師匠への反逆
東城先輩による俺達への指導(意味深)が始まったのだったのだが
「んーちょいソースの量が多すぎるかなぁ?適度ってものを考えようね?」
「だめ、てんでだめだね、料理作りたくないなら別に作らないで座ってても良いんだよ?やる気無いでしょ君ねぇ」
全くと言って良いほどに料理が出来ない俺達を東城先輩の厳しい言葉が襲う、いや違うなと言うか俺達は東城先輩に反論したいのだが東城先輩はやはり女子とでも言うべきか「ダルい」、「めんどくさい」ばっかり言いながらプロの手付きで料理を作っているのである
料理を作れる女性と言うのは俺的に高評価なのだがせめて黙って作って欲しかった
俺的に女子のイメージぶち壊れであるのだが
「あのさぁ、浅海くんねぇ多分君が女の子に清楚なイメージ抱いてるとは思うけどさぁどこもかしこもこんなもんだよぉ?私があんまり人付き合いしないから私基準だけどね」
「はぁ、けど料理作れるし先輩可愛いじゃないですか」
多分東城先輩にはお世辞に取られるとは思うが思ったままの事を伝えてみる、ぶっちゃけ性格抜きだと割りと俺の恋愛圏内なのである
「可愛いかなぁ?まぁどうもぉお世辞だとは思うけれど好意的に受け取っておくね」
「東城先輩何でこんな所歩いてたんですか?二年生の教室って反対側ですよね?」
「あーそうだねぇ言ってなかったっけ私ねぇ図書委員なんだよねぇそれでお仕事しててさぁ眠くて眠くてねぇそれで良い臭いがしたから辿ってみたら調理室だったって訳だねぇ」
この人図書委員なのかこんな眠そうで仕事サボってそうな顔してか?他の奴に迷惑掛けてそうだな俺達にダメ出しして来る辺り多分妥当だろう
「あー?もしかして私の事甘く見てるでしょ?君ねぇ、ダメなんだよぉ?人を見掛けで判断したら、浅海くん何か女たらしっぽいし池沼の女に引っ掛からないように覚えておくと良いと思うよぉ」
池沼はお前だろうとは言いたいが相手は仮にも先輩言えないのが現状である何より先輩だしな
と言うか今気付いたのだが俺と他愛ない会話をしながら料理を作っていたのであるしかも綺麗に駄目だな師匠と呼ぶ以外あり得ないな
「男子諸君!集合しろ!東城師匠の焼きそばの完成だ!」
何だその満更でも無いような顔
「師匠の私に掛かればこんな簡単な料理話ながらでも作れるんだよぉ?みんなは作れないよねぇ?」
無自覚なのかわざとらしくなのかは俺には読めないが他の奴等を煽っていく
思った通りだざわざわし始めた
「ふざけるな!俺達でもこれくらい本気でやれば作れる!」
「そうだそうだ!小さい癖に先輩風吹かせやがって!必ず料理を作れるようになってやるからな!覚えてろ!」
負け犬かお前らは、おや師匠が引き攣ってるな多分年下に小さい小さい言われたからだろうそれがコンプレックスなのだと俺は直感的に感じてしまった
「聞いてればさぁ君達作れもしないのにあたかも自分達は出来るみたいに大口を叩くなよ?私は君達に好意を持って監督をしてやってるんだもう少し頭を働かせろよ鳥頭か?人間だろ?脳があるんだろ君達はさぁならその脳を働かせろよ出来ないなら出来るまでやるしか無いだろそれ以外に無いだろ、ゲームではあるまいし、ほら皆調理に戻ろうな」
怖いな東城師匠、やっぱりとは思ってたがちゃんとやると別人しか見えんな二重人格ではなく眠そうなあれが多分完全に起きてないんだと思うが
だがその言葉を聞かされて恐らく俺達にはやる気が出てきた
メイド服を絶対に見る事、そして師匠に仕返しを実行する事だ
俺達はそれを絶対に果たさなければならないのだ絶対にな
書いてたら書いてたで変なテンションになったんですけどまぁ大丈夫大丈夫




