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喉笛の塔はダミ声で歌う  作者: 翁まひろ
第三章 地下水道の崩落
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第二十二話 海辺の国

 ――遠い遠い記憶のなかで、母が教えてくれた。「ホロロ」は「蟹」という意味なの、と。


 はるか昔、ホロロ族は遠く海辺の国に暮らしていたという。

 砂浜にはたくさんの蟹がいて、産卵期になると一斉に、ホロロ、と鳴いた。

 美しくももの悲しい蟹たちの合唱に感銘を受けた祖先は、神への祭祀としてその声をまね、ホロロ、と歌った。

 祖先の歌声は広く知られるようになり、いつしか祖先自身が「ホロロ族」と呼ばれるようになった。


(海ってなんだろう。蟹ってどんなものだろう)


 母の顔も、声も忘れた。

 けれど、その小さな好奇心だけは、胸のなかに静かに火をともしつづけた。




「さあ、歌え。歌うしか能のない、醜いホロロ鳥」

 格子の間から、熱せられた鉄の棒が差しこまれる。

 少年は嫌がって檻の隅まで逃れ、唇を開き、死にものぐるいで歌った。

 悲鳴じみた歌声は〈幸福を呼ぶホロロ鳥〉にふさわしからぬものだったが、男は恍惚と目を伏せ、鉄の棒をひっこめた。

「なるほど。たしかに、ふつうに歌わせたときよりも興味深い魔法が生まれるな。なんというか……」

「優越感?」

「それだ。コレの悲鳴を聞いていると、自分がこの世でもっとも優れた生き物だと……そう感じさせられる」

 得心がいった様子でうなずいた男は、少年の飼い主だ。

 彼に「鳥を鳴かせてみろ」と進言し、暖炉にあった火かき棒を渡した女は、男の友人だ。

「気に入ったならよかった。まあ、あまりやりすぎないことをおすすめするがね」

 女が言う。なぜだ、と男が問えば、苦笑まじりにほほえむ。

「好事家の手法だ。そのうち、脅すだけじゃ反応しなくなる。実際に痛めつけてやらないと、鳴かなくなるんだよ。当たり前だが、痛めつければ消耗するし、すぐに弱って死ぬ」

「かまわないじゃないか、それでも」

「これだから金持ちは。近ごろじゃ、〈天然物〉はめったに手に入らないのだぞ? 高価な鳥を、安価な消耗品扱いするんじゃない」

「ふぅん、たしかに〈養殖物〉は〈天然物〉より質が劣るが」

「それだけでなく、死んだホロロ鳥の処分は手続きが面倒なんだ。貴殿も知っているだろう?」

 女のげんなりした口調に、男も同調する。

「ああ。コレの親鳥が死んだときに経験済みだ。〈喉笛〉を取り出してからでないと処分できないとは……いったい、どこの暇人が決めた制約だ?」

 女は低く笑い、手にしていたくるみの殻を爪でつついた。

 キンッと硬質な音がし、殻がはじける。その瞬間、七色の光が飛び散った。魔法と呼ぶのもためらうほどの、ささやかな力の発露だ。

 それでも檻のなかの少年は目をうばわれた。

 女は少年の食い入るようなまなざしに気づくと、ふっと皮肉げにほほえみ、男に言った。


「太古の昔、ホロロ族は西の果ての島に、アモンをもしのぐ強大な帝国を築いたという。祖先の代から受け継いできた〈喉笛〉を利用した、〈喉笛の塔〉と呼ばれる魔力炉を国中に配備し、我が国ではついぞ成功しなかった魔導船を大空に浮かべたとか」


「おとぎ話だな」

「それがあながち嘘とも言えない。実際、ホロロ族の死骸から取りだした〈喉笛〉は、歌うしか能がない鳥のものにしては、思いがけないほど強い魔力を生みだすそうだ。個体差はあるがね」

 女は目を細めた。

「ホロロの名の由来は、蟹、だそうだ。あるとき、ホロロの国に海の向こうから侵略者がやってきた。数多の軍船を率いてな。ところが、侵略者はあっさり返り討ちに遭った。黄金の岸辺は侵略者の血で真っ赤に染まり、それがまるで、奴らが神とあがめる蟹の群れに見えたことから、蟹――ホロロと呼んだとか」

「やはり、おとぎ話だ」

 男が失笑する。

「君を否定する気はないが……ホロロ鳥にそれほどの魔力があれば、我らに隷属されたりなどしていないだろう」

「ホロロ族には長いこと天敵がいなかった。平和に生きるなかで、歌う以外の魔法を――〈喉笛〉が持つ魔力の引きだし方を、忘れてしまったのだろう。そうしてどんどん弱体化していった。……だが」

