つまらない
7月に入ってここ数日、このエッセイを書いてない。書くようなネタが見当たらない。ありていに言えばつまらない。
なんでつまんないのか。たぶん、なし崩し的に始まった五輪が影響してるんだと思う。なんだかすでにみんなで五輪を応援しましょうよというような空気感が蔓延している。いや、蔓延してるんじゃなくて、メディアが無理矢理そういう空気感を出そうとしてる。それ自体は否定はしません。アスリートさんは一生懸命だしテレビ局だって生活かかってます。
しかしああも無理矢理にでも感動やら応援やらを押し付けられるとこっちとしてはシラけてしまいます。感動の同調圧力なんて24時間やってる番組で沢山です。もう何年も見てないけど。シラけてるのに応援しますとか感動したとか白々しいこと言えるほどの演技派でもありません。
かと思ってたらどっかの都議選ではどっかの連立党が過半数を取れず惨敗だと騒いでるんだとか。は? どこが?
だって議席数伸ばしたんでしょ? なら勝利と言って差支えはないかと。そりゃ過半数とれた方が満足いく結果とは思うけどそれが達成できなかったからといって惨敗なんて表現は当てはまりません。
いや、惨敗と言いたい理屈は分かるんですけどね。次の総選挙を占う選挙らしいので、間違っても勝ったなどとは言えないのでしょう。惨敗をアピールして組織を引き締めたいんでしょうな。ここで満足いく結果だとか言ってたら次の選挙で緩んでしまいます。「次の選挙は危ない」ってのは政治家さんの挨拶みたいなもんです。仮に過半数取ってたとしてもなんやかんや言って惨敗と強弁するのでしょう。都議選ごときで国政選挙に悪影響及ぼすわけにはまいりません。やたら惨敗をアピールしてるメディアもその党の意向を汲んでるんでしょう。ひょっとして無観客開催の取引でもしたんじゃ? と邪推したくなります。
自分はあえて予測します。次の選挙も大して変わんない結果に終わるであろう、と。
それより気になったのは投票率。いや、都民の皆様のおおらかさには頭が下がります。6割弱の都民が現在の都政に満足してて不満もなくって今後一切文句を言わないって意思表示したわけですから。自分だったら黙ってられませんけどね。でも投票権捨てるってのはそういうことです。その人たちは都政を全面的に支持してて文句もなくて、時短営業のお願いも真面目に聞いて、ついでに都のコロナ給付金も一切必要ないって言ってるわけですね。ワクチンは国の政策だから関係ないかもしんないけどワクチン接種も辞退、もしくはカネ払って受けるのかな? そうしないと筋が通りません。あくまで個人的に。自分はタダでワクチン受けたいので投票くらいは行きますけどね。どこに入れるかは個人の自由でしょ。権利の行使なんだから。
それでもコロナ対策で不満なお人が多いような気がするのはただのイメージでしょうか? マスコミの戦略に自分が乗せられてるだけなのでしょう。だって6割弱の都民が投票棄権してる。つまり半数以上の都民が都政は今のままでオッケーって言ってるわけだから。次の選挙も似たような結果になると予測する根拠もここにあります。99パーの確率で的中させる自信があります。もし外れたら謝罪します。杞憂でしょうけど。
こんなありきたりなうえ、外れもしない予測なんて自分でやっててシラけてしまいます。が、つまらないほど現実が予想通りなんだから仕方ありません。ついでにもひとつ予測しときます。五輪も成功してコロナ下で開催された奇跡の大会とか言われて日本全国に感動の嵐が巻き起こるであろう、と。誰でも予想ついてますけどね。
この後に行われたどこかの市長選ではちょっとした番狂わせがあったとのこと。予測を外しましたことをここに謝罪いたします。




