放たれた事実、にゃん
月側1-4
何とか結子さんは新入生入場までに間に合いました良かったです
「間に合わなかったらあいつに指し示しが付かないわマジで、一応先輩なのに」
誰ですかあいつって…
暫く待機していると
「これより入学式を執り行いたいと思いますそれでは本校校長筑紫椎堂よりご挨拶をいただきます、校長お願いします」
入学式が始まりましたねまずは校長のお話、校長のお話しが終わり次は生徒会の挨拶なんですけれどもむっちゃん知ってたけどむっちゃん、生徒会のむっちゃんはむっちゃんじゃなくて睦実姉さんだからゆるふわな雰囲気は見受けられないんですよねそれでむっちゃんが上がって挨拶してるんですけれどもどう見ても挙動不審でこっちチラチラ見てるんですけど……美貌が台無しになりそうな顔をこっちに向けてくる、仕事しようよ
「以上生徒会の挨拶でした」
最後にやっぱりこっち見て微笑んだんだけどちゃんと仕事しようむっちゃん
「むっちゃんてばやっぱりシスコンだね」
「ごもっともだよ」
確かに今日のむっちゃんはシスコンが加速してる気がする僕が入学するからってのは予想出来てるけれども
教室に戻ってきた僕たちは帰りのHRを始めていた
「はーいてな訳で明日は今話した通りの事をする予定なんでそれまで考えといて下さいねーそいじゃさよならー」
結子さんはこんな人だったそうだった思いっきりちゃんと仕事をこなす仕事人間って感じのイメージがあったけれども終わったらダメになる人だった
「瑠璃宮さん?ちょっと良いかしら?」
僕と三咲が帰ろうとした瞬間後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた
「むっちゃん?どうしたんですか?僕に何か用でもありますか?」
むっちゃんは唸ったように告げました
「私の事は学校ではむっちゃんって呼ばないでね公私混同はしない主義なのよね分かってくれるわよね有栖?」
「了解です睦実姉さん、それで帰るのを見つけて止めたのは用事があってですか?」
「えぇちょっと大切な話をしようと思ってね三咲ちゃんには直接関係の無い話になるけれども三咲ちゃんは聞いていく?それとも先に帰るかしら?」
三咲は多少の時間悩んだ後に直ぐ様
「いえ私も聞いてきます有栖に関わる重要な事なんでしょう?それなら尚更大事だもん絶対聞きます」
「分かったわ二人は生徒会室を知らないだろうから案内するわね着いてきてねはぐれないようにね?」
結子さん関連かな?
生徒会室に案内され中に入ると
「睦実ぃー遅いにゃん!寂しくて死んじゃうところだったんだから!」
「ごめんなさいね優輝ちょっと妹を迎えに言ってたのよ」
「有栖ちゃん!?どこよ!?早く会わせなさいよ!!」
この人はむっちゃんの幼馴染みの飛鳥優輝ちゃん、だったはず
「有栖ちゃん!覚えてるかにゃ?優輝優輝だよ!」
「お、お久しぶりです優輝ちゃん」
「優輝は放っておいて本題に入るけれども有栖、貴女の双子の姉、園原輝夜が恐らくこの学園に居るわ」
「ひでーにゃん!?」
「え、お姉ちゃんがこの学校に?けどそんなの家でも良いんじゃないんですか?喋るのは」
「色々と面倒なのよ例えば園原輝夜に見張られてるかもしれないしねその分生徒会室は部外者は入れないから完全にロック掛けられるものね」
輝夜お姉ちゃんがこの学園に居るってことは…つまりばったり会うって可能性もあるって事、ですよね
何とか日付が変わる前に上げれましたこのペースで行ければ良いんですけどね