シン・エ◯ァ
見てきました! シン・エ◯ァ! いや〜、面白かった! 長いこと待った甲斐がありました! 今回はそれアツく語っていきますよ〜!
……ゴメン、嘘です。見に行ってません。コロナが怖くて行けません。流行に乗りたかっただけです。底辺サブカル好きとして見栄を張ってしまいました。ただ、コロナがなければ見に行ったかは分かりませんけどね……
ワイドショーが報じるところによると映画は無事ヒットしてるものの豪華すぎる特典が話題となり高額で転売されてるとのこと。まあイマドキですね。
自分などは特典が豪華すぎると逆に映画のデキが心配になってしまいますが……い、いや、きっと面白いことでしょう。ただやっぱり転売はダメって論調のようです。豪華な特典で売上を伸ばそうという戦略なんだから致し方ないとはいえ、やはりファンにとっては悲しいのでしょう。その気持ちはサブカル好きの端くれとして分かるつもりです。
しかし現実問題として転売する輩はそれが目的で、作品のファンでも何でもないんだからなんの痛痒も感じません。ファンの哀切が届くことはまずないでしょう。それがサブカルの現実でもあります。この国では制作が保護されることはあまりありません。アヤしげな銀行やら信託やらその他諸々は手篤く保護されてますけどね。
自分ごときの頭でまず考えられる現実的な対処法はそういう制作者の利益を著しく損ねるような行為は法で取り締まる、フリマサイトがそういう転売行為を監視し出品を規制するくらいでしょうか。しかしそういう法整備がなされてないってことは、この国が映画製作よりフリマサイトの利益を重視してるってことか、あるいは政治家さんにその認識がそもそもないかのどちらかでしょう。
これがハリウッドのあるアメリカならどうでしょう。映画の特典を転売することは可能なのでしょうか。自分はそこまで詳しくありませんが、海外には参考になる事例もあるかもです。いや、そもそも日本人はエンタメに関心がない民族なのかもしれない。
この国ではかつてマンガ、アニメ立国を目指すとかいう正気を疑ってしまうような人が10年以上も前に宰相になったことがありました。そのお方はいまだこの国の中枢にいたりします。にもかかわらず、こんな途上国レベルのチンケな転売行為が相も変わらず白昼堂々行われてる。それがこの国の現実ってやつです。
転売する連中はファンでも何でもない、ただカネになるから転売してるのでしょう。それ買う連中もファンでも何でもない、将来の高値を見込んで買ってるだけなのでしょう。この国ではそういう輩が経済を回してくれてると勘違いして野放しにされてる。
制作者さんの心労は察するに余りありますが、挫けず頑張ってくださいとしか言えないのが底辺サブカル好きのツラいところです。いっそのこと製作会社はアメリカにでも移転した方がいいかもしれませんね。




