実姉と義姉
太陽側1-3
やって来ました5組の教室前なんだけどさてと入っちゃおうか?
「輝夜、見たところですと中学からの知り合いが居ないですわねこれは輝夜の本領発揮では?」
多分こいつの言ってる本領発揮ってのはあたしが基本的に自分で言うのも何だけれども社交的で誰とでも友達になれる事を指してるんだろうと思うていうか嘘でしょうに、なんで同中一人も居ないのよ他のクラスにでも固まったのかしら
「勿論よ誰とでも仲良くなってあげるっての」
何で笑ってんのよ
「流石輝夜ですわねこの際学級委員長でもしては如何?中学の頃は一度もしていなかったでしょう?恐らく輝夜ならば信頼も得れますしおすすめしますの」
どうするかよねあたしは別に引き受けても構わないけども有栖を一日中いち早く探したいしねぇそこ一番の問題よ
「ほらそこの二人教室に入りなさいな初日から遅刻扱いよ?」
あたしたちが駄弁ってるのに割り込んできた声は女性の声誰だよと思い振り返ると
「ほらほら早く入っちゃいなさいな」
髪を束ねたスーツ姿の女性多分あたしたちのクラスの担任の先生だろう
「すみません今入ります」
「失礼しました今すぐ入りますわ」
謝罪しながら教室へ入るあたしたちそんな事が教室前で起こっていたとも知らずに他のクラスメイト達は騒いでいた
「静かにしてください皆さんこれから1年皆さんの担任を勤めさせていただきます椎名卯月と申します1年どうかよろしくお願いいたしますそれではこれより1年5組のHRを始めたいと思いますがよろしいでしょうか?」
騒いでいた連中が静かになり始める
美人だけどそういう圧があってあまり逆らえなさそういやあたしは優等生演じるから極力従うつもりだけどね
「では以上でHRを終わりたいと思います次は9時30分より入学式ですのでそれまで自由にしたいと思いますそれでは」
そう言って彼女は教室から出ていった
「凄い女性でしたわね何と言いましょうか冗談が通じなさそうなお方ではありましたわねですけれどもチャラチャラしてる方よりは楽ですし良さそうですわね」
そんなこんなで椎名先生の事について駄弁ってると時間だ
あたしたちは先生に誘導され体育館へ移動したしてから暫くすると入学式が始まった
有栖は2組だから銀髪を探さないとね、多分あたしが目線がウロチョロしてる落ち着きない生徒だと思い込んだのだろう椎名先生が注意を促してくる けどそうだね優等生演じるならこれも大切だけど有栖はさっき美空が言ってた通り帰りにでも探しましょうかそう気持ちを切り替えあたしは話に耳を向ける
校長の挨拶が終わり次は生徒会の挨拶
「ねぇねぇ輝夜お父様見ていらして?格好良かったでしょう?」
ファザコンかよやっぱりこいつヤバイな
「はいはいあんたのパパ様イケメンね」
事実そうなのだから仕方ない
「生徒会の瑠璃宮睦実と申します、新入生の皆さんご入学おめでとうございます……色々な事が起こると思いますが短い学生生活ですので楽しんでくださいそれでは短い挨拶ですがお時間の関係で切らせていただきます、以上生徒会の挨拶でした」
瑠璃宮?あの人瑠璃宮って言わなかった?そっかあの人有栖のお姉さんかそう考えるとあの人に接触した方が早いのかもしれないわよね、そうと決まれば
「これで新入生入学式を終わります新入生は教室へ戻ってください」
そんなこんなで考えてる内に入学式が終わってしまったのだった
「よっしゃ美空!生徒会室に乗り込むわよ!瑠璃宮睦実から有栖の居場所やら何やらを聞き出さないとじゃない!」
そんなあたしのテンションについていけなくなったのか或いは眠いのか美空は
「そうですわね良いと思いますのよ」
「眠いなら帰ったらどうよあんた眠かったら適当に済まそうとするでしょう」
「はぁ分かりましたわ生徒会室で良いのですわよね?行き先は」
「ほら行くわよ!」
あたしは扉に触れるそして扉を開けたそこに居たのは目的の瑠璃宮睦実と……
何とか深夜に書けましたこれから深夜1日中1の一日二本体制を目指そうと思います(実行するとは言っていない)
ちなみに有栖、輝夜の声は個人的なイメージですとナンス、夏川椎菜さん辺りでイメージして作ってます有栖はミリオンのスイッチOFF杏奈、輝夜ははいふりのミケちゃん、ON杏奈辺りですん双子だし二役してる声優さんとか考えたらナンスに辿り着く謎回路ェ