説得、動き出す少女
久し振りに1日2話更新となります
僕達はむっちゃんのクラスへと来ていた
薄々分かってるとは思うんですけど輝夜の無茶ぶりを通すためですね無茶なのは承知ですけどね
「ねぇ睦実お願いがあるんだけど?」
「…珍しいわね有栖じゃなくて輝夜が私に自分から話し掛けて来るだなんて気でも狂ったのかしら?」
無意識に煽りますねむっちゃんってば
「あのむっちゃん話だけでも聞いてもらって良いですか?」
「有栖のお願いなら何でも聞いちゃうわ!」
そしてこの態度である。いいえ僕にはいつもやけに甘々なのがむっちゃんなんですけどね
「っ、こいつ人が下手に出たのを無視するか、有栖お願いしてよ」
「うん分かったよ輝夜、それでねむっちゃんってば生徒会でしょ?生徒会会長の宗像先輩に詩音ちゃんと仲直りして貰いたいから暇のある日を聞いておいてくれる?良いかな?むっちゃん」
数秒間むっちゃんは思考に走っていたもこっちの世界に戻って来て
「ふぅん?真咲の妹と知り合ったの?」
「誰かさんが弁当作れなかったお陰で知ったのよ、元はと言えば弁当作れなかったか睦実が原因でもあるでしょうが!?」
「やめなよ輝夜、むっちゃんは生徒会で忙しいんだしそれに詩音ちゃんと出会えて悪かった訳でも無いでしょ?」
「まぁそれはそれだけどさぁ取り敢えず睦実あんた会長にはなしておいてよねじゃあね」
そう言って輝夜は先に出ていってしまった
「あのごめんねむっちゃん、むっちゃんさえ良ければお願いします、それでは」
確か私が聞いた話だと真咲は詩音ちゃんが大好きでそのすれ違いで家出してしまった詩音ちゃんを何時でも出迎えられるように真咲はアイドルをしてそれなりに収入を得ている、それは聞いた事があるけれど少なくとも生徒会会長とアイドルの二足のわらじとでも言うべき状態の真咲に妹の事を話したらどうなるか。よね
「んー?何か考え事しとるみたいやけどどうしたんよ睦実?ウチで良ければ相談に乗るけど?」
そう考えていると目線前に罪人真咲が
いや流石に直であんた妹と会って話なさい!とか言えないでしょう分かるわ言える訳無いってのよ
ちょっと探ってみましょうか
「真咲、あんたってばいつもその似非関西弁の癖に真剣な事になると冷徹な軍人みたいな口調になるけど何でなの?」
「あーそんなん聞きたかったん?まぁええわ教えたげる、詩音が家出した後関西の方に数年間住んでたんけども多分それの影響やないかな?そんでな後者の口調はウチの素でなあんま出さないようにしとるんよ何でも怖いって好評でな」
仕方無い押しきっちゃいますかこの際だけれどね
「詩音ちゃんがあんたと仲直りしたいって言ってるわよ?あんたも忙しいのは百も承知だけどね行ってあげたらどうなのよあんたの唯一の肉親でしょ?」
兄弟が居るとはいえ実質肉親など居ない私にとっては分からない話だけど助けてあげないと仮にもこいつは高校からの付き合いとはいえ親友なんだから
「真咲ちゃん、妹さんと話してあげたら?そう言う大事な事は逃げてたら始まらないと思うから」
聞いた事の無い声で誰かと思って見渡してみると転入生の朝桐さん何で彼女が?そう思うと
「桃花?まさか私に学園で干渉して来るとは…」
「だって口出したかったんだもん私も約束を済まさないとならないし」
「ふーん、まぁありがとうな桃花、睦実も話切り出してくれてありがとうなきっちり一週間後の6月1日だって伝えといてな?」
考えたらすぐ分かったけどどうやら朝桐さんと真咲は同じアイドルユニットのメンバーだったっぽい通りで仲が良い事で
「成る程?詩音さんにやっと接触する様ですね今更とは言え、学費の面なら彼女に切り出しておいてあげます、感謝して下さいよ睦実さん?」




