庭教師。


これほどの逸材は幼稚園児には絶対にいないだろうし、頼りたくなる先生の気持ちもわかる。


でも、まだ高校生だったわけだし、実質高校生に生徒を任せてるようなものだ。


不安な気持ちもある。

あるが…それでも雫ちゃんの笑顔を見ていればそんなのはどうでも良くなる。


そしてこの、幼稚園の登山には少しハードルが高い山を登ること1時間と少し、ようやく、頂上についた。


「二人共遅いぞ〜」


手を振りながら太陽くんが話しかけてくる。


「みんなが早すぎなんだよ」


「普通だったわよ?」


小春ちゃんが言う。

これは、幼稚園児にとって、普通なのか?


「「普通じゃない!」」


陽太くんと、桜ちゃんがクタクタになりながら叫ぶ。

やはり普通ではなかったようだ。


先生は…一番疲れていた。


「せっ、先生大丈夫…?」


「大丈夫ですよー」


とてもだめそうだった。


その後、おにぎりを食べ、写真を3枚ほど取って帰った。


先生は例のごとく疲れ果てていた。

祝!1200文字突破!


原稿用紙4枚目の大台に乗ることができました。

これもこの小説を見てくださる皆様のおかげです。

ありがとうございます。

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