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シガレットキス

作者: smoker

読みづらい方もいらっしゃるかもしれませんがご了承ください


本作品では未成年者の喫煙シーンがありますが、物語の内容として書いてあるだけであり未成年者の方々は煙草の喫煙は禁止されています

作者が未成年者の喫煙を肯定している訳ではありませんのでご了承ください


「・・・ふぅ」


これが最後の一本か

散歩がてら買いに行くとしますか


フィルターまで五センチ程になった煙草を灰皿に押し付け、サンダルを履いて家を出た



春とはいえ夜中、やはり少し肌寒い

桜が散らかっている道路を歩きながら思う


「ん?」


半分程散った桜の下に高校生位の女の子が一人、座って上を見上げていた


(こんな時間に一人でねー、物好きな高校生だ)


そんな事考えてると、高校生と目が合った

すぐに逸らしてコンビニまで足早に向かう



コンビニの扉を潜りホットの缶コーヒーが置いてある場所まで歩きいつものコーヒーを取る

そのままレジへ向かい言い慣れた番号を伝え、自分のお気に入りの銘柄を持ってきてもらい会計を済ます


レジ袋をぶら下げながら行きと同じ道を帰ろうとすると


「すみません」


声がした方を向くとさっき桜の下にいた女子高校生だった


「えっと、何か?」


「見ての通り私、未成年なんで煙草が買えないんです

代わりに買ってきてもらえませんか?」


煙草を吸ってるような見た目じゃないので驚いたがまあいい

普通の常識人なら買わないんだろうが若い可愛い子に頼まれると弱い


「あー、いいよ?

どの銘柄?」


「えっと、JPSって言う銘柄何ですけど・・・」


偶然にも彼女が買おうとしていた煙草を俺はつい先程二箱買っている


「俺も同じ銘柄吸っててさ、今二箱買ったところだから一箱あげようか?」


「えっ、いいんですか?

お金は払いますね!」


「いや、別にいいよ」


女子高校生に向って一箱をパスする様に投げる


「おわっ」


女子高校生は危なげながらもキャッチした


「じゃ、俺は行くね?

お巡りさんのお世話にならないようにね」


女子高校生に煙草を渡し終えた俺は行きと同じ道を歩いて行く


女子高校生が座っていた桜の下が何だか気になり、そこで一服する事にした


シュッ ボッ


「・・・ふぅ」


桜の根元に腰を下ろした

口から紫煙を吐き、半分程散った桜を見上げる


「あっ、さっきのお兄さん」


聞き覚えのある声の方を見ると、先程煙草を渡した女子高校生がこっちを見ていた


「あ、さっきのお嬢さん」


俺は煙草を咥えながら軽く会釈した


「煙草、ありがとうございます

御代ほんとにいらないんですか?」


女子高校生は俺の横に少し、距離を開け腰を掛けた


「んー?別に気にしなくていいよ」


煙草の灰を携帯灰皿に落としながら答える


「・・・ありがとうございます」


女子高校生は不服そうに感謝すると煙草の封を開け始めた


(やっぱり手馴れてるんだな)


女子高校生が封を開ける作業を見ながら、そんなことを考えていた


カチッ カチッ カチッ


「・・・すいません

火、貸してもらえませんか?」


「うん、いいよ」


俺は愛用しているジッポを女子高校生に手渡した


シュッ シュッ シュッ


「・・・あの、つかないんですけど」


・・・どうやら、俺の煙草に火をつけた時にオイルが切れたらしい


「あー、ごめん

それ以外持ち合わせてないや」


「・・・そのまま、動かないでもらえますか?」


俺が不思議に思い女子高校生の方を向くと、顔を近づけてきて俺の咥えている煙草の火種に、自分の煙草の先端を口に咥えながらくっつけて来た


所謂、シガレットキスだ


女子高校生と至近距離で目が合った


煙草の副流煙が目に染みる


「・・・ふぅ」


女子高校生は煙草に火がついたのを確認すると俺から少し離れ、口から紫煙を吐き出す


(近くで見ても整った顔だな)


そんなことを考えながら俺も女子高校生も無言で煙草を吸っていた


俺が煙草を吸い終え、吸い殻を携帯灰皿に突っ込み、缶コーヒーの蓋を開けていると


「・・・さっきのコンビニよく来るんですか?」


女子高校生が煙草を吸いながら聞いてくる


「よく来るよ、この辺じゃここくらいしかJPS置いてないしね」


「確かに、ここのコンビニは色んな銘柄置いてますもんね」


当たり障りなく話していると女子高校生が煙草を吸い終えたらしい


「はい、灰皿」


「ありがとうございます」


俺が携帯灰皿を差し出すと女子高校生は、自分の吸い殻を入れた


「私、そろそろ帰りますね」


「そうか、気を付けて帰るんだよ」


「送ってくよとかはないんですね」


「俺は不審者に間違えられたくないのさ」


「・・・それもそうですね」


失礼な奴だなと、俺が考えていると



「また、会えたらいいですね」


「そうだね、縁があったら会えるよ」


「・・・その時はまた、煙草をお願いするかもしれません」


「いいよ、代わりに買うくらい気にしないでよ」


「ありがとうございます、では」


俺は女子高校生の徐々に小さくなる背中を見ながら缶コーヒーを飲み切った









あれから2週間程経ったがあれ以降女子高校生とは会ってはない


まあ、もう会う事は無いだろうと思っていたし特に何も思う事はなく生活していた


今日も煙草が切れそうだったからいつも通りのコンビニに向かっている


女子高校生と会った日から桜の下を見るのが、癖になっている


コンビニの前に着き扉を潜ろうとした時



「あの、私の代わりに煙草買ってくれませんか?」


「飲み物も一緒に買ってきてあげるよ」

恐らく今作品の続きなどを書く事はないと思います

パッと浮かんだネタだったので

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