 女はくるみを口に放って、咀嚼し、檻のなかの少年を見る。


「気をつけろ。今でも時おり、先祖がえりする鳥がいる。化け物じみた魔力を持っているらしいぞ」


 男は「ばかばかしい」と笑い、ふと少年に視線をくれた。

 少年は身を強ばらせた。こっそり聞き耳をたてていたことがばれたのだと思った。首輪から下がる鎖がピンと張るまで逃げ、男の目を避けるように顔をうつむける。

 けれど、好奇心をおさえることはできなかった。

 前髪の隙間から男を上目で見つめると、男は急に不安に駆られた様子で言った。

「そういえば、フラジアがホロロ族を捕虜にしたという話を聞いたが……」

「ふふ。さぞ捕まえやすかったことだろう」

「ホロロ族を使って人体実験をしているという噂も聞いた」

「低能な科学世界の愚者どもが、魔法の”カラクリ”を解き明かしたらどうしよう、とでも言いたいのか? 笑わせる」

 女が機嫌をそこねた様子なのを見て、男はあわてたように「まったく笑い話だな」と調子を合わせた。

「それより、君のところで飼っている双子はどうだ? やはり火かき棒を使っているのか?」

 檻に背を向け、男が扉のほうへと歩きだす。

 女はくるみの殻を床に投げ捨て、その背に従いながら答えた。

「射的の的にしている。おもしろいぞ。片方に刺さると、もう片方も一緒に鳴くんだ。今度、聞きにくるといい」

 男が「ぜひに」と声を弾ませた。


 ふたりは連れだって部屋の外に出ていった。

 扉が閉ざされ、足音が遠ざかり、階段を下りる音も遠のいてようやく、少年は体の緊張をといた。

 ピンと張っていた首輪の鎖がたるむところまで移動し、膝を抱えて座る。これでしばらくは安全だ。あの友人が来ると、男は自分に興味をなくす。檻に近づかなくなる。少なくとも半日、長いと数日は。

 そう思った矢先に、扉が開いた。

 だが、緊張はしない。飼育係の少女がやってきただけだ、足音でわかる。

「食べて。怪我したなら、手当てして、着替えて」

 給仕用の格子窓が開かれ、餌と、治療薬と、清潔な服とが差し入れられた。それらはまとめて窓のそばの小机に置かれる。

 今日の餌は、肉とパンだ。肉は焼きたてらしく湯気がたち、見る間に赤い断面から脂がしたたり落ちた。

 いつもならすぐに跳びつくけれど、体がだるくて動くのが億劫だった。

 今日の男は妙だった。暴力をふるうなんて毎度のことなのに、まるで女に言われて今日はじめて試してみた、という風を装っていた。

(いつもは、あの火かき棒を押しつけてくるのに)

