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月の少女と太陽の少女  作者: 雪麒すく
2-1.あたらしい春
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逃げ切れなかった現実

「4月の行事って何かあったかしら?」


本性を曝け出して敵対心剥き出しなんて無くなった京ちゃんが聞くんですけれどあまりにも人が違いすぎてる気がします…


「今月の行事はもう無かった筈ですけど確か来月には体育祭が始まる筈ですよ?ですけれど京さんは動くの苦手そうですしほなどうしたらええんですかねぇ?」


「そうですねまずは体育サボらないで行きますよ京ちゃん、逃げたら怒られるのやっぱりわたしたちなんですから休むなら先に先生に通達しておいてくださいね」


「そ、そうねまぁ優等生である私が授業をサボるなんて有り得ないわ!ドッペルゲンガーか何かじゃないのかしら?怪奇現象よ!」


琴羽さんの痛い娘を見るように優しい目今のところ京ちゃんはその視線に全く気付いて居ない、優等生とは何だったのかと思ったけど京ちゃんは頭が良いだけで所謂可愛いお馬鹿さんなんですよね京ちゃんと話してみて思いました


「ちなみに今日は外周3周すれば後はフリーらしいですよ?どないしますの?」


「無理ね私は体育が嫌いな訳ではないの、何事もダルいと言う訳で体育だけは苦手なのよ…それではさようなら」


京さんのジャージの襟を掴む音、誰が掴んでるんだろうと思いましたけどそもそもわたしと琴羽さん、京さんしか居ませんしわたしでは無く当然ながら琴羽さんで


「京さん?どこ行きますのん?今日という今日は逃がしませんから観念してほな行きましょうか?」


「逃げれないのね、貴女は話がまだ分かると思って居たのだけれど勘違いだったのかしら星花?貴女と私は友達よね?こう言うときに助けてくれるのが」


観念して走った方が色々な意味で楽になれると思うんですよね、まだ京さん本人には行ってませんけどそろそろ体育に参加しないと進級が難しくなるんですよね、これは本当に最後の手段なんですけど


「ねぇ琴羽、貴女見た目とは裏腹に力が強すぎないかしら?どうして人間を片手で引き摺ってけるのかしら」


普通に歩いてましたけどジャージの襟を掴んで片手で平気な顔で歩いてるんですよね、どうやったらあんな細い身体からあんな握力があるんでしょう?

見てる限り白目剥いてるんですけど多分あれで良いんです意識あったらジャージを脱ぎ捨てて逃げ去りそうですし


「ほなグラウンドに着きましたよ、しかし授業までに着いて良かったですねそろそろ京さんは体育出なかったら進級不可能になりそうなところでしたからね」


まだ五月の初めなんですけれどそれでも京さんは出席して居なかったのでこうなったんですよね


「卯月先生、彼女が野城京さんです今回よりちゃんと体育に参加しますので彼女をこれから監視お願いしますわ」


「酷くないかしら?まだ一月経った辺りでもう進級に難が出るなんて…私自身の行動が招いた事でもあるのだけれど」


「はい分かりました、それでは皆さんチャイムが鳴り次第外周を始めてください、3週しさえすれば後は自由ですので」


「ほな走りますか?星花ちゃん、京さん」


チャイムが鳴り授業が始まると同時に走り出します、この学園の体育の授業は滅多な事が無い限りは男女別なんですよね

そっちの方が女子は男子の目を気にせず曝け出せてる気はしますが


「吐きそうなのだけれど…本気で走るのは久々なのよ…気持ち悪いわ」


今は2週目なんですけれど思った以上に体育に馴れてましたサボってたんじゃないんですか?

けれども1周目で本気を出しすぎたみたいで死にかけてますね


「こんなのを毎回するのかしらちょっと予想以上にキツいわよねでもこれをこなさないと進級が出来ないのよ…頑張らなくちゃならないわ」


「はよせんと休憩時間無くなってしまいますよー?お二人とも急いで下さいなー」


何とか3週を乗り越えました、ちなみにですが琴羽さんは私たちが二週目の時にもう休み始めてました、何でも出来るんですか琴羽さん

そろそろ調べないで書いてるから似非関西弁になってきましたね

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