謙信の厠
ちなみにこのエッセイのタイトル、別に歴史に興味ない人でもだいたい察しがついてると思いますが、武田信玄がトイレで熟考してた、という逸話が元ネタであります。もう有名な話なので今更感満載なのですが。
で、思索してる最中、刺客に襲われたらたまらん、ということで信玄の厠は槍が届かないほど広かったのだとか。真偽は知りませんけど。
どうせトイレにいる時点で無防備なんだから外から槍刺さんでもフツーに斬り込めば済むと思うんだけどなあ。それが武士の倣いというものなのでしょうか。よく分かりませんねえ。卑怯な手段に変わりはないし。
そのライバル、上杉謙信もトイレにいわくがあるのは有名ですね。定説ではアル中&糖尿患ってた上、寒い厠でイキんだために心臓発作起だか脳梗塞越こしたとか言われてますけど……うーん……戦場を実際に駆けまわってた軍神にしてはお粗末すぎるラストです。嘘だと言ってよ定満。この定満にしても実在はかなり疑わしいらしいですが。史実なんてロマンもへったくれもありません。
小説のネタっぽくするなら暗殺説が鉄板でしょうか。加藤段蔵あたりが厠に忍んでて尻の穴にブスリ。キャー。痛ーい。いや、てゆうか、その尻に謙信と分かる目印でもないと誰刺すか分かんないでしょ。どうもこちらもロマンがありません。暗殺説却下。
ちなみに自分がこのネタ知ったのは光栄のムック本。今ではコーエーテクモゲームスになってますが。あの本の常連さんたちって、なんか妙にトイレの話題で盛り上がってたんですよねえ。世界、歴史のトイレ事情とか英雄のトイレ話とか。歴史変態の興味など自分のような一般人には理解できるところではありませぬ。
今だったらさしずめテル◯エ・ロ◯エみたくトイレネタ漫画ってとこでしょうか。ギリシャ語知らないのでいいタイトル浮かばないのですが。
いや、だからといってこのエッセイのネタはトイレに篭って絞り出してるなんてことはありませんからね!