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地球陣営の耐量子暗号
そしてツヨシが作った、地球陣営の耐量子暗号装置のようなサイバー空間に銀河系の改良を加えた、セキリュティが、防衛隊の中に完成するのであった。
「それでも突破してきますかね? やつらは」
「アイツラならきっと突破してくるさ。きっと」
キャルは敵側が必ず侵入してくると予想していたようであるが、それほどの文明を持った、敵を相手に勝算はあるのかと聞くと、無いと答えるのである。
「善戦しましょうとりあえず。それならば文句はないでしょう」
量子防衛をした地球側に対して相手はどのように攻めるのか、不安な気になるキャルたちである。