レジ袋有料化
環境問題という大義名分のレジ袋の有料化がスタートしました。もともとドケチの自分は日頃からレジ袋使いまわすか少量の買い物で済ませてたので大した影響はないんですけどね。そりゃ袋断ってもらえるポイントや割引目当てに決まってるじゃないですか。
これが環境問題に寄与する影響なんて微々たるもんなんでしょうけど、実際、有料化くらいしなけりゃ人の意識は変わんないんでしょう。それは理解してます。
多分有料化のスタート時はレジ袋の消費量は劇的に減ることでしょう。それが環境、経済にどの程度の影響があるのかは自分にはよく分からんのですが。ただ、当然だけど文句を言ってる人は多いようです。
面白いのはその人たちに「あの環境大臣の決めたことですから」と言えばみんな苦笑しながらも納得しちゃうってこと。いやはや、すごい人気です。あれくらい人気がある大臣でもいないとレジ袋の有料化なんてやりにくかったことでしょう。
その環境大臣様もテレビに出ては有料化を環境問題への第一歩みたく胸張ってましたが……ちょっとセコくないか?
記憶に残ってるのなんてセクシー発言、議員のペットボトル持ち込み、タレントとの結婚、育休。ま、小さなことからコツコツ始めるのも大事なんでしょうけど。
ただ、有料化ってのはたしかに効果的ではあるけども、全然セクシーじゃないってこと。レジ袋を拒否するのはカネが惜しいからであって、環境を守りたいってわけでもないんでしょう。自分もそうですが。
「レジ袋が環境に負荷をかけてる」「じゃー有料化すればいーじゃん」
誰でも思いつくし誰も異論はありません。やろうと思えば人気があれば簡単にできます。カネが惜しいがためにみんながレジ袋断ってみんなハッピー。
しかしそれは環境問題に取り組む姿勢は全然かっこよくなく、むしろダサくて面倒でケチくさいという現実を露呈します。人は環境問題なんて、異論はないけど仕方なく取り組むもんだと改めて認識させられる残念な副作用がこの有料化にはあります。
このあたり、本当に有能な政治家なら多くの人がポジティブに取り組めるような社会環境づくりに知恵を絞って欲しかったかな。え? じゃあどうやればいいのかって? それを考えるのが環境大臣の仕事でしょ。
こういう安直な有料化や、特定の政治家攻撃してる環境活動家とやらがもてはやされてる限り、人は環境問題に取り組む姿勢に対して、どことなく胡散臭くてダサいイメージを持ち続けるのでしょう。
ま、環境大臣様が本気で考えてるのは総理の椅子だろうから別にどうでもいいのかもしれませんけどね。




