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月の少女と太陽の少女  作者: 雪麒すく
3.学園祭のはじまり
48/209

探求、文学少女

「らっしゃーせー」

ウチは誰から見ても覇気がないような声で応対する

ウチがしてるのは本屋のバイトっすね、いやさ自分の好きな物が売ってる場所で働くってのが良いと思うんすよねウチ的にまだ就職はおろか卒業もしてないからあれだけど


今は平日な昼な訳でウチは一応高校生

どういう訳か分かる?

ご名答の通りサボりっすね

二年生に進級はしたものの一学期からいきなりサボってバイト入れすぎて今は進級が危ぶまれてるって訳なのよ

したい事が分からないし見つからない

一応来店されるお客様がどんな趣味をしてるかの悪趣味とか?レジから売り場を見渡すこれまた悪趣味な人間観察も趣味っちゃ趣味なんすけどそれとこれは違うもんね

ウチの家は経済難な家庭に当たる訳でもないしそれなりに裕福な家庭だとは実感してる、そんな恵まれた家庭で甘やかされて暮らしてるだけではしたい事なんて見つかる訳がない

そう思いウチは高校デビューで汚い金髪に染めてバイトで経験を積もうとした訳ね


「らっしゃーせー」

刹那、何かデジャヴを感じた

入り口に目を向けたその先には言うとウチの通う学園の先生、瑠璃宮結子

白昼堂々教師が遊んでて良いんすかね?

それを言っちゃったらウチもウチでそこを突かれるんだけどさ

隣に侍らせてるのは銀髪碧眼の外国人、本当この先生何なんすか

「不登校を繰り返して終いにゃバイト狂いか」

「いらっしゃいませ、瑠璃宮先生、したい事が見つからないんでしょうがないっすよ」

本音に決まってる嘘吐いたところで何も変わりはしないし

「バイトやめて学校来れるなら来いよな、いや違うなやめなくても良いけど来る気があるなら、な」

単純にこの人がウチの事を心配してるのは分かるし、今になって頭を巡らせればもし学園を追い出されたらそれこそ中卒ニートっすよね

せめて高卒の方が良い仕事出来るってのは知ってるし追い出されるのはヤバい

口が勝手に喋り始めた、ウチこれ自分自身をコントロール出来てねぇなぁ


「分かりました先生、バイトは区切りをつけてちゃんと学園に戻ります」

嘘じゃない、嘘じゃないけどウチはここまで誠実な人間じゃないし汚い人間なんだし、けれどもそうも外面でやけに猫を被る癖があるみたいっすね

「了解、頑張れよなーユメ」

「あざーっす」


紹介がかなり遅れたけどウチは島崎広夢

取り敢えずは学園でしたい事を探すそれが今の目標っすかね?

度々新しくキャラ作ってて自分でもたまにキャパ容量オーバーする事はあったり

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