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花は夢

作者: 音藤かめ

花がとても好きな

花屋のあなた

いつも花と幸せな顔をしていた


僕はその花屋に通った

季節の花を聞いた

おすすめの花を聞いた

あなたと話したかった


勇気を振り絞って誘った


一度だけ

一緒に行った

一面のコスモス畑


とても嬉しそうな

その横顔を胸に閉じ込めた


時は過ぎ

コスモス畑に行くたび想う

あなたも来ているのでは なんて


少し ほんの少しだけ

まわりを見渡してしまう


いつしか僕の中で

花は夢になり


夢は夢で帰り

そのくり返し


夢は

儚く 美しくなり


また

いつか いつかと

見てしまう 夢

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― 新着の感想 ―
『一度だけ  一緒に行った  一面のコスモス畑』 この三行に、主人公の想いと切なさ、忘れ得ぬ景色が凝縮されていて、とても心に残りました。それは花の夢、そして夢に咲く花となって心に残っているのですね。…
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