黒龍竜機兵団
なんとかインフルエンザが収まったので昨日から、書いてました。
サラSide
私は、アレス大佐のハタッリな方法で、皆と無事再開が出来たのだけれど……。
大変だったのは、その後ね? まず、ハーフエルフのリサ・クレイトルから、日頃の私の無茶ぶりをしかられるは、ロジャー・クレイブや静香・エルストンは取りあえずは【結果オーライ】的な発言で、エリアル・キサラギやクレイス・キサラギの二人に怒られるし。
因みに、皆は私の命令を守る気は最初からなかったみたいね。
まあ、私達は正規軍じゃないから、そこまでは規律に拘るつもりは無いけれど。
「全く、此では、誰がリーダー何だか解らないわね?」
「まあ、まあ、取り敢えずは、皆無事だったんだし」
「そう、お前さんが無事で良かったぜ? 何せ、賭けの負け金まだ払ってねぇしな?」
ロジャーや志津かは余り気にしていないが…… リサやエリアルにクレイルは、まだ、不満気の様だが、取り敢えずは、新しい雇い主に渋々従っているみたいね?
「うーん、一つ気になるのですが……」
「クレイルが気になること?」
「そうね、アタシもお兄ちゃんと同じ考えね?」
エリアルとクレイルは私の先祖の【サラ・フェンリル】の生きていた、時代の本人が望まなかった。
英雄とされる【イリア・キサラギ】の孫に当たる。
しかし、もう、昔の時代の出来事なので、本人達は余り気にはしていない、まあ、英雄の子が必ずしも英雄になれるとは限らないしね?
かくゆう私も、ご先祖の活躍に見会うだけの戦果は上げていない、此れから上げればいいだろう。
「問題は、此れからどうしたらいいか? より、どうするのか? と、言う事ですね?」
そう、私達は新しい雇い主と此れからどうすべきか? 考える事は色々有るわね?
「それじゃあ、司令官の実務室に行きましょうか?」
私は皆を促して実務室に向かうことにした、実務室には、エリザベートさんとアレス大佐に、もう二人…… うん、一人は知らないけれど、もう一人は……。
「うん、皆、時間通りやね? 大佐?」
「ルーシア・アリアドネ大尉、アインス・フォン・ドラシェル少佐、じゃあ、早速……」
「はい、軍義を始めましょうか?」
一人は帝国女性士官の黒い軍服を纏い、もう一人は男性士官用の白い軍服を纏っていた。
ルーシア・アリアドネ大尉は、外見なら私と同い年位かな? 栗色のショートカットに少緑色の瞳が特徴ね? もう一人は……私がよく知っている人物が居る、それが、アインス・フォン・ドラシェル少佐だ髪は燃えるような赤毛で鋭い水色の瞳、そして、彼女の性格は……。
「やぁ、サラ、元気? 此れから、同じ部隊所属になるから、ヨロシクね~」
はぁ、これで、黙って立っていれば貫禄が有るのだけれど…… この、砕けた性格のお陰で雰囲気はぶち壊し……なんだよね?
「ん? サラ、どうしたの?」
「いえ、何でもないわよ」
少しだけ、アインスの性格が羨ましい、戦い以外の時は殆どマイペースで、樹の丈夫な枝で昼寝をしたり可愛もふもふ系の動物を拾ってきて、屋敷の中に動物専用の家を自腹で建てたりしている。
「では、皆そろったし、そろそろ本題に入って良いかな?」
アレス大佐が本題を切り出した。
※※※※※
アレスSide
さて、サラの仲間達も無事此方に加わったて、此方の戦力も充実してきた先ずは、格隊員の特徴だが、リサ・クレイトルは種族はハーフエルフで、出身は紋章共和国その聴力や視力を生かして狙撃手をしていたので、彼女の機体は遠距離支援型のRSを手配している。
金髪のロングヘアーに紫の瞳が特徴的で、性格は、気が強く仲間思いだな?
