036-役立たず?
奴隷商でも 役立たずな者として処分される予定の人達の中で
自力で生きるために努力を惜しまずガンバルと言った者たちだけを
俺は買い取って屋敷に連れ帰ってきたが
今回買い取った12人全員が生き残れるかは今後次第だな
彼らの体を洗い終えたみたいで
風呂場から食堂へとやってきたようだ
「綺麗になったな 腹がすいているだろうから」
「食事を各自取りに行って準備が出来たら空いてる席に座ってくれ」
アウラ達がつきそい食事を各自器に載せ席に戻ってきた
「全員そろったな さ~食べてくれ」
「いただきます」
「ご主人様は食事はしないのですか?」
「そおだな 俺は今はまだいいかな」
「俺の事は気にせず 好きなだけ食べてくれ」
「はい ありがとうございます」
ちょっと状況確認しとくか
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ロン 竜人 ♂ 《18才 》
【称号】 奴隷
【戦闘力】 Cp1,940《E+1》
【スキル】0 《竜術》
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ブブ 獣人 ♂ 《19才 》
【称号】 奴隷
【戦闘力】 Cp1,520
【スキル】0
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ダグ 獣人 ♂ 《18才 》
【称号】 奴隷
【戦闘力】 Cp1,440
【スキル】0
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アン 竜人 ♀ 《19才 》
【称号】 奴隷
【戦闘力】 Cp1,990《E+1》
【スキル】0 《竜術》
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リン 竜人 ♀ 《18才 》
【称号】 奴隷
【戦闘力】 Cp1,940《E+1》
【スキル】0 《竜術》
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ラン 竜人 ♀ 《17才 》
【称号】 奴隷
【戦闘力】 Cp1,840《E+1》
【スキル】0 《竜術》
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メグ 獣人 ♀ 《18才 》
【称号】 奴隷
【戦闘力】 Cp1,440
【スキル】0
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ほかの獣人も同じみたいだな
チラ 獣人 ♀ 《20才 》 Cp1,520
ケミ 獣人 ♀ 《19才 》 Cp1,450
フィー 獣人 ♀ 《15才 》 Cp1,200
チー 獣人 ♀ 《14才 》 Cp1,120
イー 獣人 ♀ 《13才 》 Cp1,040
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「シュン君彼らの部屋ですがこの屋敷の裏の別宅を使用してもらおうと思いますがどおですかね?」
「任せますよ 雨風がしのげる部屋なら問題ないんでは?」
「シュン あんたいくら彼らの主人になったとはいえ その言い方はひどいんじゃない?」
「いえ 私達はそれでかまいません こんな豪華な食事までいただいて・・・・」
「シュン君は彼らをこれからどうやって鍛え上げる予定なの?」
「そおなんですよね そこなんですよね いま僕が悩んでるのは・・・・」
「生活は あの奴隷商の檻からしたら何処に住んでも問題ないと思うのであまり贅沢な環境にならなければ問題ないと思ってますし」
「食事は 自分達と同じ物を食べてもらうつもりでいます ちょっと贅沢な気もしますが 食事はしっかり取って体を作り上げてもらいたいので・・・」
「精神面は 僕が主人となった事で鍛えられるとは思うのですが」
「実戦を早々に鍛えたいのですが どおしようかと思案中てとこですね」
「その他 集団行動とかはここで生活していたら身につくでしょうし」
「僕が高望みしすぎなのかもしれませんが・・・・」
「シュン坊~ その者達12人とニーナ達3人それとパル達の3人」
「10日間 わらわにあずけてみる気はないか?」
「ドルシャさん彼らに何をするつもりですか?」
「わらわが 10日間みっちり鍛えてやろうかと思っての」
「シュンさん それはちょっと」
「ドルシャ様の鍛錬を請けるのはちょっと・・・・・」
「ドギー なぜ わらわが彼らの鍛錬をするのをこばむのじゃ」
「・・・・・・・・・・・・・」
「ドギーさん 確かにそおかもしれませんね」
「彼らがいきなりドルシャの鍛錬を受けたら1日も持たないかもしれませんね」
「なぜじゃ? シュンお前も わらわには任せる事はできぬと申すか」
「そおですね 試しに明日お願いしてみますか ですが僕が中止と言ったらそこで終ってくださいね」
「わかった なら 明日から鍛錬開始とするか 楽しみじゃの~オ~ホッホッホ♪」
ドルシャさんは 話が終ると笑顔で食堂から自室へと戻っていった
「シュン 大丈夫なの?」
「みんな 死んじゃうんじゃない?」
「え・・・・・ドルシャさんてどんな方なのですか?」
「アウラ 変なこと言うなよみんな顔が青ざめてるじゃないか」「(´へ`;
「だって ドギーさんも止めた方がいいて言ってたじゃん!」
「確かにそお言ってたが死ぬ事はないと思うぞ・・・・・」(?_?)
