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月の少女と太陽の少女  作者: 雪麒すく
2.学園に潜む問題達
28/209

不真面目委員長の呼び出し

「遅かったけど何かあったのかしら瑠璃宮さん?」


図書室へ辿り着いた僕を出迎えてくれたのはと言うと僕と同じ図書委員であり副委員長の安西美月さん

いつの間にか僕は図書委員に任命されてたんですけど何でだろう


「ううん、ちょっと知り合いと会って少し話し込んでたんだよね、それで少し遅くなっちゃってごめんね安西さん」

「大丈夫よまだ委員長も来てないからセーフだと思うわ」

「そう?なら良かった」

誰かが扉を開いた

誰かと思えば茶髪でふわふわしてる髪の制服の上からパーカーを着崩した女の子が図書室へ入ってきた

「ふぁぁ…おっはよぉう、安西ちゃん、有栖ちゃん…今日は眠いねぇ」

この眠そうにしてる女の子は東城明乃先輩、図書委員の委員長を務めている人でもありそして僕をいつの間にか副委員長に任命した人物でもある。だったはず詳しく知らなくて図書委員がある事を知らなくて安西さんから伝えられた位だからね

「はじめまして東城先輩、瑠璃宮有栖です、副委員長をする事になったそうなので宜しくお願いします」

挨拶は基本だもんね

「えぇー?有栖ちゃん私の事は明乃って呼び捨てでいいよぉ?むしろ明乃って呼んで欲しいなぁ…」

「分かりましたよ明乃先輩」

ニコニコ笑ってるしどうやらご満悦そうだし良かった良かった

ってそんな場合じゃなくてどうして僕を任命したのかを聞かないと

「明乃先輩、一つ聞いても良いですか?どうして僕を副委員長に選んだんですか?他にも先輩が居たでしょうに」

「んーそうだねぇーえーとぉ安西ちゃんに聞いたらぁ?銀髪碧眼のお姫様みたいな娘って聞いたからぁ副委員長にしたいなぁって?ダメだったかなぁ?」

「い、いえ別にしない理由も無いので副委員長は引き受けさせてもらいますけど…そんな理由ですか?」

「そうだねぇ」

この人すごくふわふわしてて話が上手く通じなさそうじゃないですかね?

「あーえーとぉ?今日ねぇ有栖ちゃんを呼んだのはぁ有栖ちゃんに会いたかったからなのぉ!」

凄い安西さんが魂の抜けたような表情になってる、確かにこんな事で駆り出された安西さんはポカーンってなりますよね

「そんな事で私を中継役にして彼女を呼んだんですか?」

「えぇー?ダメだったかなぁ?ごめんねぇ安西ちゃん」

「うっ…いえ別に怒ってる訳ではありませんがどこか腑に落ちないと言いますかいえ何でもないですすみません忘れてください!」

多分安西さんも薄々感じてはいるんだろうけど明乃先輩のこのふわふわしてるオーラで怒ろうにも怒る事が出来ないんだと思う

「もう二人とも教室に行っても良いよぉ?そうだぁ有栖ちゃんさぁ今度私と会ったらぎゅーってさせてねぇ?約束だよぉ!」

僕はどうもこう言う系の人の押しに弱いみたいですね

「はい、まぁ分かりました、次会ったらですね覚えておきます、それでは失礼しました

安西さん教室行こう?」

安西さんは鞄を取って

「失礼しました」


「あれけど何で明乃先輩も教室に行かなかったんだろう?サボりとかなのかな?」

そこまで仲は良くないと言うより事務的な会話しかしないけど仲良くなろうかなって話題を持ち掛ける

「彼女は二学年の成績上位者で確か先生にテストで10位以内に必ず入る代わりに学業を免除してくれみたいな事を言ったはずよ」

「嘘でしょ?あんな不真面目そうな人が頭良いの?」

「人は見かけによらず

良く言うでしょ?そう言う事ね」


人は見かけによらず、僕はそんな事を教わったのだった

まだレズは出さないつもりなんですよ

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