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妹×異世界×幼馴染×後輩  作者: 山田健一
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そのいち

何だこれ。

 俺の名は山田健一。

 クソ普通の名前なので、めちゃくちゃ遺憾に思っている。

 妹の名は山田さくら。

 俺の溺愛するハイパーウルトラシスターである。

 その魅力はありとあらゆる微生物さえ寄せ付ける。

 ちなみに妹は中三であるが、Fカップである。しゅごいと思いました。


 新学期の朝を迎えた。

「あーーーーーーーすがすがしい朝だなああああああああ」

 この世の生を実感していると。

「何を言ってるのお兄ちゃん死ねくそ野郎」

 いつもの可愛い罵倒に俺は打ち震えた。悦びの意味で。

「じゃあ行ってきますさようなら」

 そう言って俺から逃げるように家を出た。

 俺も飯を食って家を出た。


 F高校へたどり着く。

 ここは名門だ。某T大学へ毎年何十人もの生徒を輩出している、そんなスーパー高校だった。

 校門を歩いていると、俺の愛してやまない幼馴染に遭遇した。

「あ、山田君、おはようこんばんちは」

「おう! おはよう! 今日もエロい身体してるねえ!」

 彼女の名前は水崎かえで。

 俺のすがすがしい挨拶を聞くと、一目散に逃げだした。無言だった。


 俺は敢えて一年の教室がある階へ行く。

 そこで俺の恋してやまない後輩に出くわした。

「せ、先輩。お、おお、おはよう、ございます」

「お、おう」

 彼女の名前はアルジェーヌ・ミラーフェスタ。

 イギリスから来たらしい。

 ちなみに胸はない。だがそれがいい。

「あ、あの、先輩、実は私、先輩のことが……好きです!」

 そう言って走って教室へ逃げてしまった。

 俺はというと、いまいち声が小さくてよく聞こえなかった。

 まあおそらく告白だろう。俺の美形を見たらだれもがそうなるはずだ。


 学校が終わって家に帰った。

 さくらは風呂に入っているようだ。

「お、これは絶好の機会では?」

 刹那、俺は手に持っているすべてをなげうって、滑り込むように洗面所へ行き、脱衣かごに向かってダイブした!

「うっひょお~~~~~!!」

 俺は快楽におぼれた。

 ぱんつが俺の頭を埋めて、すーっと溶けていくような感覚だった。

 ああ、ここが俺の終着点だ。

 もう何も怖くない。

 ああ、いい匂いだ……。

 ああああああああああああああ、最高だあああああああああああああ。

 俺はフィーバータイムをかみしめる。

 もう体と心が一緒くたになって透けていくようだった。

 ……。






















 すると異世界にいた。

「どこここ?」

 とか思ってると、銃声が鳴り響いた。

 ドどドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「なんやねんなんやねん! どないなっとんねん!」

 何かヤバイ。

「砂漠! このあたりめっちゃ砂漠じゃねえか! 風呂はどこいった風呂は!」

 ドドドドッドドドッドドッドドドドッドドド!!!!!!!!!!!

「ヤバイヤバイ打たれる打たれる!!」

 逃げて逃げて逃げまくる。




「いきなり異世界とかどないなっとんねん!」

 知り合いと全然会わない。

「さくら! かえで! ミラーフェスタ! 助けてヤバイヤバイ死ぬ死ぬ死ぬ!!!」

 すると目の前に神様が現れた!

「あなたはこの国の兵士に選ばれました」

「んなこといいからはよ助けろおおおおおおお!」

「ちなみに下級のごく平凡な一般兵士です」

「んなショッキングな情報要らねえええ!」

「一般兵士として、このナイフを差し上げましょう」

「んな果物ナイフで銃使いを殺せるかああああ! もっとましな得物よこせやああああ!」

「ならこっちはどうかなあ?」

「んな画鋲で銃使いを倒せるかああああああ! 冗談抜きでヤバいって!」

 ドドドッドドッド!!!

「アーメン」

「やめろおお死にたくないいいいいい!」

 何とその時!

「うりゃあああああああああ!」

 美少女が空から降ってきた! いや落ちてきた!

 そして敵に強力な蹴りを入れた!

「ぐおおおお」

「お前は……水崎かえでじゃん! ありがたやありがたや!」

 誰が誰だか覚えてない? さくらが妹、かえでが幼馴染、ミラーフェスタが後輩だよん。今んとこそんな設定なのでよろぴく。

「あん? 何よ。私の名前はカエデ=クロニクルよ。勘違いしないで頂戴」

「え、なにそれ。中二病? そんなことよりお前が好きだ結婚して」

「断る」

「え、幼馴染の仲じゃん。だから結婚しよ?」

「幼馴染ではない。だから結婚しない。それじゃ」

 かえで、いやカエデ=クロニクルはめっちゃ高くジャンプしてどっか行った。

 ごめん、読者の皆さん。俺設定勘違いしてたみたい。

「いやでも水崎かえでだろ絶対……」





 砂漠を歩いていると、エロ本発見。

 神秘的な光を放っている……。

「ああ、俺もう死んでもいい……」

 かぶりつくようにページを開いた。

 なんと妹のぱんつも入っていた!

「なにーーーーーーー!!!!」

 しかもかえでのぱんつも入っていた!

「まじでえええええええええ!!!」

 あろうことかミラーフェスタのぱんつも入っていた!

「ゴッド! ゴッド! ありがとうゴッド!」

 三枚とも顔に装着した!

「あああああ桃源郷だああああもう死んでもいいよおおお」

 ドドドドドドドドッドドドッド!!!!

「ぎゃああやめて死にたくないーーー! つうかまた出てきたあああああ」

 銃で撃たれる撃たれる!!!

「おらあああ死ねやあああ!!」

「またなんか出てきたああああ!!!」

「このエクスカリバーの鞘となれえええ!!」

「やめてーーーーーいかにも異世界の武器持ってくるのやめてーーーーー!!!」

「アーメン」

「神様まだいたの!? 助けておくんなまし!!」

「できましぇーん。助けたくありましぇーん」

「死ねええええ!!」

 走って逃げた。






「ふう。ここなら大丈夫だろ。ここなら安心してエロ本読めるわ」

 エロ本を開いた瞬間、テレパシーが送られてきた!

『兄さん。聞こえるかい、兄さん』

「だれやねえええええん!! 弟なんかおらんわああ!」

『実は僕、兄さんのことが……』

「俺は男に興味ないわあああ」

『殺したいくらいスキはあと』

「いやあああああヤンデレええええ!!」

『それじゃーねー』

「そんだけかい!」





 まだ続くよん。

受験生なのに何書いてるんだろう俺。

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