感じ取れたデジャヴ
三学期、冬休みの終わりを迎え次の学年へ進級するための準備をする
と言っても基本的にはテストなんだけどね
ここ最近はそれなりに寒いし学校へ行くのも嫌になるけど冬を乗り切れば春がやって来るんだから数ヵ月の辛抱だよね
「おはよー有栖聞いた?うちのクラスに転入生が来るんだってさしかも可愛い女の子みたいでね」
「おはよう三咲、へぇそれは楽しみだねそれでその事は誰情報?」
どうせ結子さんが言いふらしてるんだろうしそもそもこのパターン前も何回かあったしね
「結子先生だけど?ちょっと職員室の前通ったら転入生の女の子と話してるの聞いちゃってさ何か巫女さんなんだってさ」
物凄いデジャヴ、巫女さんって辺りもかなり引っ掛かるんだけどこの前の初詣の時の巫女さんじゃないよね?あの女の子は見た事が無かったしそうだろうと思うんだけど
「おはようございますー有栖さん、三崎さん、聞きましたか?転入生が来るみたいですよ!」
「おはよう詩音ちゃんもしかしてこの事皆知ってるの?」
「はい?どうでしょう私は遅刻ギリギリで来て教室の方に向かってくる先生と転入生の人を見掛けただけですが」
つまり偶然の産物だよねそれ遅刻しかけてるし凝視する暇があったなら早く教室に入った方が良かったと思うんだけど
「座れ、喜べ、転入生だ入れ」
いつも以上に簡潔にHRを進めて転入生の女の子を呼び寄せた結子さん、ザワつく時間すら与えてないけどこれからの方針なのかただの不機嫌なのか
「相生千紗と申しますです、よろしくお願い致しますです」
やっぱり神社に居た例の女の子で間違い無かった、けどどうしてこんな時期に来たんだろう
「少し野暮用で他の県に数年の間行っておりましたですが住所はここですので皆さんよろしくですー」
何だか不思議な子だなぁ…僕が言ったら洒落にならないんだけどね
「で三学期も宜しくなーじゃ」
本当に簡潔に済ませて結子さんは職員室に戻ってしまった本当に結子さんは何なんだろう
「ったりぃなぁ…教師になりたいから学校見学したいとかそもそもお前卒業生だろうが大体分かるだろうが」
「あ!?嘘だろじゃあ良いよお前に担任押し付けてやるからな!まぁ私も重大な用事が出来て四月からここに居られない訳だしさ引き継ぎだよ引き継ぎ」
「大丈夫大丈夫お前の方が若いから生徒に人気出るってじゃあ切るからな頼むぞー」
「ったく親父の奴急にそんな事になるか?」
後付け感は否めないんですけど許してください




