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月の少女と太陽の少女  作者: 雪麒すく
5.動かなくちゃならない時
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心の気休め

夕食を食べ終わった僕たちは一日目の目玉とも言える肝試しの為に外へと集まっていた

「じゃあ1組からクジ引いてけよー」

そう言ってダルそうに箱を持ってる結子さん、曰く他の先生方は子供のお遊びに付き合ってられないから監視も兼ねて結子さんを送ったらしいけど


一通りクジを引き終わり結子さんが肝試しの説明を始めた

「同じ番号の奴と組んでゴール地点まで歩くんだけどさ誰だよこんな企画考えた奴は面倒っちいなぁ」

あたかも眠そうな表情で話してるけど基本的に結子さんって人は例外が無い限りは22時までには寝てしまう人であって20時だからまだ大丈夫だとは思うんだけれど


「なぁ有栖、有栖ってば引いた番号は何番だったか教えてくれないか?ほら一緒だったら良いなってな」

やけに震えた声、何かに怯えてるの?

「僕は2番だけど海斗はどうだったの?」

魂が抜けたような死んだかのような声で海斗は喋りだした

「5番だな、うん、まぁ人生楽に行かないよな知ってたぞ…

誰か2番の奴は居るか!?お願いだ俺のクジと交換してくれ!」

大きな声を張り上げて叫びだした海斗、だけれどその応答に反応した人は誰かと言うと

「私だ残念だったね海斗君?」

「何かやけにわざとらしい演技で出てきたね三咲」

「お前かよ三咲、まぁ良いや三咲お前なら分かってくれるだろ?裏取引だそのクジを交換してくれ頼むから」

「私に特は無いのよ交渉決裂ね海斗!」

海斗が項垂れて結局地面とお友だちにそこまで悔しいものなのかな?


2番と言うことで最初も最初なのですぐ僕と三咲の番が来て暗い森の中を歩きだした

「有栖ってばさ最近私と関わってくれてなくない?そりゃあ孤児院の時の友達に会ってそっちを優先しちゃうのも分かるけど私の事も忘れないで欲しいな」

「んーけどそうだよね最近雪乃やなずなと再開して浮かれてて三咲の事ほっといたりした事が多かったもんね…」

三咲は言い難そうに何か言いたそうにしてるんだけど聞くべき?

「三咲何か言いたい事無いの?さっきから言いたそうにしてるんだけど…」

「吹っ切れちゃおうか、私にとって有栖は大切な親友だし独占もしたいとは思ってる、有栖の心情もそれなりには自称親友だし分かってるつもりだけどさ何か有栖だけで抱えきれない事がもし会ったなら迷わずに相談してよね…」

「そっかありがとうね三咲」

あれやこれや話してた間にゴール地点に辿り着いてしまったんだけどお化け役の人なんて居たっけ?


「まさか5番があんただったとは思わなかったよ、あれだろ有栖の孤児院の友達」

「浅葱なずなよお前って呼ぶの止めて欲しいわね…そうねけど貴方も有栖の幼馴染みなんでしょう?ある事無い事言いふらして頂戴ね」

「何だよ、何で強気に言ったのに俺の腕を掴んでる…あぁ脅かし役の奴だなありゃあよ対して怖くないだろ」

「敢えて言うならば過去のトラウマかしらね、気絶しても連れててって欲しいものね…」


後一話位で宿泊研修編終わらせたいです(終わらせるとは言っていない)

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