「ご主人様 不安な顔をされてるのは?」
「いや死ぬ事は無いと思うが お前達のやる気が消えると困るからな・・・・」
「みんな食事は終ったみたいだな 容器をかたずけたら 裏庭に来る様に」
「俺は 先に行ってるから」
来たよおだな・・・・・
模擬戦用の武器と防具を出しておくか 『ドサドサ・・』
「各自 装備をつけてくれ」
竜人の男の子と女の子4人にはステラが着けかた等を教えてるな
獣人の男の子2人にはガウが教えてるのか
残りの獣人の女の子6人にはアウラ・ミュー・ミミル達が・・・・
ニーナ達とパル達は自分達で問題ないみたいだな
「シュン 準備出来たよ」
「全員ここの裏庭の外周を10週走ってみて」
「ただし 一番最後になった者はあと一週追加な」
「では始めるぞ よーいスタート・・・走れ!」
パル達が先頭で走ってるなニーナ達もそれにつづいてるか
残りの12人はだいぶ離されてるな
あと5週だな・・・・
「ラスト5週だ 全力で走れ! 余力を残して走ってる者は追加するからな!」
お~ニーナ達が少し本気で走り始めたな・・・・・
ニーナ達が10週走り終え パル達が半周ほど遅れゴールし
12人は1週以上差がつくもほとんど同時にゴールした
「おまえたち 12人は追加だな 全力で1週してこい最後になった者はさらに追加な!」
「走れ!」
「シュン ちょっと最初からやりすぎじゃない?」
「アウラ わるいがしばらく無視させてもらうぞ」
「・・・・・・・・・」
やはり 差をつけようとしないのか・・・・・・
「貴様ら! 本気で走れ!」
ステラも見かねたよおだな
まだ差がないな・・・・・・・・・・・・・・
「ゼェ~ゼェ~」「ハァ~は~」「ゼェ~ゼェ~ハァ~ハァ~・・・
最後にゴールしたのは獣人の女の子で イー か・・・
ゴールを通過して走って行ったな4分の1ほど走ったあたりで
「全員立て! いまから1週追加で全員走れ」
「最後になった者は追加走行だ! スタート・・・走れ!」
さ~今度はどおなるかな・・・・・
「シュン あんたやっぱ いけず だね・・・・」
「アウラ そお言うな・・・・・」
「ニーナ・パル達6人がゴールして」
「しばらく遅れて9人がゴールそのすぐ後に イーがゴールし」
「そのあと フィーとチーが争う感じでゴールした」
フィーとチーが俺の顔をみているなどっちが追加か聞きたいのだろう
「さー追加だ ニーナ・パル達6人とイー・フィー・チー以外全員走れ!」
「スタート 走れ!」
「え?? 何で私達が・・・・」
「貴様ら シュンがお前達に走れと言ったんだ さっさと全力ではしらんか!」
ステラがものすごい顔でみんなに命令してるな・・・・
「最後になった者は追加で1週な スタート 走れ!」
今度は本気で走る気になったのか竜人の4人が先頭グループになり
獣人の5人が競い合ってるな
ブブ・ダグ・メグがほぼ同時にラストでゴールを通過し
ブブとダグは俺も見る形で速度を落としたが メグはそのまま走り
あと一週追加で走るみたいだな
ブブとダグはそれを確認すると走るのをやめた・・・・・
メグが戻ってきたな
「ゼェ~ゼェ~」「ハァ~は~」「ゼェ~ゼェ~ハァ~ハァ~・・・」
「メグ よくやった!」
ステラがメグを褒めてはげましてるな
「みんな 今回 走ってみた感想はどおだ?」
「俺達に 感じたことや お前達に感じた事とかなんでもいいから言ってみてくれ」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「そおか 何も感じなかったのか誰も何も言わないが?」
