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月の少女と太陽の少女  作者: 雪麒すく
2-1.あたらしい春
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闇事

久々に有栖視点です正直何考えてたか吹っ飛んでました

宮塚香月さんがバイトで居ると聞き付けファミレスへやって来た僕たち、と言っても今日が宮塚さんのシフトが入ってなかったら無駄足で後日また来なきゃならないけど


「いらっしゃいませ、禁煙席と喫煙席どちらにしましょ…うか?」


一度言い切ろうとして口が止まったけどそれは僕たちが同じ学園の生徒だから思考が止まっただけだと信じたい問題はどこで学園に戻らないのかを言うタイミングなんだけど先に上がって貰うとか?


「禁煙席でお願いします、それから私は筑紫美空と申します、宮塚香月さんですね後ほどお話宜しいでしょうか」


宮塚さんは動揺してるけどそんなのお構い無しに一方的に話し掛ける、それが正しいのかどうかは分からないけど見てる限りは美空さんが焦ってるのは分かる、最初会った時はもう少し無感情な人かと勝手に思い込んでたけど当然人間だもん感情はあるよね

それでもここまで焦ってるのは始めて見た訳で


「学園の方をサボりがちな事?ごめんなさいそれは後で話すので私のシフトが終わるまで寛いでてくれる?」


小声でそう言われ禁煙席の方に案内される、別に学生でタバコを吸わなくても喫煙席でも大丈夫だとは思うけれどなずなはどうもタバコが一番の苦手なもののようでその意思を汲んで結果的に禁煙席になった、僕自身も副流煙が苦手だからそっちの方が有り難かったけど

取り敢えず席に座って何も頼まずに居座るのは厄介になると思いポテトを頼んでおく


「それで宮塚香月は何で学園休んでたんだっけ美空はそこら辺の事情も理解してるっけ?」


「他人の事情をどうこう言うようなのはあまり良くはありませんがここは当人からお話しして頂きましょう?そっちの方が彼女の事情を良く知れますしね」


やって来たのが6時くらいだったから今丁度9時で宮塚さんがバイト終わりなのが見えたからこれで思う存分話を聞けるって事だよね?


「それじゃあ話しますか?と言っても移動はしないし私がバイトの方に打ち込んで学園に滅多に顔を出さない事情はここの人たちに知れてるから秘密って訳でもないし大丈夫なんだけどさぁ」


シフトが終わって場所を変えるのかと思いきやそんな事は無く、店で話すみたい


「それでは単刀直入にお聞きするのですが宮塚さんは何故学園をサボりがちになっていたのでしょうか?」


「ってかさこの話するのに筑紫さんしか要らなくない?後の三人は何なの?」


そこを突かれると何も言えなくなるけど一応クラスメイトで僕たちは宮塚さんを助けようと来たんだけどキッパリ要らないって言われちゃったね


「漫画家よ」


「クラスメイトの同志です、バイトのし過ぎで学園に戻りにくくった宮塚香月さんを手助けしようと集まってくれましたよ」


「っクソが…そう言う事普通バラす?」


見掛けは清楚な女の子なのにやたら口が悪いみたいだけどやっぱり事情があるんだよねそう信じてるよ僕は


「そこまではこちら側でも把握していますがそれに至った理由を聞きたいのですが宜しいでしょうか?」


「借金だよクソ親父のねあいつは遊ぶだけ遊んで何も考えず家族を残してどっかに逃げやがった、妹は中学生だからまだ働けないし母親は病弱だし実質私しか働けないから学園をサボりがちになってた訳よ」


「この光景って詩音の時にも聞いた気がする…このまま行くと美空が動いて」


「それなら肩代わりしましょうか?お世辞にも筑紫にはお金が山程余っていますし肩代わりくらいは楽に出来ますわ」


輝夜の予言通りビンゴ、筑紫家の財力で肩代わりだ、けどこれってもし筑紫家が没落したりしたら美空さんはどうなるんだろう…

そこまで見通してるからこんな大胆な事に踏み切れるんだろうけど


「本当あんたクソみてぇな事してくれんなまぁありがとうなけど母親に説明しといてね私あの人あんまり好きじゃないから」


借金以外にもまだ何か底知れない闇を抱えてるんだろうけど僕たちが口出し出来るような事ではなく静かに見守るしか出来なかった

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