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月の少女と太陽の少女  作者: 雪麒すく
1.姉と妹の邂逅
11/209

決戦前の戯言

むっちゃんから日程を伝えられて多少のワクワクと不安を抱えて迎えた日曜日僕とむっちゃんは約束した待ち合わせ場所である街のデパートへ向かっていた


「ねぇむっちゃんそのさ輝夜って本当に今日待ち合わせ場所に来ると思う?」


試しに聞いてみるけどどう返ってくるかな


「どうせ園原輝夜は来るわよ?だってそりゃあ生き別れの妹と再開なんて一大イベントあっちも放っておけないでしょうしね?どうせもう待ち構えてるか時間丁度に来るかよね


「そうなんだ、けど僕ちょっと会うの怖いかも何年も会ってなかった血縁のお姉ちゃんだしあっちがどう思ってるかもあるしね」


正直本当に僕は輝夜と会うのに恐怖感を抱いているのかもしれない

親と死別したあの日から僕は僕の事を遠回しにする親戚達から孤児院に入れられた、親が居ないから孤児院に入れられたのは分かるけど流石に親が居ないのに育ててやろうとは思わなかったんですかねそんな慈悲もない親戚と言うことは知っていたけども

輝夜は黒髪だから誤魔化せたけど僕は流石に銀髪だから生き別れたんだよね


「あっははははどうよ目的の時間に遅れるようなあたしじゃあ無いのよそもそも約束は守るし有栖に会いたいしあたしってばもしかして興奮してるの!?」


あたしはそんな気持ち悪すぎる事をいつの間にか口走っていたいやマジで人目から見たら気持ち悪いとか言うレベルじゃないわよ


「気持ち悪いですわ」


「ほらモデルみたいな金髪のお嬢様から1気持ち悪い頂きましたぁ、って美空かよあんた何してるのよストーカー始めちゃったの?」

あたしの数少ない心からの友達美空である


「別に?ちょっと結果が気になって眠れなかったので張り込んで結果を傍聴しようとしただけですけれども?」


それストーカーなんですけど


「あっちから見えないようにしなさいよね見られたら見られたらで面倒な事になるんだから」


「当然ですわよ?この私が失敗するとでもお思いで?と言うか黒服が隠れてますわ?証拠隠滅お手のものでしてよ」


「あーもしかしてあの銀髪の遠目からでも分かる可愛い美少女は有栖なのでは?」


「ぶっちゃけ銀髪と言う要点は分かってるなら瑠璃宮睦実に接触しなくても自力で探し出せた筈では無いのかしら?」


「美空?あんたってばやっぱりバカね、あいつに大いなる絶望を見せてあげることに意味があるんでしょうが?それが楽しみでしょう」


「はぁやけに嫌ってますわね同族嫌悪か何かかしら」


正解よボケ、どうもあいつとは合いそうにもないし


「あたしと同じシスコンの臭いがするのよ瑠璃宮睦実からは同じ妹を愛する姉もといシスコンは一人で良いのよ」


「暴論ですわ」


そして約束の時間輝夜と睦実の邂逅、妹を巡る殴り合いが有栖を挟んで開幕しようとしていたのだった

※最初の表記が無いのは仕様です


(今回から姉と妹邂逅編()の開始です)

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