彼女には遠距離支援で活躍がきたいできそうだ。
次に、ロジャー・クレイブ、彼の出身地は不明だ。彼は種族は獣人で、オレンジ色のショートカット眼は紅が、獣人にしては冷静な性格だ、彼は攻守に優れた機体を手配している。
そして静香・エルストン。彼女は、旧ヴァルゼラート公国出身で、黒髪のロングヘアーに水色の瞳が特徴で性格は物静、いや冷静だ砲撃戦重視の遠距離支援の機体を整備中なので調整が済み次第搭乗してもらう事にする。
そして最後は、英雄のリデェア・キサラギとイリア・キサラギの子孫の姉弟でエリアル・キサラギとクレイス・キサラギだ出身地は二人ともヴァルゼラート公国だ髪の色は二人とも同じ栗色だが姉のエリアル・キサラギはサイドポニーで弟のクレイス・キサラギはショートカットだが前髪を目元まで伸ばしている。
二人とも緑色の瞳だ性格は姉のエリアルが活発で、弟のクレイスもやはり姉と同じで、姉弟のコンビネーションは良い二人には今は主力機のダークウルフで我慢してもらって、フェンリルナイトのデータが十分とれたら、フェンリルナイトの量産機を手配しておこう。
「さて、全員揃ったね? 帝国全線司令部の命令で、スリーディア商業都市連合の反乱軍に対して、総攻撃を開始する。なお、僕たちは、本部命令で、逃走ないし敗走する、敵を掃討する事だか…… 彼等を、支持する民間人も攻撃せよとの命令だ」
「ふざけないで下さいっ! 私達は、そんな非道な作戦に参加する気は有りませんっ」
妹のエリザベートが激怒して、僕を睨み付ける、うん、それについては僕もどう意見だよ。
そして、皆を静かに見渡してから、口を開いた。
「僕は、この、命令は無視しようと思う、ただし、この件で僕達は帝国から睨まれるだろう、だから、予定より早いが事を起こす事にした」
「しかし、どうやって、敗走する、民間人や兵士を逃がすんだ? まさか、陸路は無理だよな?」
ロジャーが疑問を口にする、そう、陸路は完全に封鎖されていて、さらに商業都市連合は航空船や輸送機は殆ど破壊されている、今回は、本当は非情になり、両者の戦いを静観した後、更に起きる内乱のどさくさで事を起こそうか?
と、内心考えていたが、商業都市連合の市長が完全に封鎖される前に密かに僕に送ってきた密使の手紙を拝見した。そこには、自身はどうなろうと構わないが、市民は助けてほしいと、懇願してあった、更に、僕が【龍】の血を引くものだと言うことも見抜いて、なら、動かない道理は無いま、個人の準備は少し不安が有るが、大体の準備は整いつつある、後は上手く立ち回らないと、僕を含む全員が危ない。
「うん、それについては問題ないよ。此方の輸送機【ギガンティス】を使用するさ、数は10機あれなら、あまり遠くに逃げられない。病人・老人・女性・子供を優先出来るからね? 僕達が担当の陸路は、幸い僕達の部隊のみで、守りは手薄だしね? まあ、商業都市連合討伐の手柄を立てたい誰かの仕業だろうね?」
「で、大佐、この基地のメンバーは? 見た限り、大半が出払ってるみたいだけれど?」
サラが質問と言うより感想を述べる、大半の兵は既に、出動していて、表向きは、サラ達の部隊を監視するために、妹が残り僕は自身の愛機の黒騎士のエンジントラブルで出撃が遅れると、司令部には報告してある。
「よし、当分は、サラ以外は今ある主力機【ベイウォルフ】を使用してくれ、また、識別上サラの指揮する部隊のコード名は【黒龍竜機兵団】とする。サラ、君が隊長だ、メンバーは整備士以外は君の仲間のみで編成しているから、何時も通りにしてくれ、輸送機は待機しているからあとは、君らの機体を積み込むだけだよ。 では、以上、解散」
「了解、みんな行くわよ 忘れ物は無いわね? では、黒龍竜機兵団出撃」
そして、この出来事が僕の野心の一歩を踏み出すきっかけになった。
次回不定期ですが更新を頑張ります。