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目覚めたら、そこは豪華な部屋だった・・・・・・。

次話を更新しました。

文章の修正をしました。

サラSide


う、うーん、あれ? 此処は何処? 確か、あの後、大男に私は、一撃で昏倒されられて……。

まだ意識が混濁していて、状況がつかめていない、ぼんやりと視界が戻ってきたので、あたりを見回そうとしたら、首に痛みが走る。


「痛っ」


「あ、まだ、無理はしちゃあダメだよ」


私より年下の可愛女の子が私が寝かされていたベッドの隣に置かれた椅子に座りながら、私に声を掛けてきた。


「貴女は、一体誰? それに、此処は捕虜を手当てするには豪華な寝室のようだけど……?」


そう、小さい城に有る来賓の客が泊まるのに使われていそうな、こじんまりとした寝室だが、部屋に飾られた調度品やベッドはそこそこ高価なものだった。


「それは、たまたま、医務室が負傷した投降兵や負傷した兵士で、診療用のベッドが一杯で、だったので貴女に宛がう部屋が思い付きませんでしたので、勝手に私の部屋に兄が運んで来ましたので、仕方なくです。あっ、すみません、申し遅れました、私の名前はエリザベート・ラムシアス技術少尉です」


ラムシアス……? まさか、黒騎士アレス・ラムシアスの血縁者だろうか? 改めて、彼女の年齢を推測するとわたしより少し年下に見える。多分、18・17位かな? 銀髪のツインテールに軍服に白衣をまとっていて赤い瞳が少したれ目の女の子。


「え、えーと、よ、宜しく、ラムシアス技術少尉殿」


「エリザベートで良いですよ? もし、よろしければエリザでも構いません。では、現在の貴女が置かれている状況を大まかですが、ご説明しますね?」


「うーん、わたしも情報が欲しいけど、そちらの都合の良い情報ばかりでわ、貴女達からの情報を信じる事は出来ないわね?」


わたしの警戒混じりの皮肉に対して、彼女は穏やかな笑みでわたしの皮肉に応える。うーん、もしかしたら彼女の方が駆け引きでは上手かも知れないしね?


「判りました、では、現在の状況を簡潔に説明しますね? ます、反帝国連合は数週間前の戦い詰まり

フェンリルさんが兄さんに捕らえられてからですが帝国正規軍に大敗しました」


そう、私が選んだ陣営は【反帝国連合】と言って、ダイリア神聖帝国の支配から独立を訴える小国各国の連合体でこれは、わたしが良く連合の実態を考えていなくて、暗に【ダイリア神聖帝国反旗を翻す度胸が有るんだな?】位にしか考えていなかった。 今思えば、随分短絡的な動機で参加したかな?

何故なら、連合自体纏まりに欠いていて、最近では各個散漫な戦い方で大敗に大敗を重ねていて

ダイリア神聖帝国に負けるのは誰の目にも明らかだった。

そして、もう一方のダイリア神聖帝国も長年の政治腐敗の影響で、帝室の権威は失墜し各地で反乱や暴動が起き、国の内外共に疲弊していた。


「貴女との戦いの後、偶然、貴女が逃がした傭兵の方々と、兄が接触しまして……」


「まさか!?」


黒騎士アレスとまともに、ぶつかって無事で済む筈はない…… 。


「一つ聞いてもいい? 皆は……その無事なの……?」


わたしは高ぶる感情と、殺気じみた敵意を押し殺し彼女に、逃がした仲間の無事を確認する。


「はい、無事です、そして兄さんと戦った、皆さんは、フェンリル様の事を心配していましたよ?」


「なっ!?」


あれ程、わたしが囮になるから、皆は無事に逃げてと言って聞かせたのに…… 皆、本当に馬鹿なんだから……。


「すみません、言い忘れていました、フェンリル様の部下の皆さんは、兄が少々卑怯かつ冷酷な方法を取りまして降伏させました、その件については、兄に代わりわたしが謝罪をします」


卑怯かつ冷酷な方法を……? どんな、手段を用いたんだろか? わたしは気になったので思いきって聞いてみることにした。


「一つ聞きたいのだけど、黒騎士は、一体どんな方法で皆を捕らえたの?」


「そうですね、気を悪くしないで下さい、「投降する気は無いだろうし

もし、サラ・フェンリルの意思を無下にし、ただ己の死地を此処とするなら、彼女を処刑する」と……」


確かに、彼に付き纏う【黒い噂】が本当なら、私を人質にすると思われても仕方がないわね?