ニーナが手を上げた
「ニーナ言ってみてくれ」
「今回走ってみて 自分が思ってるより体力があることが分かった」
「パルさん達に勝てると思ってなかったのに勝てたからかな?」
「はい そおです・・・・」
「そおだな 以前はパルさん達がニーナ達より勝っていたならそう思っていても仕方ないかもな だが今ではニーナ達の方が体力はあるみたいだな」
「ほかの者は?」
このあと パル達も自分達が今回感じた事などを話してくれたが
奴隷の子供達は 自分から発言しようとしないので
「これは こまったな?」
「俺は あやまちを犯してしまったかな?」
「頑張ると言う言葉だけの者達に救いの手を出してしまったみたいだな・・・・・」
「あ・・・・・その・・・・」
「メグ どおした?」
「いや なにを言っていいのか分からなくて・・・・・」
「じゃ~ そお言ったら言いだけの事だよ」
「メグ お前さっき 追加で1人で一周したが どおして走った?」
「それは 私が一番最後だったと思いましたので・・・・・」
「そおだな 最後だったな」
「なぜ最後だったら 他の者より多く走らせるのかそれはわかるか?」
「お前が 感じたままに言ってみてくれ」
「それは 一番遅かった罰としてもい1周するのだと・・・・・」
「そおだな ま~罰として走らされると思って走ったなら合格点はやれないが お前の行動には感じるものがあったよ」
「なぜ一番遅いものに 他の者より多く走らせたか それはニーナがさっき言ってた事だよ」
「劣っていても頑張れば少しずつでも強くなるし 強いからと言って怠けていると劣っているとバカにしてた者に追い越されるそれが現実なんだよ」
「だから ここに居る者達は毎朝練習を行ってるんだ」
「今日このことを理解してもらえない状態で明日ドルシャさんの指導を受けたら尚理解出来ないかもしれないと思って今日はこおして体験してもらったんだ」
「この先 やっていけそおかな?」
「もし ダメダ自分には無理だと思ったら言ってくれ」
「その時は 解放するなり考えるよ・・・・・」
「どこまで 頑張れるか わかりませんが 私はこのままお願いします」
「メグ君がもっと強くなりたいと頑張るなら僕は応援する ただキツイ練習も多いことだけは覚悟しといてくれ!」
「はい!」
「ほかの者もそお思っておいてくれ!」
この後は アウラ達の模擬戦を見せることにした・・・・
「模擬戦 はじめ!」
ドッ! ピューン・・・・・スタタタッタ・・・・
シュッー!キン!・・・バシッ!
スタタタッタ・・・・・キン!バシッ!・・・スタタタッタ・・・
シュッー!キン!・・・バシッ!
目にも止まらぬ速さの剣技で模擬戦を行う彼らを見て
子供達の目がキラキラと輝きあこがれのスターを見る感じで観戦している
「どおだった?先輩達の模擬戦を見た感想は」
「みなさん すごいです 私達もいつかは あんな動きが出来る様になるのかな」
「そおだな 君達の努力しだいでは 彼女たちより強くなれるかもしれないぞ」
「本当に・・・・・」゜+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜
「ま~ 明日からのドルシャさんの訓練をどこまで耐え抜けるかという問題もあるが がんばってくれ」
こおして初めての鍛錬が おわるのであった・・・・・・・・




