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転生したら幼稚園児    作者: リスワラー
10/16

本格派肝試し(初日中半)

本格的に次回作考えてます。

宿に戻ったらぶどうや梨などたくさんのフルーツを貰えた。ちょうど3時頃だったため時間的にもおやつとしてぴったりだった。


みんな思い思いにフルーツを頬張っている。

ちなみに先生はダウン中だ。


その後、昼寝やよくわかんないふれあいタイム的なのがあって夕食になった。


夕食は和食中心だった。魚の煮つけや、お刺し身、

サラダに味噌汁、デザートに杏仁豆腐もでた。


意外なことにお刺し身を食べられない子が多くいた。

僕は前世でも4才の頃には好きな食べ物はお刺し身と答えるくらい好きだったからびっくりした。


それが終わったらいよいよ肝試しだ。

みんなで懐中電灯を持って森の前に立つ。


ちなみに懐中電灯ペアで1つ、ゴールは森の中にある神社だ。仕掛け人は宿の人たちの担当らしい。

去年の子たちは全員泣いてしまって大変だったとのこと。

この情報は来る前にネットで調べた。


僕がそんなことを考えてると雫ちゃんが、手を繋ぎながら「頑張ろうね」と言ってきた。

目にはうっすら涙が…というか普通に泣き出しそうになっていた。


ぼくは、雫ちゃんの頭を撫でながら、

「大丈夫だよ、僕が絶対守るから」と言った。


僕たちの番は最後なので、みんなが行くのを待つ。


太陽くんと陽太くんは普通に進んでいった。太陽くんは、おばけなんて余裕といった表情で。

陽太くんは、おばけがいるのならこの6年間1度も姿を表したことがないのに、今回だけ表すなんてありえないとか言っていた。

つぎに桜ちゃんと小春ちゃんが行ったんだけど、

こっちは結構ビビってた。

というか途中で悲鳴聞こえて雫ちゃんめっちゃ震えてた。かわいい


そしていよいよ僕たちの番だ。

雫ちゃんには申し訳ないけど、実は結構楽しみだった。前世でもホラー映画が大好きでこっちでも見てたらママに驚かれた。


雫ちゃんと手を繋ぎながら山に入る、まだなんの仕掛けもないのに雫ちゃんは両手で僕の手をガッチリ握りながら、涙目になっていた。


「雫ちゃん大丈夫?」


「だめ~」


こんな会話をしていると上から水滴が落ちていた。

同時にドサッと何かが近くに落ちた。


「きゃあ!」


その音にびっくりした雫ちゃんが泣きながら僕に抱きついてきた。


でも、確認しないわけにもいかないので雫ちゃんを説得してから、僕だけで確認することにした。


どうせたいしたことないだろうと思って覗いたら、明らかに人の死体だとわかるものがそこには転がっていた。ただ、よく見ると偽物だとわかる。

それでも出来はそこらのホラー映画やお化け屋敷の比ではなかった。


「何があったの?」


雫ちゃんが怖がりながら聞いてくる。


「うーん、秘密」


適当なこと言って見るって言われても困るし、本当のことを言うわけにも行かないので秘密にした。


その後は、ゾンビの声が林から聞こえたり、犬の死骸のような人形が置いてあったりと僕でも普通に怖い感じの演出だった。

確実に幼児に見せるものではない。


雫ちゃんはもうまじ泣きして僕に抱きつきながら歩いてた。


それでも一応は、ゴールできた。

記念すべき10回目の投稿になりました。

ここまで応援してくださった皆様本当にありがとうございます。

今後とも当小説をよろしくお願いします。

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