幸せなカーライフ
快適な速度は人によってマチマチだけど、それは車の影響も無視はできないんでしょう。
かつてある自動車評論家が言ってましたっけ。「日本人は運転は下手だし車にも興味がない民族」って。なんとなく分かる気がします。
渋滞の原因作ってる車を見かけることはよくありますが、観察してると、ある共通項に気付いたのです。それは「運転があまりお上手ではないような車は大抵、自動車評論家が酷評した車」という説……
ちなみに酷評ってのは自動車雑誌の話ではありません。評論家が個人的に執筆してる書籍だったりします。
なんせ雑誌は自動車メーカーが広告主様ですからね。間違っても酷評などできません。読むぶんには楽しいのですが。
それ考えると雑誌のインプレッション企画は一番無難な記事なのでしょう。新車が出たら他社の同ランクカーと比較、対照して点数つけるっていう、アレ。これなら多少辛めの評価してもまだフォローできる余地があるので書く方は気が楽です。新車をいきなり酷評してたらメーカーからトンでもない圧力掛かりそうです。
ホメるべきところもない車をフォローしてこそプロのライターだなんて聞くこともあったり、なかったり。
でも、個人で執筆された評論本なら忌憚ない意見が書かれているものです。堂々と「買うな!」とまで書かれてしまう車まである始末。どういうことなのかは乗ってみない限り分かんないのでしょう。
で、だいたい国産のミドルセダンはほぼ全滅。ワンボックスカーも軒並み酷評されがちだし、コンパクトや軽にも少なからずあります。つまり、こき下ろすしかできないような車には似たようなダメカーをぶつけて比較、対照すればいいわけです。さすがプロ。
じゃあダメな車ってどんなのよ? とか聞かれれば素人の自分には分かりません! としか言いようがないのですが。
評論家さんが言うには居住空間に難有りとか騒音、振動が不快、運転してて怖い等々……どれも素人からすれば大したこともないようなものですが、それだけにボディーブローのように効いてくるのかもしれません。
逆にいい車ってのは運転が苦にならないどころか楽しいとさえ感じられるのだそうで。運転って、そもそも楽しいものなんじゃないの? って自分などは思うのですが、車によってはただただ苦痛を強いられる作業になるのかもしれませんね。
その苦痛でしかない車が大抵、渋滞を引き起こしてたりするのですよ。評論家さんが「これを売るのは犯罪的」とまで酷評したダメカーをわざわざ購入した超マニアックな車変態さんがその趣味を周囲にまで伝播させてるわけですね。
まさに「日本人は運転は下手だし車にも興味がない民族」の評とおりです。