 今日は違った。脅すだけでとどめるなんて。

 痛くされないでよかった。けれど、いつもと違うのは不気味でもあった。思いかえしてみると、あの女の前ではいつもそうだ。男は別人みたいになる。愚か者を装うのだ。

「旦那様はあの女に恋をしていらっしゃる」

 ふと、飼育係が言った。

 答えずにいると、飼育係が首をかしげた。

「食べないの?」

 少年はまた答えずにうつむく。

 飼育係はため息をつき、檻のそばの椅子に腰かけた。食餌が済むのを見届けるまで、退室を許されていないのだ。

 階下から豊かな弦楽器の音色が聞こえてきた。男が女をもてなすために、屋敷付きの楽隊に演奏させているという。

 きれいな音だ。

 少年は格子に頭をあずけて、音楽に合わせて小さく歌いはじめた。


『歌は、ホロロ族の魂なの』


 母はそう言った。

 魂という言葉の意味は理解できなかったけれど、痛めつけられ、弱りはてた母の歌うような声に、少年は必死になって耳を傾けた。


『魔法を持たない私たちに、神様が与えてくれた贈り物。檻に閉じこめられようと、鎖につながれようと、歌えば心は解放される。どこへでも飛んでいける』

『海辺の国にも行ける?』

『もちろん。歌は魂。魂だけはだれにも侵せない。歌だけはいつだってあなたを自由にしてくれる。――どんなに苦しくても、歌うよろこびだけは忘れないで。トマ』


 海。蟹。椰子。鳥。金の岸辺。喉笛の塔。

 祖先が築いたという国は、檻のなかで生まれ、育った少年にとって、故郷のような存在だった。

 苦しくてどうしようもないときは、目を閉じ、歌った。

 すると自由を得た心は、まっすぐに青い海の国へと飛んでいった。

 仲間がいる。ホロロ族だ。母もいる。話でしか知らない父の姿もある。


 みんな、歌っている。


 泣き声がした。

 ふっと目を開け、視線を飼育係に向けると、少女が口に手をあてがい泣いていた。「お母さん」と押し殺した声でつぶやいている。

 前に一度だけ会話らしいものをした。はじめて少年の歌を聞いた飼育係は「母の姿が見えた」と言って泣きじゃくり、身の上を教えてくれた。魔力をほとんど持たずに生まれたこと。親から引き離され、幼くして市場に売られたこと。そして買われ、屋敷に連れてこられ、飼育係となったが、その暮らしは衣食住を保証されている少年よりもひどいものだということ。

「あんたの歌が好き。あたしはきっとここから出られないけど、あんたはいつか逃げだして。鳥は自由に飛ぶものでしょう? あたしの魂もいっしょに連れてって」

 飼育係が言った。

 少年はふたたび目を閉じ、故郷のなかに逃げこむ。




 一度、海辺の国に入りこむと、なかなか戻る気にならない。

 途中、何度か食餌をして、着替えをした記憶はうっすらとあったが、だいたいは白い波打ちぎわに立って、はだしのつま先に砂粒が当たるくすぐったい感触を楽しんでいた。


 ――逃げるんだ。


 檻のなかに戻ってきたのは、誰かにそう言われた気がしたからだ。

 少年は目を開けた。

 まぶしい。カーテンの隙間から光がさしこみ、目を焼く。

 少年は戸惑う。びっくりするぐらい空腹だ。檻のなかを見渡すと、給仕用の窓のそばの小机に食器が置いたままになっていた。

 急いでパンをかじって、その固さにびっくりする。

 カピカピに乾燥して、添えてあった野菜も干からびている。

 変だな。

 部屋を見わたして、動きを止めた。

 飼育係の少女が椅子に座っていた。一目見て死んでいるとわかった。

 自害だろうか、手にナイフを力なく持ち、首から血が垂れ、黒く凝固している。

 少年はうろたえ、誰かが来るのを待った。

 けれど、室内に差しこむ日差しが弱まっても誰も来ない。

 寒い。屋敷の主人は外出しているようだ。あの男がいれば、屋敷全体に魔法が行きわたり、部屋という部屋は快適な温度に保たれる。けれど今は、北の国の冷気がじりじりと忍びこみ、室内を凍らせていた。


