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キャルの頭
しかしながら、キャルの頭の中では既にある考えがあった。地球の量子コンピューターを使っても、悪い宇宙人達にはかなわないだろうと。
「選抜決まりました」
「よし、それでは各メンバーに通達。至急計算機をもって、答えを導くのだ」
キャルには人間には宇宙人たちには到達できないだろうという、考えがあった。そして銀河系と地球の同盟であるが、それだけでは不十分な感じがするのである。人間に足りないもの。それは何か。宇宙文明レベルが一気にレベル5に達するにはどうすればいいか悩むのであった。
キャルが頑張っても人間には言葉が通用しないかもしれないが、それでも前に進むと決意するキャルである。