わたしの考えが伝わったのか? 彼女は余り実の兄に対して全くフォローにならないフォローを発言する。


「でも、安心してください、今回は、兄が嫌う【噂】を武器にしましたのが、誰も傷はおっていませんから。兄は張ったりや、嫌がらせは平気でしますがあまり卑怯なやり口は嫌いですので。ほんと、いい加減な人で困ります」


呆れ顔で、ぼやくエリザベートさん、それにしても……。


「あの、明日にでも皆に会えます? 勿論、わたし達だけで逃げるのは不可能ですし、それに、この部屋の周囲からさっきから、私を物凄く警戒していて、エリザベートさんをご心配している、護衛の方方と殺り合うのは、私も遠慮しておきます」


そうか、みんな無事だったんだ、みんなの無事がかくにんできたら、安心してきたので眠くなってきた……。


「え、えーと、エリザさん、ごめん、少し眠くなってきたから……」


「はい、どうぞ、今日はお休み下さい、明日、代わりの着替えをご用意しておきます」


そうして、わたしは、意識を深い闇に放り投げて眠りに付いた。


※※※※


リサSide


アタシは、リサ・クレイトル

サラを助けに数名の仲間と黒騎士から助け出そうと逃げる、フリをして、1人隠密行動をとり、敵陣地で騒ぎを起こし、その隙にサラを助け出す作戦をアタシが立て、隠密行動で黒騎士の陣地手前で静穏性に優れる狙撃ライフル【ナイトキラー】を構えて先ずは敵の警備兵を狙い撃ちにしようとしたら……。


「そこの美しく、勇敢な金髪のハーフエルフのお嬢さん、出来れば、無益な殺生はお控え下さい」


「!」


急に背後から、聞き慣れた【黒騎士アレス】の声がして、しかも何処と無く残念そうな響きを声に含んでいた。


「この、場合は、「武器を捨てて、大人しく投降しろ」だったかな?」


「いえ、出来るだけ物音を立てずに、此方に振り返って下さいで十分ですよ?」


私は構えていた、ナイトキラーを足元に置いて、ゆっくりと振り向くと黒騎士アレスの後ろには……。

アタシの傭兵仲間のロジャー・静香・エリアル・クレイス・が全員頭の後ろに腕を組んで、1人の赤毛の女性士官に拳銃の銃口を向けられていたので、アタシは辺りに伏兵が居ないか? 気配を探ったが……

直ぐに呆れたしまった。


「へぇ…… アタシ(ハーフエルフ)を相手にまさか、本当に2人だけで近づいて来るなんてね?

貴方、正気なの?」


「はい、貴女の仲間の頭に狙いを定めている彼女、レアナは半魔人で、気配を消してくれる結界を張るのが得意なんですよ? ま、彼女のおかげで貴女に気が付かれずに近づけましたから。

因みに、建前上貴女を含む皆さんの命は私が握っているので、抵抗は諦めて下さい。

でないと貴女方に【無謀な行動】に駆り立てた、サラ・フェンリルさんを処刑します」


ちょっと、アタシ達だけなら兎も角、サラを殺す必要があるの!?

正直、ワケわかんないわ!


「サラは関係無いわ、彼女は云わば、日雇いの臨時パイロットで、指揮官は、アタシよ、だからアタシ以外の仲間は……」


「ふぅ、少し教えて差し上げましょうか? 今、此処で貴女方を処刑してしまったら、サラさんは確実に貴女方を死なせてしまった自分を責め抜いて苦しみ続けます。

まあ、私が彼女に怨まれるのは、当然ですが彼女が知らないとは言え貴女方の独断を見抜けなかった事を責めても死んだ貴女方を嘆くより、彼女自信を責め続ける。

そんな、事の為に貴女方とサラさんは命を無駄にしてはいけない」


確かに、彼女はそうするだろう、敵に敗れるのは彼女一人だけなら彼女も納得できるが他人を巻き込んで死なせたら自分を赦せなくなる、そして……。


「もう、お分かりでしょう、貴女方の死を知った彼女は私と刺し違える覚悟で挑んで来ます。

出来れば、そう言う馬鹿げた結末は遠慮したいんですよね? 私としては」


こうして、アタシは仲間と一緒に捕縛された、因みに、アタシは乗機を失っていたので

囮役を引き受け他あとロジャー達は気付かれ無いように、半ば強引にに隠密行動で基地に向かっていたが黒騎士と複数の帝国軍のRS部隊に行く手を阻まれ、退却をしようとしたらレアナのRS【フルディングⅡ】に次々に脚部を破壊されRSの両腕部とメインモニターを破壊されあっけなく降伏したそうね。 あ、あー 付いていなかったかな?

ま、明日、サラに会えるから、その時、彼女にも謝って起きたいしね。

次回不定期ですが更新をがんばります。

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