 ――逃げろ。


 またあの声がした。それは幾度も聞こえてきた。実際の声ではない、脳に直接響くかのような声だった。

 それが仲間であるホロロ族の声だとわかったのは、本能に近い。


 ――逃げろ。黒い波が来る。はやく。逃げろ。


 逃げる。そんなことができるのだろうか。だって、生まれてからずっとこの檻のなかにいる。逃げるなんて許されるはずがない。

 少年は、狼狽し、恐怖のあまりに縮こまった。

 けれど、声は消えなかった。むしろ高まり、少年の魂を揺さぶってくる。


 ――逃げろ。逃げろ。はやく逃げるんだ。


 少年は扉にしがみついた。鍵がかかっている。泣きながら、死んだ飼育係に「出して」と頼む。答えがかえってくるわけもない。

 ふいに、日が翳った。

 はっと窓を振りかえり、短く息をのむ。


 なんだ、あれ。


 窓ガラスの外に、黒い手のひらが無数に貼りついている。

 靄のようにぼやけた手の群れは、まるで室内に侵入する術を探るかのように、ひたひたとガラスの外面を這ってまわった。

 呆然とするうちに、わずかな窓の隙間を見つけ、指をねじこむようにして室内に入ってくる。

 少年は悲鳴をあげた。直感でわかる。あれはおぞましいものだ。決して捕まってはいけない。

 なのに悲鳴をあげたとたん、内壁を這っていた手の群れが、少年のほうへと進路を変えた。じりじりと壁紙を、壁材を黒く腐らせながら、檻へと迫ってくる。


 ――逃げろ。はやく。はやく。


 少年は唯一の開口部である給仕用の窓に取りついた。小さな窓だ、頭は通せても体は無理だ。わかってはいたが、少年は半狂乱になって窓に頭をつっこませる。

 ジャラッと音がした。首が後方にのけぞる。鎖だ。首輪から垂れた鎖が限界まで張って、少年を檻のなかに引きもどそうとする。

 少年は顔を真っ赤にして抵抗した。皿や着替えの乗った小机にしがみついて、なにがなんでも鎖をちぎろうとする。

 カツン、と硬質な音。

 聞きなれない音に、少年は床を見る。

 鍵束だ。少年はぽかんとし、本能的に飼育係の少女を振りかえった。その亡骸は見る間に黒い手にわし掴まれ、ぐずぐずと朽ちていく。

 少年は泣きながら鍵束を拾いあげ、手探りで首輪の鍵穴を見つけた。


 檻の鍵さえあっさりとはずして、少年は屋敷の外に出た。

 庭園にはすでに、陽炎のような黒い靄がなだれこんでいた。誰もいない。少年は隙間を縫うようにして、ひたすら黒い靄から逃げつづける。


 ――南へ。逃げるんだ。南へ。南へ。


 乱雑に開けはなたれたままの裏門を飛びだしたあとも、声は何度も聞こえた。

 はじめて目にする都は、そのときすでに壊滅状態にあった。黒い靄に呑まれかけた家の窓辺には、覚悟を決めたような顔つきの人の姿も見られたが、それ以外にはほとんど人影はなく、少年は制止されることもなく走りつづけた。

 声に導かれるままに、ただひたすら。




 南への旅路は、長く、つらいものだった。

 黒い靄からは逃げのびることができたが、途中、何度も逃げる人の群れに出くわした。少年にとって、生きている人間も脅威だったので、出くわすたびに物陰に身を隠した。

 誰もいなくなった里におりて、腐りかけの食料をむさぼり食った。疲れたときは、歌った。飼育係の魂がついてきていればいいと思ったが、自分が本当に南に向かえているのか自信はなかった。

 

 それがたしかに南への道行きであったことを知るのは、三か月後のこと。

 少年は、自分を迎え入れてくれるホロロ族の集団と――ラクトじいじと出会い、ともに南の果ての小国ランファルドへと向かいはじめた。

 そこならば、きっと心のままに歌えると信じて。

 かつて夢見た海辺の国のように、美しい楽園が待っていると、そう信じて。



 ――――――……………

 ――――…………

 ――……




 騒々しさが鼓膜を打つ。オースターはゆっくりと目を開けた。

 ぼやけた視界にうつる、かすかな明かり。ぴくりと震えた指先が、なにかの感触を拾った。湿気をふくんだ、ごわごわとした手ざわり――なにか粗布のようなものだろうか?

 身を起こそうと右腕を動かした瞬間、焼きごてを当てられたかと思うほどの激痛を覚え、オースターは声もなく転げまわった。

 荒い呼吸を繰りかえすと、痛みが少しだけやわらぐ。

 涙のにじんだ目を右腕に向けると、肘から手首にかけて分厚く包帯が巻かれているのがわかった。

 見ているうちに血がにじんでくる――怪我をしたのだ。

 そして、誰かが手当てをした。

 痛い。生理的な涙が目尻から零れる。

 それを誰かが優しくぬぐった。

 心臓が飛び出しそうなほど驚き、目をこらすと、闇の中にルゥの悲しげな顔を見つけた。


「あ……れ、ルゥ――」


 ルゥも頬にガーゼをあてがっていた。

 だが、それ以上の怪我はないように見える。

「君が手当てをしてくれたの……?」

 ルゥがなにかを言いたげに身を乗りだすが、言葉は出てこない。

 首を横に向けると、隣接した粗末なベッドの上で、マシカが目を閉じて横たわっていた。頭、首、上半身にも包帯を巻いているが、そのどれもが赤く染まっている。

 一瞬、死んでいるのかと思ったが、よく見れば胸が上下している。

 オースターはほっとして、深く息を吐きだした。

 マシカのベッドの脇には見知らぬ女性がいた。髪をひとつに結んでいて、「ぐちゃぐちゃ」な三つ編みの幼子を抱きしめている。

 子供は眠っているが、女性は思いつめた眼差しでマシカを見つめている。

(マシカの奥方だ)

 気づいて、オースターが口を開きかけたとき、空気がぞわりと動いた。

 今度は慎重に身を起こしたオースターは、はっとする。

 床の上で、大勢の人びとが額をこすりつけるようにして、ひれ伏していた。


「オースター・アラングリモ皇太子殿下」


 その先頭で、小柄な老人が声を発した。

 ラクトじいじだ。

 最初に会ったときとはちがい、他人行儀に名を呼ぶ老人のダミ声は、恐れに震えていた。

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